これは、命に限りがあるから知られる絶対の幸福だよ

氷泥のユキ

hyodei no yuki

氷泥のユキ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神73
  • 萌×215
  • 萌10
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
12
得点
460
評価数
107
平均
4.4 / 5
神率
68.2%
著者
朝丘戻 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
坂道のソラ
発売日
価格
¥740(税抜)  
ISBN
9784866571133

あらすじ

あの人は、優しさを叱りながらくれる、遠い男――。
大学生の結生は過去の失恋を乗り越えるため、SNSで出会いを探していた。
知りあったのは、恋愛抜きのセフレを求めている会社員の氷山。
キス魔で、つれないくせに優しくて影のある彼に、結生は反発しながらも好きになることを止められず……。
恋をして愛することを知り、生きることを学ぶ。やがてふたりが辿り着く愛の幸福とは……。

表題作氷泥のユキ

氷山緑、結生とセフレとして知り合った会社社長、35
本宮結生、過去の失恋を引きずる大学生20

その他の収録作品

  • あの日のユキ
  • あとがき:朝丘戻、yoco

レビュー投稿数12

同性愛カップルだからこそ

坂道のソラシリーズの続きで読みました。
なんかわからないけど、この作品はシリーズの中でちょっと苦手でした。

攻めがちょっとうじうじしてる・・・のかな?なんだろう。
もやもや感が・・・。

あと家族が自分が苦手な感じの重さでうっ・・・と心が痛くなりました。
いや、とても生きる、について書かれていて、すげぇってなったんですけどもね。

受けがめちゃくちゃ健気で、切なくて泣きそうになりました。
というかyoco先生の絵と朝丘戻さんの文の組み合わせってこんなにぴったりくるんだろ、こんなに優しい世界で幻想的な世界を創り出せるコンビはいないと思いました。

0

同性愛の辛さと生きるということ

アニマルパークシリーズの3作目「氷泥のユキ」
シリーズ物と知らずに購入したので、シリーズの中で一番最初に読みました。
朝丘先生の作品で一番最初に読んだ作品でもあります。

アニマルパークというSNSを通じて、過去の失恋を乗り越える為に処女を捨てたくて慣れているフリをしセックスをする為だけにクマさんと会うユキ。
恋愛抜きのセフレを求めている相手にはじめてだという事がバレて、番号も消せ二度と会わないと帰られてしまう。二度と会わないと思っていたのに、ひょんな事から再会し、クマさんこと氷山とキャラクターデザインをしている大学生のユキこと結生は仕事の付き合いができる。
過去の失恋の傷を話すと、彼は優しく受け止めてくれる。だけど決して恋人にはしてくれない。反発しながらも惹かれていき、好きになることを止められない。


攻めである氷山が冷たいけど優しくて、本当にずるい大人でツボでした。最終的には冷たくしていた理由もわかり、結生と両想いになってからは甘々です。
両想いになったところで終わらず、生きていくという事、家族との付き合いなども描かれる為、綺麗な文章で夢のような話ですがリアルさもあり、色々な事を考えさせられます。
物語としては二人が付き合って、めでたしめでたし、なのですが、もちろんその後も二人の人生は続いていくわけで、そこをきちんと描いていくのが朝丘先生ならではなのではないかと思います。

一人称で進む話が苦手な方は読みづらいかと思いますが、個人的にはキャラクター、物語、イラスト、テーマ、全てにおいて神作品です。
この作品から入り、朝丘先生の作品をたくさん読みましたが、やっぱり氷泥のユキが一番好きです。

素敵な作品をありがとうございます。
アニマルパークシリーズを通しておすすめです。

1

まさしく恋愛小説

「あ、今恋愛小説を読んでる」を超えて「あ、私、今恋愛してる?」とさえ思った。
甘くて切ない恋の感覚って、こんなんじゃなかったっけ?
いつもBLは第三者目線で壁となって見守るスタンスで読んでいるのに、受けのユキがあまりに恋愛脳で乙女的に恋をするから、自分の中の乙女な部分が(一応あるのです笑)騒いじゃって仕方なかった。
このウザいくらいの恋の感覚に胸がざわつきます。

