野原滋さんのレビュー一覧

獣の誓いと水神の恋 小説

野原滋  奈良千春 

無口とやんちゃのゆっくりな恋


奴隷に落ちてしまった人族と猫族の混血の獣人・リュエル(受け)は容姿は良かったが尊厳を傷つけられることをよしとせず反抗的な態度を取ってばかりいたため、何度も奴隷商に戻されていました。
そんなリュエルを商隊の隊長・ガガリが隊員のエイセイ(攻め)が気に入ったからと買い取ってくれます。
ガガリの商隊では奴隷としてではなく他の隊員と同じ扱いを受け戸惑うリュエルでしたが、早く一人前になろうと頑張るので…

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恋する豹と受難の猫 小説

野原滋  街子マドカ 

異世界転生の飯テロと呪い


呪いにかけられ、その衝撃かどうかはわからないけど、前世を思い出す受けと産まれる前から呪いをかけられて26年も幽閉される攻めという結構気の毒な2人の話。

平民には滅多にない魔力を持つことがわかったケイン(受け)は、迎えにきた普段なら話をすることもできない貴族に対し村の窮状訴えたことで夜になると猫になる呪いという罰を受けることになります。
そのショックでこことは違う世界で生きた前世の記憶が…

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月夜のそらと旦那さま 小説

野原滋 

里帰り

空良が高虎とともに伊久琵に里帰りするお話です。

高虎と一緒に空良が育ったという馬小屋に行ったり、空良の父親に会いに行ったりします。

空良の父親と空良のやり取りは正直すごく胸糞悪かったのですが
高虎から痛いほど空良への愛情が伝わってくる内容になっており、
その点ではよかったなぁと思いました。
そして空良が高虎に対して強く怒る(?)ところがあり
なんだか新鮮だなぁと思いました。

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小鳥とそらと旦那さま 小説

野原滋 

フクとの出会いのお話

旦那さまシリーズを3作品全て読んでからこちらを読みました。
2作品目に出てくる梟のフクとの出会いのお話です。

【そらのいとしの旦那さま】を読んだ時、詳細まではわからなかったので
こちらでフクの詳細がわかって嬉しかったです。

フクは空良が弱ってる時に見つけたのですが、
空良はもちろん高虎もフクに一生懸命餌をあげて
それはそれは微笑ましかったです。
でも一番は、魁傑が甲斐甲斐しく…

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いとし、いとしの旦那さま 小説

野原滋 

甘々で溶けちゃいそう

本編後のお話。
春になり高虎、空良、魁傑、次郎丸が滝を見に行きます。
いつものように魁傑と次郎丸が言い合いをしており
そんな中で空良が「本当に楽しい。こんなに楽しい山歩きが出来て、空良は幸せです」と高虎を見て言います。
そしてそんな空良を見て高虎も幸せそうにしており
私もとても幸せな気持ちになりました。


魁傑のことを「俺の前で他の男のことを気に掛けるな。野放しで素晴らしいなどと…

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「そらのだいじな旦那さま」電子限定SS 「長く甘い冬のはじまり」 特典

高虎の献身愛

空良が切られてから意識を取り戻し、徐々に回復していく最中のお話です。

背中の刀傷の具合は日に日に良くなっていってるのですが
落ちてしまった体力の回復がまだ追いついていない空良。
そんな空良を献身的に支える高虎。
口移しで薬を飲ませる行為が別のものに変わっていきます。
高虎が空良に「どれぐらい回復したのか確かめてやろう」と言いー…。

最後まではまだしないものの「お前の身体が全快し…

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そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

ひたすら健気

ドつぼにはまった作品でした。

難産の末に生まれた捨(空良の元の呼び名)。
そのせいで母が亡くなり父に疎まれ、双子の姉の身代わりに隼瀬浦に嫁ぐことになった。
早々に身代わりと言うことがバレ殺されそうになるのだけど
そこを助けてくれた高虎(空良の嫁ぐ相手)に「空良(そら)」という名前を与えられ初めて生きる意味を見つけます。
そしてー…。

本当に空良が健気で儚くて目を離せませんでした…

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恋する豹と受難の猫 小説

野原滋  街子マドカ 

攻めがなんかかわいい。

前世である現代日本の記憶を持つ受けのケイン。
転生先の料理は、塩のみの超シンプルな味付けなのに辟易し、前世の母の教えを頼りに酵母を作り柔らかいパン生地だの、マヨネーズだのを作ってみるんですね。
思わず、いや〜私が転生したってなんの役にも立ちやしないなぁ……と思ってしまいました。
(酵母作りとかなにそれ?パンやマヨネーズは市販オンリー!なので)

で、呪いのせいで昼間は豹になってしまってる…

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獣の誓いと水神の恋 小説

野原滋  奈良千春 

バランスの良い本

まず、ストーリーの流れ的にもこの本の厚さが最適。割と薄め。
内容的にエロは薄め。甘さも薄め。本もその分薄め。
いい感じの関係が紡がれていく話でした。
エイセイとリュエルのキャラも設定も良かったです。
奈良先生の絵もバッチリはまってます。
内容は重すぎず、軽すぎず。
ご都合主義にまとまっているわけでもなかったです。
本当にとても良いバランスだと思いました。

ガガリキャラバンのその…

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獣の誓いと水神の恋 小説

野原滋  奈良千春 

にゃぁあああああんの破壊力

やんちゃでちょっとおばかだけど自分を持ってる猫族とのハーフの受けと
無口で寡黙で接触に明らかな優しさが滲むわけでもないけどこれは愛や優しさなんだなと思う攻め
家族や一族を皆殺しにされ放浪し最下層の奴隷一歩前まで落ちた受けが攻の目につき彼の所属するキャラバンに加わる
奴隷として扱われる事への嫌悪感反発心からまるで捨てられた猫の様に人間不信に陥っていた受けが
キャラバンの一員として行動する事で…

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