千地イチさんのレビュー一覧

下北沢カフェ・エモート~恋の味も知らないくせに~ 小説

千地イチ  奈々村花世 

設定盛りすぎて気が散るかも

序盤からずっと警察と救急車を呼べ〜!!!!! って感じでした。

作中、問題が多発するのですが、全て最初から警察に通報していればこんなことには……と言いたくなる内容。
そして色々な要素がてんこ盛りすぎて、主人公の成長とか恋愛に集中出来ませんでした。
自警団の話は流石に要らなかったのでは……何かのスピンオフなのか……? と思いました(多分違う)。

ただ、創(主人公)の性格の酷さが絶妙で…

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君だけが僕の奇跡 小説

千地イチ  奈良千春 

極彩色の世界

世界がガラッとガツンとじわじわとひっくり返される奇跡!!
武の絵で、慎吾の歌で世界が色付いていく!

押せ押せの慎吾に怯む武だけども、お互い才能揺さぶられあって、存在が無視できなくて、前に進んでくのがとても良かったです。
読んでるこちらも揺すぶられました!!

甘々ラブラブなとこは少なくても、掴みどこのない武のふにゃりとした笑顔やどうにもならない熱を貯めてく慎吾にキューンとなりました!…

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恋なんてもんは。 小説

千地イチ  國沢智 

どのキャラも可愛い!

メインキャラ四人全員可愛かったです。

三人が受を取り合う話というより、受と三人がそれぞれ向かい合う話でした。



四人それぞれちゃんとしてる所とダメな所があって、誰一人星人君子じゃないけど極悪人でもなく、四人とも大なり小なり成長した所が良かったです。

あえて善し悪しでキャラをキッパリ分けるなら、攻の青山くん(攻)が圧倒的に善で、ほか三人は悪かなぁと思いました。



当て馬のよう…

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下北沢カフェ・エモート~恋の味も知らないくせに~ 小説

千地イチ  奈々村花世 

終始、何かがあれこれ起きている感じ

あとがきで「ラブコメ」とあって、あぁこれラブコメだったんだぁ……って思いました。
あんまりコメディ感無かったと思います。

盛り沢山すぎでは?と思うほど色んな要素が詰まっていました。

イケメン揃いのカフェ
記憶喪失の秀虎
下北を二分するグループ勢力あれこれ
カフェバイトの失踪事件
創の肉体美
「ホモ!」と罵っていた創が受けになるまで……

記憶喪失モノが私は大好きなので、…

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さいはての庭 小説

千地イチ  伊東七つ生 

全てをさらけ出し、愛を知る

 表紙買いです。和装姿のキャラやタイトルに惹かれました。
 本作は既読でしたが、作中の空気感がとても好みだったので久々にじっくりと読み返しました。
 スマホもパソコンも車も出てくる現代のお話なのに、日本家屋、和服といった昭和以前を感じさせる古風な世界観がたまらないです。

 本作は荘介と彼を拾ったフジ夫の閉鎖的な暮らしを主軸に、荘介が自殺志願者に至るまでの経緯、トラウマの克服、そして生きた…

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君だけが僕の奇跡 小説

千地イチ  奈良千春 

色が溢れている表紙絵 

読み終わるのが惜しくて、少しずつ読んだ作品。
凄く感動しました。良い話だった。

武太一郎は、芸術家一家の長男。
才能は有るけど、理解者に恵まれず、自信を持てない画家
倉沢慎吾は歌手。
実は色難で、白黒の世界の中で生きてきた美少年。

モノトーンの世界の中で、唯一武が描く絵だけは、色が分かる。
武が描いた壁に貼られたポスター、
その絵の花の色だけは視えて脳に入ってきた。
・・…

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不機嫌なシンデレラ 小説

千地イチ  小椋ムク 

モヤモヤしまくり。

一年前くらいに途中で挫折したこの本。
なんで挫折したか忘れた状態で、再度手にしたんだけだけど、そうだった、受けの口調があまりにもなっちゃないのだった……。

コミュ障だっていい。
いつも不機嫌そうなキャラであっても構わない。

だけど、最低限の口の利き方は備えていてほしい。
自分を採用してくれた上司に向かって「あんた」はないし、「なぜ僕を採用した」と恨みがましく呟くなんてありえない。…

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雨の下の君に捧ぐ 小説

千地イチ  國沢智 

美容師もつらいよ

千地イチ先生初読み。
本作は、美容師さんBL。

主人公は、原宿のトンガリ系サロンでバリバリ働いている美容師の二戸島(26才)。
ある日、ルームシェアしている先輩の結婚が急に決まり、住む家を探さなければならない展開に。
同時に、原宿の店のオーナーから全く客層の違う銀座店への異動を命じられる。
そんな人生の大激変に襲われる二戸島を描いていきます。

さて、もう一人の主人公は、その二戸…

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誰がお前なんかと結婚するか! 小説

千地イチ  yoco 

素直になれない事情持ち

千地イチ先生の主人公は、ほとんどが地味。
この作品の主人公も、真面目な地味系。

高校教師の椿征一は、高校教師。
片思いの北斗が結婚すると知り、傷心。
婚活パーティーで、プロポーズしまくる藤丸レンと、推しのヘヴィメタバンドで意気投合、泥酔してベッドイン。藤丸は椿にプロポーズ。
翌日、藤丸の部屋で目覚めた椿は、北斗の訪問に驚く。
『Bararauka』のCEO兼デザイナーで、北斗の仕事…

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雨の下の君に捧ぐ 小説

千地イチ  國沢智 

26歳児の成長物語(推しは脇キャラ)

社会人歴6年を超えて初めて壁にぶち当たる美容師・二戸島の成長物語。

仕事を絡めて二戸島の悩みが語られ、考え方や姿勢の現状把握が丁寧に行われる。基準の一つは楽しいか楽しくないかで、説教臭くならないギリギリのラインを保っている。26歳にしては随分と青臭く子供っぽい。

一貫して二戸島視点で進むため、周囲が見えていない前半ではすばるの人物像が掴めない。すばるも自分を晒すタイプのキャラじゃないの…

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