過去に苦い失恋をして以来恋をすることが怖いゲイのユキ。
でもユキも健全な20歳の男子。
セックスにも男性の体にも興味があるし、本当は恋だってしたい。
それも少女漫画のように甘やかされてときめく恋が。

そんなユキは遊び慣れたフリをしてアプリを通じて出会った「クマさん」に抱かれようとするも、処女であることがバレて喧嘩別れとなってしまう。

大学に通う傍ら、モンスターなどのキャラデザの仕事をしているユキ。
ある日新しいゲームアプリのキャラデザを依頼され依頼元の会社の社長に会いにいくと、そこにいたのは「クマさん」こと氷山だった…

20歳のユキと35歳の氷山。
年の差、恋愛経験、恋愛偏差値の差。
恋をしたユキが必死に冷静を装い、小さなことに一喜一憂し、恋にウブな反応を見せるのに対し、氷山は余裕のある態度をとり続けます。
ところが、想い通じ合ってからの氷山が〜。
ユキへの強い執着。囁く愛がまぁ甘い甘い!
ユキのうざいくらいの恋愛脳を上回る、嫉妬や独占欲のオンパレード!
恋愛功者に見えても、歳上って意外と自信がないんですよね。
若くて可愛い恋人を持つ不安…わかる気がします。

この作品は恋愛だけでなく、ゲイとしての生き方、家族との向き合い方、2人が家族になっていくということ…
それらが丁寧に美しく描かれていたのがとても印象的でした。
死期が近い氷山の父親を通じて語られる死生観。
限りある生をどう大切に生きていくか。
2人がお互いとの出会いによって、素晴らしい道を歩んでいく…そんな確信を持てるラストに感動しました。

タイトルと表紙の美しさに惹かれて読みましたが、期待を上回る「これぞ恋愛小説」という作品でした。
こちらはシリーズだとのこと。
他の作品を読む楽しみが出来たことに感謝いたします。

3

読む人を幸せにする作品

あぁ、何て幸せなお話なんでしょ。
読んだ後の、この幸福感が朝丘先生の作品の素晴らしいところだと思います。

あらすじは上記を読んでください。
出会いは、泣きそうなくらい辛いのに、それを悪い方に取らない結生。読み進めていくと、結生の良いところが少しずつ感じられてきます。恥ずかしさや自分への劣等感などで、思っている事を、ストレートに言葉に出せないので、ついつい反抗的な話し方になっていましたが、緑と結ばれてからは、素直で本当にいい子。もう、可愛くて堪らなかったです!
まだ二人が付き合う前の時、緑の事が好きすぎて朝送ってもらった後に、結生が一人で悶々と考え込む所とか、ホント可愛いかったぁ!ローストビーフサンドに緑を例えたり(笑)

緑も、最初の印象は悪いけど、再開後、結生とアニパー内で会話した時に、結生が欲しい言葉を、ぽんっと投げかけてきて、そのたびに読みながら一緒にキュンキュンしました!
アニパーでのやり取りは、ニヤニヤしちゃいました。顔が見えない分、アバターが抱き合ったりキスしたりするのは、架空なんだけど、すごくドキドキして、この感じを表現できる朝丘先生って凄い!
大好きな場面が多過ぎで、語りきれないので、是非沢山の方に読んで感じて頂きたいです。
お話のなかには悲しいこともありますが、それを上回る幸福感で、読む人を幸せにする作品です。

3

幸せすぎる読後感

朝丘さんの本は『坂道のソラ』で始めて読んで、その綺麗すぎる世界に惹かれて『氷泥のユキ』を購入しました。

表現がうまいのか、朝丘さんの本は読むと背景がブワッと脳内に再生されるのがすごいです。
しかもその全てがあまりにも美しい。他の方も仰っていますが、透明感があるというか、どこか幻想的な美しさというか……。


