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5/16(合計:157件)
一穂ミチ 青石ももこ
とおるる
ネタバレ
一人で評価下げてすみません…… 序盤と終盤は「萌✕2」だったのですが、中盤に引っ掛かりを感じる描写が数多くありまして……そのせいで評価低めです。 何に引っ掛かったかというと、攻めの西口の言動(と、それにまつわる受けの反応)。 本作の攻めは、「大人と子どもが互い違いに噛み合ったような男」で、「年甲斐がな」くて、「切羽詰まるとつい物言いが無神経になる」人なので、国会議事堂の食堂でAVの話をし…
ごまくろ
私ごとですが、最近本の感想を残しておきたいと思うようになりました。一穂先生の文章と、作品の中に居る時間が大好きです。 先生の本に感想を書くのは初めてですが、ほぼ自分の為の備忘録として書いていきますので、ネタバレ・長文にご注意下さい。 今作のメイン設定は香港。物語において、舞台や言語、登場人物、食べ物等"香港的な要素"が大きな役割を担っています。広東語や香港の文化に馴…
のっふ
甘々~!ラブラブ~!執着攻め~!みたいな言葉とは対極にある作品。 飲み物で例えるなら殆ど砂糖の入ってないカフェオレ。 決して劇的な話じゃありません。激しい展開もありません。回想を含め淡々と進んでいきます。でも飽きずに読んでしまうし、攻めが受けを押し倒したとき、腑に落ちるんですよね。 個人的には受けのキャラがめちゃくちゃ好きです。 賢くて不遜でひねくれてて口が達者で気が強くて変人で……
まりぽん812
一穂さんの新聞社シリーズ4作目。社会の巨悪に立ち向かったために、受けと攻めが長い年月にわたり引き離されてしまうところが、これまでの3作と大きく異なっています。恋よりも人としての正義を選ばなくてはならなかった二人。その葛藤に胸を揺さぶられました。 新聞社勤めの冬梧(攻)と製薬会社の社員・望(受)。 二人が知り合った場所が、証明写真ボックスというのは、ちょっとファンタジー過ぎない?と思いました…
一穂さんの職業ものが大好きで、本作品は新聞記者と速記者という組み合わせに大いに興味が湧いて読みました。新聞が好きだし、速記は昔、漫画雑誌に通信添削の広告が載っていたのを思い出しましたので。年代がわかってしまうかしら(笑)。 新聞記者の西口(攻)は、明朗快活だけれど、自分の器の小ささから妻と別れた過去が未だ傷になっている。国会速記者の名波碧(受)は、自分の仕事が時代の流れに消えゆくことを受け入…
165
飛び飛びで読んだこのシリーズを全部読んでペーパー・バックを読もうと読み返し中です。 なんだか読み手に緊張感を持たせるお話でした。 運命とタイミングがテーマに思いました。 高校でも香港でも描写が詳しくて自分もそこにいるような気になってきました。 高校時代の二人は一束の初恋が実感されるまでが良かったです。日本語と日本に馴染めずグレーな色彩の中で先輩と出会って色づいていく。感情が揺さ…
ひろ@
学生時代から両想いだったのに大人になって再開してもまだ素直になれず、すれ違う二人が切なかったです。 病気のせいで臆病になってつい拒絶してしまった一束の気持ちを考えたら切なくて泣けます。 大人になってせっかく体も手術して治ったのだから、再開した圭輔に対してもうちょっと素直に接してあげられたら!と悶々します。 圭輔は一束に対してひたすら一途に想い続けていて好印象なんですが、いまいち推しが足り…
ななつの
表紙の2人の背景にある雪がぴったりな、しんしんと静かで沈みそうに深い愛の話でした。幼なじみ3人で互いに向き合う愛情の矢印。大事で大好きだから、互いに守りあう為に少しの誤魔化しで生きてきた。わかりやすい愛情ではないけれど、私はこの3人の関係を愛おしく思いました。そして、密と良時はもちろん、体が弱くてつよい女性の十和子が好きになりました。 萌とか、萌じゃないとかで判断できない、ただ大好きになったので…
エジリオ
今回もis in youについて書いています。ネタバレしていますのでご注意下さい。 新聞社シリーズのis in youを読んで嫉妬の嵐が吹き荒れていたので、とてもじゃないですが嫉妬の原因「佐伯密」が主人公の1人となるoff you goなんて読める状態ではなく、番外編が載っているペーパー・バック1を読んで気持ちが落ち着いたはずでした。 しかし、せっかくおさまったはずの嫉妬の嵐が、まさかペー…
新聞社シリーズ4冊の内、is in youが最も感情を揺さぶられたので、このレビューはis in youに比重を置いています。 かなりネタバレしていますので、ご注意下さい。 is in youを読んで、ざわざわと嫉妬の嵐が吹き荒れる中、終着点を探してペーパー・バック1を読みました。 以下、is in youの番外編を掲載順に。 「うれしくってだきあうよ」 大阪から香港に戻り、…