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尾上与一 牧
香子
ネタバレ
大好きな1945シリーズの最後を締めくくる作品なので、“神”評価をつけたかったのですが、今回は登場人物に感情移入ができず…。 すみません、なにより千歳があまり好きになれませんでした。なんちゅーか…坊っちゃんを通り越して、深窓の令嬢みたいな感じで、とても軍人さんには見えないんですよ。 全然関係ないですが、某図書館を戦場とした作品に出てくるヒロインの方が、よほど男らしいと思いました。 怪我をした…
まだ「プルメリアのころ。」を読んでいないのですが、1945シリーズの中では今のところ一番印象深いです。 これまでのシリーズでは、死にそうになるけど結局生き残り幸せになったカップルばかりでした。 前もってこちらのレビューを読んでたので、結末は想像できていたとはいえ、生きている可能性もゼロではないと思っていました。でも、最後まで読んで理解してしまいました。彼はあのときに…。 裕福な家庭に生まれな…
婀娜っぽい!伊魚が、軍人さんにも関わらず婀娜っぽいです。でも、決してなよなよしているわけではないのです。 本編はあまり濡れ場はありませんでしたが、「謹製ヘルブック」は結構濃厚なシーンがありました。 伊魚は前の男に僅かばかりの未練があるのかなー、と途中思ったりもしました。なんせ初めての相手だから。でも、それよりも、汚い自分を藤十郎に見せたくなかったし、いずれ捨てられてしまうと考え、なかなか素直に…
戦闘機、星、宮沢賢治、そしてツンデレな受け…これだけ私の大好物を詰め込んでいて、“神”以外の評価をつけられるはずありません! 戦闘機を操縦する腕は天下一品で、愛らしい見た目なのにあまり人に懐かない猫みたいな恒が本当に可愛かったです。恒は前作で戦死したとされていたし、タイトルにも「かたみ」とあるから、悲劇的な最後になるかとヒヤヒヤしました。 せっかく仲良くできそうだった斉藤が戦死してしまったのは…
ラー
男同士の「契り」に必要なものについて誰かに訊ねたいけれど... 話が話だけに、相手は慎重に選ばなくてはいけません。それでなくとも三上には 浅群の寵愛を得ている~ だの、城戸の寵愛も得ている~ だのいう噂が立っていましたし。 考えに考えた末、三上は思い切って秋山さんに相談することにしますが....。 三上、ぐるぐる悩みます。そのぐるぐるアワアワしている様や ニブチンとんちんかん…
同人誌「葉隠否定論」の感想も含みます。 この作品に惹かれた方は是非とも「葉隠〜」を読むのをオススメしたいのですが、現在は手に入りにくい様ですね。いずれは商業誌になったりしないのかなー。 本作「天球儀〜」は希目線のストーリーなので、希がどれほど一途に資紀を想い、身代わりに死ぬことを待ち望んだかが描かれています。資紀が飛び立った後、希が資紀の母親から責められるシーンは、胸が痛みます。殴られなが…
ポッチ
コミコミスタジオさんで購入すると特典でいただける小冊子です。A5サイズで、小説部分は7ページ。タイトルは『千歳威厳計画デラックス』。 さて内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。 尾上さんの1945シリーズの『碧のかたみ』の恒と六郎視点で書かれています。時系列はラバウルにいた時のお話。 恒が『アイツ、いいな。艦爆の』と六郎に話し始めます。 六郎が成績のいい艦爆の…
尾上与一 黒沢要
文章がやや拙く、ところどころ読みにくいところもありますが最後まで退屈させない展開で、一気に読んでしまいました。 ストーリー自体が似ているわけではありませんが、中原みすずの「初恋」的な雰囲気です。(10年くらい前に宮崎あおい主演で映画化してます) 読み始めは千夏は嫌な男だと思ってました。が、読み進めていくうちに考えが変わった。人を好きになることを覚えた彼はとても素敵でした。奇しくも拉致事件を…
1945シリーズ最終巻ということで楽しみに待っていました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。 貧しい畳屋の息子で、出世を求めてラバウルにやってきたカズイ(攻め)。 伯爵家の息子で、軍でも少尉という位にありながら複雑な家庭環境によって軍の中でも軽視され、また自身の居場所を見つけられない千歳(受け)。 尾上さんの書かれる1945シリーズはこういう設定(向上心があり万人受けする性…
snowblack
1945シリーズの最終巻。 明るく未来に広がるような、そんな暖かな読後感の作品だった。 舞台はラバウル。 日本に居場所がなく、追いやられるように来た海軍でも やはり居場所がない伯爵家の息子・千歳と 出世を求めてやってきた貧しい畳屋の息子・一(カズイ)。 飛行の度に恐怖に喚き、ゲーゲー吐く千歳と組むことになり とんだ貧乏くじだと思うカズイだったが、 実はそんな様でも千歳は…