また、ユキのキャラが健気で、可愛くて、でも素直になれない、まさに男の子!!って感じでとても良かったです。地の文もわりとフランクですし、セリフのテンポも良く、思わずクスッとなる場面も多々ありました。
氷山はかっこよすぎて読んでいるこっちも心臓ドキドキしっぱなしです。かっこいいのにオヤジだし、弱いところもあるなんて本当にずるいです。しかも後半デレッデレじゃないか!大好きです。

前半の切ない部分も、後半のしんどい部分も、全部ひっくるめてただただ好きなお話でした。
帯にも取り上げられているセリフ「これは、命に限りがあるから知られる絶対の幸福だよ」は、あまりにも名言だと思います。本当に胸にくる。
全部読んだ後に表紙をみたときの幸せな気持ちは、しばらく忘れられそうにありません。
まだ心臓がドキドキしています。


また、yoco先生のイラストが素敵すぎる……!
ユキも氷山も好みドンピシャ、読んでいるときのイメージと寸分違わぬビジュアルで、本当に神様かと。感謝しかないです。

取り留めのないレビューですみません。
正直、恐らく1番ここを見るであろう、未読の方々にとってはなんのこっちゃな乱文だと思います。
でも本当に心温まるお話です。
一読の価値があると思います。非常におススメです。また何度も読み返すと思います。

5

乙女系元気男子が出会う恋の物語

シリーズ最新刊『月夕のヨル』を読むにあたって再読しました。
読んでいなくても、個別の作品として問題なく読めます・
でも、シリーズ通して読むと一層世界観に浸れて面白いのは当然ですが、特にこの2作品はまとめて読むことをお勧めしたいです。

氷山がヤリ目的で会った結生に対する態度が酷すぎて、ちょっと読み進めるのに躊躇してしまいました。
初めてなのにやり慣れてると偽るくらいでそんな怒ることかな、と。
よっぽど慣れてるテクニシャンと快感に浸りたかったのに初心者のテクなしでがっかりだったとしても嘘つきを責める氷山の大人気ない態度に怒りを覚えてしまいました。

結生がどんどん氷山のことを好きになってやめなきゃ、好きになっちゃいけないとセーブしててもやめられない苦しさ、いっそこのまま好きのままでいようかと悟っていく過程が切なかったし、二人で会話してても氷山の言葉に傷つけられ心の中で文句言ったりいいかえすところも苦しかったです。

そのうえ氷山の優しさが残酷で、キャラデザイナーとしては求められてても恋愛としては愛してくれないのに、お前に癒されるとか、ダメな食生活に怒ってくれたり、もうこれ以上優しくないでよと思ってしまいました。。

しかし後半のバカップルぶりにはほのぼのです。
あれほど拒んでいた氷山が…
小籠包の掛け合いが可笑しかったです。
「美味しい汁もでるしな」

終盤の結生と氷山と氷山の病身の父親との生活が、幸せそうな時間とそのあとを思うとほのぼのとしつつ切なくていつまでも続くといいのにと思うと読んでいて苦しかったです。
でも、やり残すことはあっても息子の幸せを見て、いい子の結生に会えて気に入って安心できたと思うので、いい最後の看取りができたのではないかと羨ましい一面があリました。

コミコミ特典で、本編で残された懸案事項の、結生の就職と同棲問題の解決編が読めて嬉しかった。

4

愛し愛され迎える最期

自分が最期を迎える時を思い、この作品を読みながら私の人生このままでいいのか、考えました。死(メインカップルは最後まで健在です)や同性愛者に対する偏見などネガティブ要素を含んでいるのに、読んだ後こんなに心を前向きにあたたくしてくれるお話があるんだなと物思いに耽っています。シリーズ中このお話が一番良かったです。

