yocoさんのレビュー一覧

朝霧邸の薔薇の姫君 小説

市村奈央  yoco 

最後までサスペンス

電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。

記憶喪失ものミステリの部分が大きくて、BLとしての萌えは抑えめ。
実に不穏な感じで続くので、最後までドキドキしながら読み進められます。
表紙絵から察すると、yoco画伯のイラストも雰囲気をかなり盛り上げてくれたんじゃないかと思います(電子版には収録されておらず、残念)。

章立てはしていませんが、三部構成。
邸宅の火事から逃げる途中で事故に…

4

月夕のヨル 小説

朝丘戻  yoco 

最終巻


4作目は最終巻ということで、今までより特別な気持ちで読んだ気がします。



途中、表紙と話の流れ的にもしや死ネタでは、と察してしまい。2人が幸せそうにしてるだけで胸が苦しくなりました....。


“またね“を積み重ねてきたからこそ、最後のシーン、“またね“の言葉が染みますね。アニパーシリーズ最終巻に本当にぴったりの言葉だと思いました。

あいかわらず、朝丘先生の言葉のチョ…

7

毒の林檎を手にした男 小説

秀香穂里  yoco 

2009年掲載小説の大幅改稿

苦手なんだけど克服できないかと挑戦継続しているオメガバースもの。当作は前半本を握りしめてしまいそうになるくらい、(怒)だったのですが、後半、「おお、これが先生生徒ものの良いところなのかも!」と目覚めた心地でしたため、(萌2+中立)/2で萌にしました。「本編160Pほど+二人が幸せを確固たるものにする続き60Pほど+先生のあとがき」です。割合エロエロだと感じました。唯一「げ」と思ったのが、後の本編後…

5

名前も知らず恋に落ちた話 小説

水原とほる  yoco 

大人の恋


建築設計事務所に勤める克美(受け)は週末に一人でお気に入りの山へバイクを転がしに行くのが習慣になっています。そんな時、最近常連となったカフェで同じく一人できている昌宗(攻め)と出会います。克美は昌宗が自分が愛車を買うときに最後まで悩んだもう一つのバイクに乗っていたこと、自分にない凛々しい容姿に目を引かれます。名前とバイク乗りということしか知らないという関係で何となく誘われて一緒に走るようになり…

3

月夕のヨル 小説

朝丘戻  yoco 

アニパーシリーズ完結巻

読後じんわりきています。

あとがきにあるように「坂道のソラ」と「窓辺のヒナタ」、「氷泥のユキ」と今作が対になってるのでぜひ「氷泥のユキ」も併せて読まれる事をお薦めします。
「氷泥のユキ」で主人公が作り出すゲームが重要な要素なので。

社会人で人生経験豊富な年上の男性と高校生~大学生のまだまだ未熟な男の子達との様々な恋愛模様、私は大好きなシリーズでした。
特にアニマルパークだけではなく…

10

サンドリヨンの指輪 小説

綾ちはる  yoco 

千尋の友達の深田くんが救い

薄幸な受けが魔法の力を借りて、最終的には幸せを得る話。
タイトルの「サンドリヨン」は「シンデレラ」の別名ではあるけれど、この作品はシンデレラ物語が下敷きになっているというより、「サンドリヨンの指輪」という魔法アイテムが登場するちょっとファンタジーがかったお話でした。
分量的にはたっぷり読みごたえがあってよかったのだけど、読み終わってみると、フワッとしたつかみどころのないお話で、中途半端なファン…

2

夜啼鶯は愛を紡ぐ 小説

小中大豆  yoco 

健気

初読み作家さん。
yoco先生のイラストに惹かれて購入。
物語の世界観・雰囲気とyoco先生のイラストが凄くマッチしています。
読み進めていくうちにいつの間にか受の凛くんの歌声が聴こえてきました。

こういう純粋で健気な受くんに弱いです。
攻のエリアスに出逢って、自分がなりたいと憧れていたオペラ歌手(テノール)への気持ちは、恋だったのだと気づいてから歌声にのせて愛を紡ぎ続ける10年の物…

11

月夕のヨル 小説

朝丘戻  yoco 

モヤモヤ

最後まで読んだけど、どうしようなくモヤモヤしてしまった。
yaco先生の絵は本当に愛らしかった。
甘さが圧倒的に足りない。
多視点での語りが多過ぎる。

15

夜啼鶯は愛を紡ぐ コミコミスタジオ特典書き下ろしSSペーパー 特典

森の家の唯一のお客様

本品は『夜啼鶯は愛を紡ぐ』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、エリアスの友人・イーサンが
2人の家に招かれるお話になります。

凛とエリアスはよりを戻した後。
かつて別荘だった森の家に移り住みます。

最初の1ケ月は
離れていた時間を取り戻すように
ぴったり合わさって過ごしました。

それはこの世の終わり、
自分たち以外の人間が死に絶えた様な…

6

猫の王国 小説

犬飼のの  yoco 

女王陛下、万能に近いほどの力、っていうか全能すぎ

善良な魂は空に向かい無垢な魂魄として浄化され
意識も何もかも消されてしまう死後の世界

でも猫の王国はとくべつに人間を招くことがある
天国全体は大空で、国は雲の一つに相当する、その独立小国で、少年は騎士を目指す--


なんだか懐かしい感じ
どこかで知っていたような……
と、思いつつ読みすすみ、
むかーし朝日ソノラマあたりで読んだような、
と思いついて気づきました
これは今…

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