樋口美沙緒さんのレビュー一覧

愛の在り処に誓え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

もやもや…です

虫嫌いの私でも「ムシシリーズ」を読んで少し虫にも興味をもつようになったくらいに大好きなシリーズなのですが、この作品はちょっと〈もやもや〉が残りました。
なのでこの作品が大好きという方は読後感のよくないレビューになると思いますので、ごめんなさい、スルーしてください。

前作『愛の在り処をさがせ!』では子作りの目的での体の関係はあったものの気持ち的にはまだ気づいた程度で終わっていたので、これから…

9

愛の在り処に誓え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

シリーズ最高傑作だと思います‼

ムシシリーズの大ファンなのですが、前作の「愛の在り処をさがせ!」では、正直そこまで萌えませんでした。ここで終わり!?という不完全燃焼感がすごかったのです。ちゃんと完結はしていたのですが、いつものムシシリーズの良さが感じられなかったのです。

しかし、この作品を読んで、やっと納得です。続編ですが、この2冊で一つの作品として完結していると言っていいと思います。もう、涙あり、感動あり、萌が大量にあり…

34

愛の罠にはまれ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

THE執着攻め

シリーズものですがこの巻から読んでもわかるから!執着攻めだから!とグイグイに勧められて読みました。
ええ、大好きどころか愛してます執着攻め。
まず先に弁解しておくと、間違いなく途中まで、具体的には篤郎のボルバキア症だかボルシチ症だかの病気描写が出てくるまでは神×2くらいの評価でした。
まさか妊娠モノだったなんて…!!
あ、でも妊娠ネタが出て来てもいいと思える漫画(元々がオメガバース設定の漫…

1

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

デビュー作とは思えない!仮想中世イタリア 貴族社会舞台もの

ムシシリーズには惹かれるけどやっぱり手をだせず、
なんとなくこっちをget。
なんとこれがデビュー作????????と驚愕。
とてもそうは思えないです。
どうにもこうにも攻め受けとも好きになれなかったため萌どまりですが
デビュー作 と聞いて本当に驚きました。
BLACKでしたが、よくあるBLACKとは全く違いました。
他家の家督争いに巻き込まれて、攻め受けがお互いの気持ちに気付く 

0

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

壮大な愛の物語が完結

 どうもこのシリーズを単体で時間を空けて読み進める精神的強さを私は持ち合わせておらず、1巻の評判を伝え聞いたのち、電子書籍で1巻ずつ買い進めて、この3巻が出るまで親鳥のように温めていたものでございます・・・・・(T_T)邪道極まりなくてすみません。本当に素晴らしい作品でした。
 アワードで上位に入っているのを横目に見ながら、見て見ぬふりをするのは辛かったですが、最後まで一気に読み終えてシリーズと…

11

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

印象のダブルミーニング

題名通り、8年後、恋人になった後の2人。

「八年目のクリスマス」
今年のクリスマスは恋人になった礼がイギリスにやってくる。その為に8ヶ月の間ずっと頑張り続けたエド。
そんなエド視点での礼への愛と執着が語られます。
出会いの頃の愛に怯えるエド。今年のクリスマスにもうすぐ会えると浮かれるエド。礼に仕事が入り感情が制御できないエド。別れた8年間の発狂するほどの礼への想い。コマドリに優しい心を…

6

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

BL界のビルデュングスロマン的な

「パブリックスクール」第2作。

冒頭、1作から続く誰もいない学校内での連日の強姦から。
相変わらずエドの心がわからない礼と、言葉では何も言わないエド。
何も言わなければ何も通じないのに、何を言ってもそれでも通じない。
読者にはエドの本心はいつでも透けて見えているのに、礼のフィルターがかかると途端に解釈がずれていく。
怖いところは、礼の解釈もまた成り立つところ。
作者様が一つ一つのセ…

5

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

エド、頑張ったよね!

まずは、前作からの続きなので、未読の方は前作から順番に読むことをお勧めします。

前作から礼もエドも、色々な自分なりの理由から、自分の一番素直な気持ちを相手に伝えられずにもだもだしっぱなしで、礼くん、もういい加減エドの気持ちに気付いてやれよ!とおばちゃんは萌えきれずにいたのですが、クリスマスエピソードで少しいじいじを脱したのかと思えた礼くんの明るさと、卒業間際のエドの切なさが垣間見れて、ようや…

2

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

壮大なプロローグ。忍耐!

今はこういうの(私的)当たりの時期なのか?!
また主人公卑屈シリーズに当たってしまった!
やはりこういう主人公は読んでいて辛いし、非常にイライラするのですが、今回の礼くんは、まぁ、こんなに卑屈になっても仕方ないよね……と思える境遇で、100%感情移入できないわけでもありませんでしたが、それでもやっぱり、辛い!……というか、うじうじが長い!長すぎる!
それは、うじうじに拍車をかけるエドのせいで…

6

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

青き血のプライド

遂に読みました。「パブリックスクール」…
覚悟はしていたけれど、これはまた凄絶な不憫受け。
痛い、痛い、痛すぎる。悲しすぎる。可哀想すぎる。
主人公の礼は、元々母子家庭なのにお母さんが亡くなって、いきなりイギリスの貴族の家に引き取られて、アジア人だの混血児だの汚れた血だの言われて、学校では孤立し。
胃も心もキリキリしますね…
これが本の中だけの「可哀想な話」ならまだしも、今現実に溢れてい…

3
PAGE TOP