ヤマシタトモコさんのレビュー一覧

非BL作品

さんかく窓の外側は夜 8 コミック

ヤマシタトモコ 

相容れない人生、どこに交点を見つけるか

 三角を生かしているものは何か。それが決定的に印象付けられた巻でしたね。彼は先生のようにいかにも悪人というようには見えないし、以前マッチポンプ式の仕事をしようなどど思いついたことはあったけれど、三角に制止されればやめられた。一般人に溶け込んで淡々と過ごしているから今まであまり深刻には考えていませんでしたが、それでも彼にとってはやはり幼少期の生活というのは深い闇を心に落としているんだなと、改めてはっ…

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非BL作品

さんかく窓の外側は夜 9 コミック

ヤマシタトモコ 

佳境ですね

人気俳優での実写映画化決定おめでとうございます。

BL要素は無いけど妄想が掻き立てるられる作品で、バディ物として読めば最高のBL作品だと思います。

今回は消えた冷川を先生が取り込もうと必死でしたが、1人では無い仲間を連れた三角に勝てるとは思えませんでした。相対時した三角に父親と教える事によってダメージを与えるつもりのようですが、そもそも呪うという概念の無い人間を地獄に堕とす事なんて出来…

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くいもの処 明楽 豚トロモヤシチャンプルー品切れの巻 コミック

ヤマシタトモコ 

熱と勢いを感じる

「くいもの処 明楽」のプロトタイプ版で、同人誌収録作を再編集した作品だそうです。
「くいもの処 明楽」は2007年作品。え。そんな昔〜?ってびっくりする。
はっきりBL作品ていうのは2013年の「スニップ,スネイル&ドッグテイル」が最後で、今は「違国日記」とか「さんかく窓〜」を描かれてらっしゃる。
「くいもの処〜」にしてもそんなにBLBLしてないし、この「豚トロモヤシチャンプルー品切…

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非BL作品

さんかく窓の外側は夜 9 コミック

ヤマシタトモコ 

「愛情」と、「信じる気持ち」と

『さんかく窓の外側は夜』も早いもので9巻目。

さて。
9巻に突入して佳境に突入した感が半端ないです。
前巻で冷川さんと喧嘩別れのような形で離れてしまった三角くん。そのまま冷川さんが帰ってこなくなってしまい―。

というところから9巻はスタートします。

冷川さんを取り戻すため。
そして「先生」との決着をつけるため。

三角くんたちは行動を開始する。

一方の冷川さんは、…

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くいもの処 明楽 豚トロモヤシチャンプルー品切れの巻 コミック

ヤマシタトモコ 

文字の多さが苦にならない!

電子限定の同人誌再編集作品。
大好きな作品なので、電子で配信していただけて嬉しいです!

鳥原に告白された明楽が、鳥原を意識していくお話です。
まず、やっぱり「くいもの処 明楽」の雰囲気が好き!
牧さんが好き♡
牧さんは明楽のお父さんですね。
娘(息子)を嫁にやる心境なのかな^^

明楽はクールな鳥原に振り回されているようで、実は逆なんだと思う。
自由でお喋りで憎めない。そのう…

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非BL作品

さんかく窓の外側は夜 9 コミック

ヤマシタトモコ 

「がんばってついてきて…」←耳元で聞こえる気がするわ

試されてるのは冷川ではなく
三角でも迎でも英莉可でもない あたしなんだッ!

死霊・生霊・呪い・思念・情念

いろんなもんぶっ込まれてれるけど 見失っちゃいけないところは
『誰かが誰かを助けたい』ってとこ

他人を受け入れ 理解し 支え 救い 共存する


お話は三角をめぐる先生と冷川の対峙
三角を消したい先生と三角を自分のものにしたい冷川

三角に拒まれたと思い込む冷…

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非BL作品

さんかく窓の外側は夜 9 コミック

ヤマシタトモコ 

ボコボコにされたらいいよ

冷川さんが幼いころに置いてきた憎しみ。その憎しみを手に入れた先生。

憎しみを奪い返そうとして、冷川は先生と縛られて身動きが取れなくなってしまいました。
その間三門くんは、英莉可、迎くん、逆木さんと一緒に先生の貯金箱を壊しまくっています、が!冷川さん!冷川さんが割と大ピンチ!っていうか大分残酷なことするね先生!これはひどい!

いざ先生の家に乗り込んで、さっそくばらける4人。男二人がまっ…

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非BL作品

さんかく窓の外側は夜 9 コミック

ヤマシタトモコ 

萌えより恐怖を楽しみたいのだが。(どちらも半端だ)

もうずっとBL目線捨ててホラー目当てで読んでる私ですが。
今回、ちょっと新たなる転換点。
というのも、
今回、三角攻めx冷川受け的な読み方がしっくりくる。
三角が王子で冷川は姫、とも言えるかも。
だっておれが冷川を置いてきてしまった、おれが助けなきゃ、って。
その冷川は先生と一緒にがんじがらめになってるらしい。
この辺非常〜〜に観念的で、読者さん自分で怖がってね、みたいな作者の丸投げ…

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新装版 ジュテーム、カフェ・ノワール コミック

ヤマシタトモコ 

ノンケに夢を見過ぎないところが好き

※旧版を読んでの感想

◆魔法使いの弟子
 同性に失恋した男性と、世間から遠ざけられている彼を見つけて勝手に仲良くなる女の子の話で、BLらしいシーンは一切ないのですが、それが逆に胸に刺さるというか、寂しさが余韻を引く物語でした。お互い魔法なんて存在しない、と相手を否定するようなことを言わない人間性も素敵。きっと女の子にはいろんなものの声が本当に聞こえていたんだと思います。描き下ろしでは、男性…

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恋の心に黒い羽 コミック

ヤマシタトモコ 

不器用で、もどかしい男の子達

◆ベイビー, ハートに釘
 ゲイの弟の姉目線で描かれるのが斬新でした。弟の基久が決死の思いで伝えた好意は、報われず。同級生の足田は彼を利用したり、学校ではこっ酷く接したりもする。けれど、足田は完全な悪役というわけではなく、彼も本当は基久に真摯に向き合いたいのだけれど、他の友人の手前、基久と同じゲイや隠キャとして扱われることに怯えているんです。その気持ちも分かるから、何ともやりきれない気持ちになり…

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