4

好みではないけど良いBLでした

「氷泥のユキ」朝丘戻先生 読了

朝丘先生の一貫の可愛くてほのぼので癒されるタイプの作品でした。癒しを認めるときに最適の一冊ではないかと思います。

yoco先生のお絵も相変わらず可愛らしくて、見てて本当にこのゲームやりたくなってしまいます(笑)。

みんなはどういう気持ちでBL読んでいるか知りませんが、個人的に「これあまりにも小説っぽい」というのがあったらまず話に集中できなくなってしまいます。

なのでストーリーがかわいくても無理矢理感(リアリティがない)を感じたらあまり良い評価出せない。
もちろん、逆に非日常を求めてBL読む方もたくさんいらっしゃるので、「個人的な」感想しか言えないわけですので、

敢えて言うなら、この作品はBLとして読者を満足させる一冊かもしれませんが、やはりもうちょっとボリュームアップさせたら個人的に好みかと思いました。

まぁ、個人的好みではないですが、全体的に言うとけっこういい感じのBLではないかと思いました。
朝丘先生らしさ満載の一冊で、BL小説初心者もきっと楽しめる作品だと思うので、ぜひみんなに読んでみてほしいです。

0

拡がりがあった作品でした

シリーズ第三弾です
坂道のソラだけ読んでます。
その時はアニパーという仮想ゲームにまったくぴんと来なかった
IT弱者。

今回の作品はアニパー理解できました。

過去に辛い失恋があってセフレでもいいからと出会いを求める
ユキ。
紆余曲折あってあとくされのない関係だけを求めている
氷山が
ネットで渡をつけてリアルで会ってからお話が進みます
ユキは乙女男子だけれど、口調は男の子そのもの
こんな優しくて朝丘先生らしい独自の世界観に心底浸れたら
いいのだけれど…と、思います…いつも

感性があわないと思いつつも憧れる静謐で美しい世界

後半の家族のふれあいが
単なるボーイがラブしている作品から
拡がりと深みを加えていると思いました
雪と氷の物語

最後にyoco先生のイラストが神でした
どれもこれも…すべて
そして圧巻の表紙絵
脱帽しました

2

アニパーシリーズ第3弾

あたたかで優しいお話。
生と死。絆。
大切な想いがたくさん散りばめられています。

今回は前2作と違い、主人公が大学生なので、結構エッチなシーンも多めです。
攻めがキス魔なのもありますが( *´艸`)

切ないなかにも、乙女な結生ちゃんが時々クスっとさせてくれます。
緑さんは結構なクーデレだと思います。

アニパーの可愛さ健在です。
そして、今回は主人公の結生がキャラクターデザイナーでもあるのですが、
彼から生まれてくる沢山の魅力的な子供たちにとてもとても惹かれました。
結生ちゃんのとても綺麗で繊細な部分が凄く浮き出てて。
結生の生み出すキャラクター達が本当に愛おしいです。
緑さんより芯が強いなとも。

アニパー&ライフグッズ、受注生産や有償特典等で販売してくださらないかな~!
結生の子たち、おくさ以外もぜひ拝見したいです~。

分厚さにめげずぜひ手に取って読んでみてください!

※以下2行完全ネタバレ※



緑さんとお父さんとの3人での年末は本当にあたたかな日々だったな・・・と。
青森弁可愛かった。お味噌汁のお話はちょっと辛かったけど。
真冬で雪も積もってるのだけど、青森のマンションのあの一室のあたたかさ。
思い出すとしんみりしちゃいます。


コミコミ特典は、本編で気になってた結生ちゃんの就職について。大柴さんも出てきます。お味噌汁後日談も。
初回特典は、らぶらぶです。結生の初めてのフェラ!緑さん、また初めて貰ったねっ!

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サイン会のお土産小冊子に収録された以下は無料公開して下さってるそうです。(期間未定)
・はじまりのユキ――『氷泥のユキ』プロローグ
http://modoru.sakura.ne.jp/tenovelamet/temidoriyuki20180101.html
・『7月のユキ』(公開予定。4/18現在未公開)
ダリア内『氷泥のユキ』特設サイト予定
http://www.fwinc.jp/daria/special/hyoudei/

5

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