yocoさんのレビュー一覧

花舞う夜に奪う愛 小説

和泉桂  yoco 

レトロっぽい表紙がステキ!

yocoさんの表紙で和泉桂さん作なので絵師&作家買い。こんな素敵作品があったなんて見逃していた。しかも内容は他のレビュアーさんも仰るように大正浪漫譚。大好きな江戸川乱歩先生の世界です。もろに怪人二十面相みたいな義賊の怪盗も出てくる冒険活劇。

BL部分のヒロインである雪人は美貌の没落貴族のお坊っちゃま。陥れられた家の名誉を取り戻すため記者として頑張ります。しかし彼はお勉強は出来るけど素…

1

パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

ぜひ続編を!

樋口先生の作品の中で一番好きな作品です。けど本当に何度読み返しても辛い…。ツバメシリーズの前巻を読んだところで、桂人は救われたけどスタンは?あんな経験をしたのなら、あれだけで救われるとは思えない…と正直思っていたので、今回丁寧にスタンの心の傷について描いてくれてとても良かったです。

今回は桂人とスタンの差異がよく書かれているなと個人的には思ったのですが、何度も読むうちに、桂人とスタンって、や…

2

気がついたら幽霊になってました。 小説

成瀬かの  yoco 

「成仏する前にあいつに会いたい」

アマゾンプライム。
yoco 先生が挿絵を担当した本は、ハズレがない。電子版は、表紙絵だけだったけど。
この本も面白かった。

気付いたら殺されて幽霊になっていた水葵。
成仏する前に一目会いたい昔の片思いの人の傍に飛んでいく幽霊の水葵・・
今生最期の願いで、やっと自分の正直な気持ちに向き合えた。
でも、彼には水葵が見えないし、感じてももらえない。
そして彼・黒須一志は、水葵を殺した…

2

生まれた時から愛してる 小説

夜光花  yoco 

双子×執着÷クロスノベルス

タイトル通り生まれた時から愛してる双子のお話でした
兄弟ものしかも双子で弟が兄に執着
好きなものしか詰め込まれておりませんでした
うふうふとにやけながら一気に読めました

弟類の方が兄理人にガチガチに執着しているんですが
その執着のきっかけが兄が患った病にあるんですがその病の設定がなかなか切なかったです
兄が患った病気は黒夢病と言っていきなり眠り続けてしまいその間体の成長が止まってし…

6

ラ・エティカの手紙 小説

名嘉あいか  yoco 

題名のエティカ=倫理 薫の「倫理の葛藤」

yoco先生の挿絵。過去の自分達を見つめる今の薫。
絵師買いした本、初読み作家。この著者の唯一の商業本。

タイトルがなじみない語句、
あとがきに、エティカはラテン語のEthica。
この物語では、単純に「倫理」という意味で使用したと、ありました。
「薫の抑圧した想い、倫理の葛藤」を封じ込めた手紙、という意味。
倫理の葛藤から逃げた者が10年ぶりに最愛の人と再会する物語

粗筋の…

2

パブリックスクール ―ツバメと殉教者― 小説

樋口美沙緒  yoco 

愛とは?

主人公をはじめ登場人物の幸せを願わずにいられない思いで胸がいっぱいに。読み終わった今、宝石のようなこの1冊との出逢いに心から感謝しています。

0

生まれた時から愛してる 小説

夜光花  yoco 

タイトル通りな内容

久々のシリーズもの以外の夜光先生作品(しかもイラストがyaco先生!)ということで楽しみにしていました。

双子もので、受けは攻めの心が読めて、しかも重い病気を患っているということで、設定もモリモリ。
受けの病気が思ったより重いもので、後半から結構シリアスな展開に。
黒夢病…死んだように眠ってしまう病気、それもいつ目覚めるか分からない、最悪の場合そのまま死んでしまうなんて、理人が目覚めるの…

4

生まれた時から愛してる 小説

夜光花  yoco 

あらすじも確認せずに読んだら

夜光さんのご本ですからね、何の予備知識もなしに読んだんですよ。
途中までは「コメディなのかな?」なんて思っちゃったんですね。
類の心の声が聞こえる理人には、彼の自分に対する執着が手に取るように解っちゃうんですけれど、それをのらりくらりと逃がしていく様が長閑に見えたんです。
だから中頃での、類の豹変と理人の『妥協と取引』が書かれた部分がショックと言うか、ちょっとガーンと来ました。
いや、予測…

6

生まれた時から愛してる 小説

夜光花  yoco 

浦島太郎

先生買い。思ったのと少し違ってびっくりで、恋愛話とは違うところで「うわあ」と思ったので萌2よりの萌にしました。本編230P弱+あとがき。先生が双子もの書きたい!と思って書かれたものだそうです。そういえば双子もの久しぶりな気がする。

一卵性双生児の兄として生まれた理人。同じ遺伝子のはずなのに、モデル活動をしている弟の類と比べて、とても小さく、それをからかわれると理人を熱愛している類はすぐ怒りま…

3

生まれた時から愛してる 小説

夜光花  yoco 

切なさも狂気も感じる愛の詰まった1冊

軽いテンションで始まったお話ですが、理人に類の心の声が聴こえる事で類の本気が伝わりました。
類の気持ちの重さに反して、冷静な理人が印象的で一瞬このまま逃げ切るのかな〜なんて思ってました。ただ心の声の事と類の気持ちを理人が知っていた事が判ってからの類の開き直り、狂気を感じて怖かったです。もう類から逃れられないと思いました。そこに黒夢病の再発症。冷静になるには良かったのかも。理人と生きていく為に頑張…

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