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片岡 yoco
碧雲
ネタバレ
Yocoさんが挿絵を受けた作品を集めているので、購入。表紙の絵が、本当にきれい。神秘的な満開の白薔薇が咲く庭に、たたずむ蒼生。 この作品は、著書の初商業本。 「初本」だから仕方ないと諦めるべきなのか、挿絵に随分助けてもらっているように感じた読後感。 庭の情景は、バーネットの「秘密の花園」を連想する描写。 花屋を営んでいた父。 両親と住んでいた家は、瀟洒な洋館で、白い蔓バラが咲く美…
栗城偲 yoco
フランク
表紙に惹かれて、攻めの属性を見たところ、種類の異なる二人の執着スパダリが楽しめそうだなと思い購入。 だけど結果から言うとモヤモヤが残ってしまった。 というのも、あらすじの「そして亜蘭から贈られた英理の狗鷲が原因で亜蘭が倒れる事件」による顛末に予想以上のショックを受けて、あれこれ考えてしまったんです。 王族である攻めを怪我させてしまった罰として、受けの背中に罪人の証である烙…
樋口美沙緒 yoco
うめこんぶ
私が初めて読んだBL小説でした。 内容は他の方が書いているので割愛しますが、1晩で読んでしまうくらいには本当に面白いです 。 不憫健気受け、切ないストーリー、スーパー攻め様が好みの方にはハマると思います。 不憫健気美人守ってあげたくなる様な受けが好みの私には最高にハマりました。 この作品に出会い、私のBL小説ライフが始まりました。出会えて本当に良かったです。
尾上与一 yoco
著者の静かな丁寧な文体は、ドロドロしていないので好き。 BL要素を気にしなければ、読み物としても高く評価される作品だと思います。 そして、著者の作品にYOCOさんの挿絵の雰囲気がマッチ。綺麗で丁寧なレトロ調の表紙と挿絵です。 いつも感心するのですが、YOCOさんの表紙は、その本の内容のダイジェスト。表紙絵にすべてが示されてます。 1巻の表紙は、二人の視線が合ってない。 2巻目の今作は…
tongtong
恋の痛みに胸がきゅんとさせられます。英国のエスタブリッシュたちの社会を凝縮した世界観、パブリックスクールの閉ざされた甘く残酷、かつ禁断の薫りにも惹かれます。エドの本音がわからず怯え傷つく礼の姿には胸が痛みましたが、それすら甘美。最初のページから引き込まれました。礼の健気な様子に心を鷲掴みにされながら、幸せって、愛する人を愛せる自由があることなのだとつくづく感じました。『ダウントンアビー』を見たとき…
川琴ゆい華 yoco
「タイムリープ」ってなんのことやら?だったのだけど、なるほどこういうことなんですね。 大学時代の友人が枕元に現れて、大学時代に戻って過去の恋をやり直せと言われて、二年前に戻る……というもの。 過去に戻った受けは、あの別れの悲しみを二度と経験したくないからと攻めとは恋愛ムードにならないようにあれこれ抵抗するんですね。 だけど、いくら必死に抵抗しても攻めはアプローチしてくるし、恋愛フラグ…
凪良ゆう yoco
ひみた
凪良さんは「美しい彼」3冊と「流浪の月」を読んでいます。表紙が美しくずっと気になっていた今作。電子で購入して初めて、表紙の彼が泣いていることに気付きました。 凪良さんの作品の中でも人気が高い作品ですが、読んでみると「こんなに辛いものをみんな読んだのか…」と思うほど辛くて辛くて。 相手が思うよりも何百倍も大事にして、会う前には服を整え、色んなことを考えて、でも思ったように現実は転ばない。最悪…
ちもすん
尾上与一先生の小説は1945シリーズから入り、あまりファンタジーに触れていなかったのでどうなのかな?と思っていたのですが前作花降る王子の婚礼読んで素晴らしく感動し、続きのこちらも購入しました。 続きということでかなり期待をして読みましたが期待以上の面白さでした!!! あらすじで王妃リディルが記憶喪失になるというのを事前に知った上で読み始め、記憶喪失物であまり好きではない「恋人にきつくあ…
あらすじにある通り、リディルが記憶喪失になってしまうのだけど、これは超〜良い記憶喪失でした。 愛する人の記憶を喪ってしまった側の苦しみというのが、これでもかと伝わってきた。 そして相変わらずのグシオンの愛の深さときたら!! 一切の揺るぎがないんですよね。 リディルのお兄様カプも登場するのだけど、この二人も魅力的。 豪快磊落さが伺える炎帝イスハンも魅力的なキャラだし、雪の女王みたい…
安西リカ yoco
ほほん
序盤から一気に物語に引き込まれて、終盤でごっそり心を持ってかれました。 以下ネタバレありなのでご注意を 物語の後半、王都祭礼の時に大火傷を負ったアシュが徐々に死へと向かっていくシーンでは、好ましい状況ではないにもかかわらず、アシュとサージの間に流れる優しく穏やかな時間に、2人は幸せなんだなぁと嬉しくもあり、悲しくもあり。アシュに迫る死を自然に受け入れ、自身も当然のように後を追うつもりで…