梨とりこさんのレビュー一覧

渇命 小説

宮緒葵  梨とりこ 

執着攻めの代表選手、達幸

前作の「渇仰」で初めて宮緒葵さんの作品を読みました。執着攻めが大好きなので「渇仰」と「渇命」「ぱんつをはきたい3日間」の3冊を買いそろえてから読み始めました。レビューを読むとなんだか読み始めるのが恐ろしいような不安を抱えていましたが思い切って?読んでみてほんとーに良かったです。「渇仰」での達幸の凌辱強姦、「渇命」序盤の監禁なんてまったく可愛いもんだと感じてしまう圧倒的なラストに読み終わってしばらく…

4

君は明るい星みたいに 小説

ひのもとうみ  梨とりこ 

男前な性格の可愛い受け

久しぶりにBL小説の受けに萌え萌えしました。造園業の会社に入社した同期2人。攻めは大卒で営業、受けは専門卒で現場の仕事をしています。2つ違いの年上攻めだけど同期だからタメ語なのもよかったです。

攻めは身長も学歴も高くハイスペックですが、受けのまっすぐな気性と勇気(皆見て見ぬ振りだったパワハラ男に向かっていった)や男気のあるところを尊敬して一目置き、最終的にはメロメロになります。うん、良いカッ…

6

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

恋も分からないのか、と言ってやりたい

商業BL小説を初めて手に取りました。いきなり素晴らしい作品にめぐり合い、万感の思いでレビューを書かせて頂きます
特に強く心を乱された部分など・乱文ですがご容赦いただければ幸いです

BLなのに男の尊厳(心身ともに)を奪うなんてと展開に凹みつつ終盤から何かを祈る気持ちで読んでいきました
下巻では嘉藤の心の内が詳細に描かれていたと思います。そのため攻め側に強く感情移入していきました

救出…

6

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

これぞワンコ執着攻ですね!

これが執着ワンコ攻か…!

夜光花先生や丸木文華先生のような執着攻が好きな私でしたが、今まで読んだ執着とまた違うこんな執着ワンコ攻もあるのかなぁと思いました!

受の足元でワンコのように寝たり、受の身体中舐めたり(けれどキスは犬のする事じゃなく恋人同士のする事なのでキスはしないというワンコルール)

個人的には、スパダリ+執着攻が好きなのでここまでのワンコワンコ執着は好みじゃなかったの…

1

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

スジモノに愛はいらない

もちろん、読み終わった日は夢見が悪かったです。それでいいんです、木原先生なので!!

上巻の帯に「純愛」とありますけど、純愛ってなんだか不幸なものにつけられがちですよね、悲恋とか。木原先生の作品って、この二人はこれで幸せなのか…?っていうような終わり方でも力づくでハッピーエンドだす〜!って言い包められちゃって、さいですか〜って引き下がるしかないというか…笑
だから色んな妄想ができて木原中毒に…

14

灰の月 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

糖度ゼロの主従関係

木原先生の描くヤクザものは淡々とした文体がベストマッチング。先生のお話を読んだ日の夢見が悪いのは何度か経験済みですが、本作もその一つとなりました笑

『月に笑う』に登場した山田が所属する、本橋組の次期跡目候補、惣一が主人公。女にペニバンを着けて犯されないとイケない変態の彼が、その後どんな人生を送ったのか気になったらぜひ読んでみてください。

惣一の側近、嘉藤は彼の性癖を知っていますが、惣一…

7

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

BLの最北端

ずっと同人で追いかけてて、読み返すのが辛いので買ってからも次の日の休みこそ、、、とそれを繰り返し、放置していました。ついに覚悟を決めて読んでしまったら1日で目を話すことなく読み切ってしまいました。

1日たったけどまだ心をじくじくと蝕んでます、、置き場がない。
惣一がひたすらえげつない目に合うし、嘉藤さんは感情はあっても情がないし。でも、木原先生の作品で共通しているものって(あくまで主観です…

9

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

そこまでするかっ!

受けの惣一の健気さ、一途さに胸を打たれたので神評価です。

いやー、それにしたってここまでする!? 木原先生! ってくらい惣一がひどい目に合います。バイオレンス耐性がない方にはオススメできません。いや、ほんと。

あらすじは他の方が書かれているので割愛します。なのでレビューというか感想です。
そんなにしてしまうくらい嘉籐が好きなのね。嘉籐好みに体をかえちゃったり、どうしても抱いてくれない…

12

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

目を背けてしまう…

私にはまだ早かった…月に笑う、までだなと。闇社会モノBLに耐性はあるつもりでしたが、正直読んでる途中で何度も本を閉じてしまうくらい、読み進めるのがキツイ描写が多かったです。上巻は、惣一の加藤への想いを拗らせ過ぎて色々やらかしてる痛い受けだなぁという印象止まりだったのですが、下巻の怒涛のバイオレンスな展開に、私は今何を読んでいるのか?と分からなくなるほどでした笑

この物語全体を通して、惣一をあ…

9

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

痛かったりエロかったりするけれど最後は純愛、なのだと思う

『月に笑う』のスピンオフ
前作がそれほど痛かったり苦しかったりしなかったから(木原作品比)大丈夫、と大して覚悟もなく読んでしまったことを反省しています。
木原作品の中でもトップレベルの痛い展開だらけではありますが、切なくて続きを読まずにいられなくなる作品でした。

裏社会物は好きで、バイオレンスで血と暴力もありとは思っていましたが想定以上でもう許してほしいと懇願し続ける展開が多くて長くて大…

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