牧さんのレビュー一覧

彩雲の城 小説

尾上与一   

伊魚くん、いい加減にしなさいよ?

碧のかたみコミコミ小冊子で出てきた問題児?のいる3組やっと揃い踏みました。
碧のかたみの月光ペア、プルメリアのころ。の艦爆ペア、そして今作 彩雲の城の彗星ペア。
読み終わって、好きな順は艦爆ペア→月光ペア→彗星ペアでした。
この3組に関しては同じ時間軸にラバウルで活躍してたみたいで、ニアミスがある。
本編に、出てきたり、書き下ろしに出てきたりする。
こういうクロスオーバー的なのって話の奥…

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碧のかたみ 1 コミック

近江谷  よこやま  尾上与一   

大切な小説作品のコミカライズ化。二人の距離感の変化をもう少しじっくり見ていきたい気も

尾上与一先生原作作品の、コミカライズ版。
「1」と巻数が振ってあり、続きものです。

まず、オールカラーでびっくり…!豪華です!

この1巻では”切ない”ターンはなく、シリアスながらもほのぼのとした
二人のじゃれ合い、会話などのシーンに癒されます☺︎(二人の濡れ場もありません)


内容ですが、第二次世界大戦のラバウル(=現在のパプアニューギニア)基地での
戦闘機乗り達のお話。…

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彩雲の城 小説

尾上与一   

2人の覚悟を、「おかえり」を、噛み締める

発売を待ちに待っていた、1945シリーズ”第二期”の記念すべき1作目!

でも、このシリーズを読むのには正直、気力・体力が必要で…
(何作か、めちゃくちゃ泣いて翌日目が大変なことになりました;)

”どんなことが起きても受け止めるぞー”
そんな覚悟を決めて、「よしっ!」と気合を入れて読み始めました。

旧版は未読、出てくる人物のキャラも結末も知らないところから…でしたが、
分厚い…

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碧のかたみ 小説

尾上与一   

唯一無二の関係

戦闘機の操縦士と偵察員。戦時中のお話で、命をかけて空を飛ぶ2人のお話です。

花火師の息子の六郎。操縦士として英雄であり有名人な恒。
命令によって新しい特別な機体に乗るペアとなった六郎と恒。おおらかで懐の大きな六郎が、短気で喧嘩っ早いが操縦士としての才能がある恒に振り回されながらも絆を深めていく様子が丁寧で、本当に読んでよかった!
操縦士と偵察員って、2人で空を飛び、互いに命を預けている特…

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『プルメリアのころ。』1945シリーズ コミコミスタジオ限定連作SSフェア小冊子「とりのはなし4 鷹居千歳」 特典

2人を野鳥に例えたならば

まわりに舐められているから褒美の品が千歳に届くまでに盗まれて本来より少ない事に本編で怒っていたカズイ。実行に移すの巻。

まず、カズイの方が先に届いて千歳のが後で届いている時点でタイムラグがあっておかしい。しかも、役職も、実績も上の千歳の方が少ない物資ってのももちろん。

突き止めてやる!と持ってきた隊員と共に遡っていくんだけど、こんなに伝達ゲームみたいにするかね?って程たくさんの人が抜き…

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プルメリアのころ。 小説

尾上与一   

シリーズで1番コメディっぽい

面白コメディっぽいところから始まって、クライマックスで泣かされ最後清々しく晴れやかな気分にさせてくれるお話でシリーズ第一期完結に相応しかったです。

1945シリーズどれも違ったペアの違ったお話で面白いです。今回の2人は前作のSSでチョロっと話題に出ていた問題児のいるペアだったのでどんな話か気になってました。

航空機に乗るのが必然な部隊にいるのに乗りたくないと駄々こねる少尉ってどんなの?…

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プルメリアのころ。 小説

尾上与一   

「俺は絶対堕ちません」

高いところが苦手で怖がりな千歳とペアになってしまったカズイ。
居場所がなくて愛されたいのに、欲しない。そんな千歳に精一杯向き合うカズイ。
神様から欲しかったものは全てカズイがくれた。ずっとカズイの無事を祈り続け、絶対堕ちないと強い決意を持つ千歳は弱虫なんかじゃないんですよね。
月光ペアとの絡みも微笑ましいです。
ただの「千歳」として過ごす日々が幸せでありますように。

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碧のかたみ コミック

近江谷  よこやま  尾上与一   

全面フルカラーとは

原作の小説は既読です。
読み終わったあとの後ろのページにコミカライズ決定とのお知らせがあって、「碧のかたみ」のコミカライズ版が出ることは知っていたのですが、まさか全面フルカラーとは思いませんでビックリしました。
この戦争の描写をカラーで表現するとなるとすごく大変な労だと思いますが、でもこの作品をカラーでコミカライズしたことにはおそらく意味があると思います。

ラバウルはパプアニューギニアの…

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プルメリアのころ。 小説

尾上与一   

本の構成が違っていたら

キャラ文庫で復刊されている1945シリーズ4冊目。
本ごとにCPが異なります。本作のCPは、3冊目「碧のかたみ」と同様に複座の航空機のペア。操縦士と偵察員ですが、「碧のかたみ」とはだいぶ様相が異なります。
偵察員のカズイは最前線のラバウル基地に配属になり、操縦士である千歳と組むように命令される。だが高所恐怖症で怖がりで脆弱な千歳は、飛行のたびに恐怖に叫び喚き嘔吐を繰り返し、身体が弱すぎて訓練も…

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プルメリアのころ。 小説

尾上与一   

こわい

1945シリーズ4冊目。空中戦を見たような心地になるお話で、予想の斜め上に受けが可愛かったのですが、キャラとして極萌~というほどではなかったので萌にしました。本編220P弱+受け視点の本編を補足する小編60Pほど+別カプとの小編10P超+小編2編。戦時中の異色の艦爆乗りが気になる方でしたら。

出世を!と意気込んでいたものの、ようやく宛がわれたペアは飛行直後は出すものが何もないのにげえげえ吐い…

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