黒沢要さんのレビュー一覧

お医者さんとお花屋さんのまいにち交換ノート 小説

椹野道流  黒沢要 

何気ない日々にある幸せ

本シリーズはお花屋さんとリハビリ科医、
そして理学療法士とコッペパン屋さんのお話です。

本作はプラチナ文庫のHP企画だった
「働くおにいさんブログ」を書籍化した
「働くおにいさん日記」の続刊になります。

レーベルが休刊になったので
こちらは既刊と違って完全新作なのかな?

形式は既刊と変らず2組のカプ4人が
それぞれの視線で1年間の日常のあれこれを
綴っていくと言う形で…

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お医者さんとお花屋さんのまいにち交換ノート 小説

椹野道流  黒沢要 

交換ノート

黒沢先生の挿絵が見たくて購入。既刊の番外編とでもいうべきご本で「ああああ久しぶりにやらかしたー既刊読んでねーよー」でしたので、萌どまりです。既刊読んでおられる方はもっと嬉しいはず。交換日記みたいな部分が250Pほど、小編が18Pほど。

内容は1月1日から12月31日まで月曜~土曜(日曜は休み)の4人の日記です。1日一人担当で順番はまちまち。9~13行ぐらいのその日のエピソードを各々のキャラが…

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ユレカ コミック

黒沢要 

暗転を好転へ

 関係性や過去の経緯が込み合っていて若干解釈に戸惑うところもあったのですが、世界観、雰囲気にはとても引き込まれました。吸血鬼が登場しますが、吸血シーンも少ないし、吸血によって快楽を感じるようなBL的に美味しい要素はほぼありません。これはもっと深い、人と人との繋がりによる運命を描いた物語。人間同士だった頃の、あるいは異種間ならではの行き違いを抱えて、今を生きる登場人物達。贖罪のために生きているステフ…

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水の春 コミック

黒沢要 

タイトルのまま

◆水の春(表題作)
 所々で萌えを感じるシーンはあったものの、全体的にはちょっと惜しいような、雰囲気に頼り過ぎていて2人の心情描写が物足りないような印象でした。描き込みも台詞もシンプルですらすら読みやすい分、表情で魅せるシーンやもう少し丁寧なモノローグを挟んでも良かったかも。まだ2人とも未熟な子供ですから多少は勢いで進んでいくのも自然かとは思いますが、さらさらと読み終えてしまった感じでした。

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ユレカ コミック

黒沢要 

ネタバレ注意

発売から日が経ってますし、一読ではやや詳細が掴みにくいかと思いネタバレを残しておきます。ご注意ください。解釈が誤っている可能性が十二分にあるのでご容赦いただきたく。

タイトル
ユレカ=eureka=ギリシャ語の感嘆詞「見つけた」「分かった」

ザンナ
吸血鬼に噛まれ15歳で加齢が止まった亜種。
村では、吸血鬼が2人の人間を殺し、その吸血鬼(ステファン)とザンナの間に生まれた子がシュ…

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30人の先生の番外編

30人の先生方が小説、コミック書いてくださってますうち、凪良先生と宮緒先生の番外編読みたさに入手。期待通りの面白さでしたので神にしました。はっちゃけ番外編もしんみり番外編も大好きです! 以下その2編についてのみコメント。

1.蟹の宿 凪良ゆう先生 「お菓子の家・・」番外編
  二人で旅行に行くお話。ほんとそれだけなんですけど、そこにエロおやじ
  丸出しの阿木と、不愛想で暗くて顔がこわい…

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二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

読後感が重い作品…

ちょうど二月になる前日に手を取りました。
表紙からは想像がつかないようなハードでショッキングな内容でした。
前半での設定がめいいっぱい活かされた後半は怒涛の展開で夢中で読み進めました。
極限状態の中で芽生える恋心。こういう吊り橋効果的な恋愛ものは巷に溢れていますが、なかなか八方塞がりの重い内容で前半は息詰まりしそうでした。その中でかけがえのない存在である蒼司を助けるため、ひたむきな千夏の姿に…

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二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

怒涛の恋愛

すごい作品です。始まりからジェットコースターのように激しく揺さぶられる物語。冒頭は卒業間近の高三男子2人のシーンからはじまり、親友同士の片方が片方にいきなり告白して振られます。

その夜からが超展開。振られた受けの蒼司がとんでもない事件に巻き込まれ、命も危険な状態に。言葉は柔らかいけどかなり無神経な振り方をした攻めの千夏は失いそうになって初めて自分にとって蒼司がどんなに大切な存在だったかを思い…

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ユレカ コミック

黒沢要 

そして彼らの旅は続く

BLと呼んでいいのか悩みます。
もっと深い、人間愛とでも言うべき作品です。

母がずっと待っていた吸血鬼。
ステファンという名だけを頼りに、そのひとが現れるのを待ち続けたシュクレイ。
ステファンの登場で、やっと待ち人が現れたと思ったシュクレイだったが…。

ステフは待ち望んだ相手ではなくて、シュクレイは父親探しをするべくステフと一緒に旅に出ます。
この作品は本当に読んで、皆さまそれ…

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水の春 コミック

黒沢要 

究極の愛の告白 2種

読み直してレビューを確認したら、評価だけが「神」で確定されてました。
初読のとき、おそらくわたしは感動を文字にすることができなかったようです。
ただ残念なことに感動は水物で、一度感じたものをもう一度感じるのって困難。
読み返したら「萌2」なんだなあ…。
初読で何を感じたんだ、わたし!!

1冊まるまる1つの家族の話です。

【水の春】(3話)
高校生の春原とクラスメイトでホモと噂…

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