榎田ユウリさんのレビュー一覧

武士とジェントルマン 小説

榎田ユウリ 

武士とジェントルマンの同居生活

時は令和、所は日本。
大学の美術論講師として来日した英国人のアンソニーを迎え入れてくれたのは、和装に髷姿の武士だった…
と、まるで数百年前の世界にタイムスリップしたかのような出で立ちの青年武士・隼人と、巧みに日本語を操るアンソニーが繰り広げる異文化交流同居物語。

外国人のアンソニー視点で語られる日々は、ヒューマンドラマあり、ほんのりブロマンスめいた雰囲気ありのあたたかみのあるものです。

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非BL作品

この春、とうに死んでるあなたを探して 小説

榎田ユウリ 

なるほど…

BLではないことはわかっていて読んだのですが、文芸としては面白いものの、ちょっとわちゃわちゃしてて深い世界観には入り込めませんでした。

お話の流れはスムーズで、オチもなるほど、そうだったのね、と思うので面白かったです。が、そのオチがなんとも、、、そういう方向に持っていきましたか、という感想です。
矢口(主人公)と小日向の関係はあくまでも友人だし、匂わせも個人的には「そうかなぁ」ってところ。…

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非BL作品

この春、とうに死んでるあなたを探して 小説

榎田ユウリ 

恩師の死の理由探し

矢口弼は38歳、元税理士。
離婚を経験して仕事にも疲れた矢口は、中学時代を過ごした南森町に戻る。
新しい住まいは、かつての同級生・小日向の営む喫茶店「レインフォレスト」の上階。

二人は仲が良くて、BのLの様な、そうではない付き合い。
二人で、恩師の死の理由と背景を探りだす。

でも結局、恩師の気持ちは、本人にしかわからない。
マイノリティな存在の先生は、立場に苦しんだらしくて、

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非BL作品

宮廷神官物語 一 小説

榎田ユウリ  葛西リカコ 

面白いです!!

さすが榎田先生です!!
すごく面白い、ワクワクする、テンポ良いだけじゃなく物語の深さ。魅力的な人物たち。
1巻を読み終わり、すごい作品に出会えたことにドキドキしています。

買っていましたが、ようやく読み始めました。
大切に読み進めたいと思います。
榎田先生ありがとうございます。

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非BL作品

妖琦庵夜話 空蝉の少年 小説

榎田ユウリ  やまねあやの 

シリーズ2作目

『妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず』に続くシリーズ2作目です。
1作目とは全く別の事件を追った作品ですが、1作目から読んだ方が世界観の設定や登場人物の事がよく分かると思います。

今回の事件は妖人の「件の血を引く」と称する占い師が常連の客に刺されたことから始まります。
その事件自体はその客が占い師に抱いていた恋心から発したものでしたが、中には客寄せのためにそのように称して高い物品を売りつけ…

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非BL作品

妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず 小説

榎田ユウリ  やまねあやの 

個性的なキャラ

作家さんとやまねさんの絵に惹かれて読みました。
榎田さんのBL作品は読んだことがありましたが、BLでない小説の作品はこの作品が初めてです。
全くの偶然でしたが、読んだ時期が7月の暑い盛りで、この作品を読むにはぴったりの時期でした。

舞台は現代と思われる日本なのですが、少しファンタジーな要素があって、昔から日本に住む妖怪の特性を持つ外見は人間と全く変わらない「妖人」という種族が登場します。…

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非BL作品

先生のおとりよせ (1) コミック

榎田ユウリ  中村明日美子 

テンション高すぎ(笑)

漫画と小説のリレー形式でおとりよせグルメを紹介する一冊。
登場するメインキャラは漫画家と小説家の男二人で、BLじゃないが出会いからちょっとずつ仲良くなっていく様子にほっこりする。全員があまりにもテンション高く盛り上がっているので、ついて行くのが大変だった(笑)

ラインナップはあらすじに書かれている通りで、甘いのも結構あって嬉しかった。トマトジュースはお取り寄せしてみたいな~500ml/15…

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魚住くんシリーズV 夏の子供 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

一抹の寂しさ

魚住くんシリーズ最終巻。
前作では無事に結ばれて晴れて恋人同士になった2人。
恋人同士になったからと言って始終くっついてる様な関係じゃなくて、お互い仕事や研究で忙しいしイチャイチャもままなりません。
でもスイッチ入ると久留米の求め方が情熱的で素敵。

車のブレーキ音が引き金となり魚住がPTSDを発症します。
こんな時は恋人と甘々な時間を過ごして2人で乗り越えて欲しいというのが私の願望な…

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魚住くんシリーズIV 過敏症 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

ついに…です!

シリーズ4作目。
前作のラストのキスシーンでは悶えました…本作はもう残すところアレしかない!と期待満々で読みました。

久留米から濃厚キスを受けてからの魚住は誰かに触れられたりするたびに過敏に反応してしまうようになります。
一方の久留米は営業から慣れない部署に移動となり、次に魚住に会って何を言えばいいのかという気まずさもあってしばらくまた連絡が滞る。
そんな間に2人は新しい出会いをするの…

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魚住くんシリーズⅢ メッセージ 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

世界が色を取り戻していく

裏表紙のあらすじの最後に「シリーズ最大の衝撃」と書いてあり、一体何が起こるんだろうとドキドキしていましたが、予想以上に衝撃でした。

魚住の周りには何故こうも死が近くにあるんだろう。
辛くて、胸が押しつぶされそうでした。
感情をあまり表さない魚住が、研究以外をシャットダウンして久留米までも拒絶して…読んでるこちらも苦しくなりました。
その後に魚住が起こす行動も衝撃的で、私のライフもゼロに…

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