宮緒葵さんのレビュー一覧

極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

1冊で2度おいしい

因習島という3文字にどうしようもなく心が躍ります。
さらには宮緒先生作品…とくれば、これはもうきっと良い執着攻めが見られるに違いないぞとわくわくしてしまいますね。
おもしろくてあっという間に読了でした。

ただ、この短い期間でここまでの関係性になるのか?と少々疑問に思ったり、やや詰め込み気味に感じられるところもないとは言えずこちらの評価に。
ですが、前半と後半で異なる味付けの1冊となって…

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錬金術師の最愛の悪魔 小説

宮緒葵  麻々原絵里依 

やはり宮緒先生の攻様はよい(≧▽≦)

雑誌では、ここで終わり!?と思わず口から出ました(っω<`。)
ようやく続きが読めてスッキリ(*^^*)


受様は第三王子で、天才錬金術師のフレイ。
王位継承のゴタゴタの為に母を亡くし、自分の傍にずっといてくれる存在を生みだす。
それが攻様であり、ホムンクルスのルベド。

フレイはルベドを我が子のように接し、慈しんできて、ルベドもフレイを創造主というのだけではなく、唯一無二…

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

「どう生まれたか」ではなく、「どう生きるか」。主人公の熱い思いにグッとくる

大好きな宮緒葵先生の新作〜!!!
あああ…期待を上回るエロス(3P)×執着×人外モフモフ(狗神族)。
明治が舞台の仄暗い世界観に、たっぷりと酔いしれました。
ミステリー、推理もの(+時代もの)お好きな方、ハマると思う。

攻めの犬の姿は少なめだけど、犬姿で受け君を包んでくれてるシーン、草間さかえ先生のイラストが最っっ高で…!もっふもふの感触を、脳内で堪能しました。


以下、簡単…

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

こんな攻めたちに愛されたら最後、もう逃げられない

この三角関係、結構好きかも(〃∀〃)
執着と粘着な攻め2人の激重愛に包み込まれていくストーリーです。

三角関係に大注目な物語ではありますが、3人が出会うことになった"極楽の島"に秘められた黒い謎についての話が元々の基軸。ダークファンタジーな展開がゾクゾクドキドキですごく面白かったです。
亡くなったとされていた親友が、実は極楽島へ行ったとの手記を見つけ、伝手を辿って極楽島と言われる操環島へ…

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Chara Birthday Fair 2024 Ⅳ キャラ文庫創刊27周年記念バースデーフェア小冊子 特典

素敵な番外編3作品!

キャラ文庫さん創刊27周年記念バースディフェア特典小冊子のこちら。
クリアカードとこの小冊子が欲しくて、何冊か小説を買い足しました。

Ⅳのこちらは、神香うらら先生・宮緒葵先生・夜光花先生の御三方の作品番外編。
全て比較的最近読んだ作品なので、本編を思い出しながら感情移入できて、萌えを存分に吸収できました。嬉しい(*´˘`*)

以下、それぞれの感想を。神香先生の作品をつい先日読んだば…

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沼底から 小説

宮緒葵  北沢きょう 

好みだった

喪服義母(人外の龍)美人攻めと大学生の流されやすいけど嫉妬深い受けというのが性癖にぶっ刺さり素敵な設定だったと思いました。小説中の性的描写に様々な体位や屋外セッなどがあり、また受けの反応も可愛く、小説があまり得意ではない私も楽しく読むことができました。

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白百合の供物 小説

宮緒葵  ミドリノエバ 

蓮の花のような人々

この雰囲気、本当にたまらないです。
ハッピーなのかアンハッピーなのかが非常に曖昧なんですよ。
そこがすごく良くて、きっとハマる人にはハマる作品なのではないかな。
全体的にしっとりと高い湿度にひんやりとした冷たさ、薄暗さを感じるこの奇妙で歪な再会物語から目が離せませんでした。
読み始めてすぐに、これは絶対にダークだぞ…とわかっても、もっともっとと先が読みたくなるお話です。

幼馴染の再会…

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白百合の供物 小説

宮緒葵  ミドリノエバ 

化け物の執着と、捧げられた供物。最高のダークファンタジー

あああ、もう、読書中も読後の今も震えてます。すごすぎて…
以下、大きなネタバレを含む感想となりますので未読の方はご注意ください。↓




新装版に加えられた書き下ろしが素晴らしくダークで闇で最高でした。。言葉が出てこないー!


旧版未読、裏表紙のあらすじだけチラッと見た程度で読み始めたのですが、もう、本当にページをめくる手が止まらない止まらない。

これぞ宮緒先生!と手を…

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白百合の供物 小説

宮緒葵  ミドリノエバ 

感情の置き場が分かりません

この作品を読み終わったすぐの私の感情。

ゾッとしました。

ハッピーエンドなのに、なんだろう。この手放しで喜べないゾワゾワ感。
ある一方ではあまあまラブラブ、もう一方ではホラーです。
感情の置き場が分らない読後感。感情がグチャついてますが、このストーリー運びはさすが宮緒先生、すごかったです。ネチネチと粘りつく得体の知れない感じは気味が悪いけど、妙に引きつけられて目が離せませんでした。…

5

千年後宮 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

千々に煌めく物語

『千』がつく言葉に惹かれてしまう傾向があります。
まずすぐに思い出す古代ペルシアの『千夜一夜物語』、キリスト世界の終末論『千年王国』、はたまた今敏監督の映画『千年女優』や光瀬龍先生、萩尾望都先生の『百億の昼と千億の夜』などなど。

『千』は、有限の数でありつつも数え切れないような大きな数や時間を表す言葉として用いられているように思います。
百と千は違います。百はちょっと頑張れば到達できてし…

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