yocoさんのレビュー一覧

晴明のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

ファンには嬉しいアニパーシリーズの集大成

大好きなアニパーシリーズの集大成。
一気に読むのがもったいなくて、少しずつ少しずつ読んでいきました。
4作品のメインキャラたちの他、窓辺の日向に出てきた日向の友人忍と、弟の直央との恋も描かれています。
窓辺の日向の時には、日向を傷つけていた弟の直央のことが好きになれませんでしたが、この作品を読んで印象がガラッと変わりました。直央のまだまだ子どもな一面や、孤独に向き合う姿が痛々しくて可哀想で涙…

1

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

とっても優しい気持ちになれる

読み放題で見つけて読みました。
読みほ、ありがとう〜!

こちらの作品、とても素敵でした。
雰囲気かな?空気感みたいなものが柔らかくて優しくて好きです。

イケメンIT副社長・賢司と男子高校生・一吹の恋です。
出会いがバスというのも情緒があっていいですね。
ゲイの一吹の片想いに思われましたが、たぶん賢司の方が一吹にメロメロです♡
一途で健気で、自分の気持ちをストレートに伝えてくる…

2

REDRUM 小説

みかみ黎  yoco 

受けがホラー

三行感想
> 受けがホラー
> 攻めもホラーだが…
> 全体的に勿体ない

普通に感想
妻の死、謎の陵辱者、度重なるSMプレイなど、陰惨なことがそこそこ起こっているのに白々しいほど受けの生活は清潔な空気感のようなものが漂っています。
というのも、このお話は受け視点でストーリーが進みます。

受けは高校生の息子を持つ父親です。妻は仕事に忙しく、息子の誕生日には妻…

10

晴明のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

フィナーレショー的一冊

アニパーシリーズを読んできた方なら手に取らないと落ち着かないんじゃないかな。
世界がようやくリンクします。
今まで読者がこっそり知っていたカプ達の繋がり・馴れ初め話をキャラ同士がオフ会という形で共有し、幸せを分かち合います。

「こんなことがあってね…」と語る彼らの姿は穏やか。
単行本4冊分の紆余曲折を知る読者としては感無量かもしれません。
出会えて良かった。幸せ。ありがとう。
そん…

2

晴明のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

この輪の中に入りたい!

直央と忍のお話が前半。日向の義弟で、ゲイである日向に対し反発していた直央が、幼馴染の忍からの好意や、父親や日向との関係に悩み、前進していく姿がとても良かったです。全てが上手くいく事なんてなく、両親の事で悩む直央を忍が支えていこうとする、まだまだ始まったばかりの関係が微笑ましかったです。
アニマルパークの輪が広がり、みんなで集まろう!となり、自分たちの出会いやアニパーへの愛しさを語るところなど、自…

5

錬金術師と不肖の弟子 小説

杉原理生  yoco 

とぼけているのに切なくて

胸がキューっと絞られる様な切なさを綺麗な文体で綴る杉原理生さんがとても好きだったのですけれど、新しいお話を発表しなくなってから3年とちょっと。気にはなりつつも、何となく読めないでいた今作を読んだら……とても良かった。

リクトの一番古い記憶は、7歳位の頃に人買いに捕まえられて奴隷として売られていたところを錬金術師のエレズに買われたこと。それ以前のことは覚えていません。
これは『自分は一体誰な…

7

毒の林檎を手にした男 小説

秀香穂里  yoco 

あっさり

タイトルからしてドロドロしたオメガバだと思って読みました。確かに最初のうちは早川が担任をしているクラスの生徒の中臣に襲われたりしてました。
でもですね最後まで抱かれたのは早川の部屋でしたし、強姦とかでは無かったです。
中臣が早川に近づいた理由も可愛いものだったし、なんだかんだと早々に絆されちゃってます。

毒の林檎が何を比喩しているのか、ちょっと分かりにくかったです。毒親に苦労した者同士が…

1

ロスト・コントロール ~虚無仮説(2)~ 小説

黒木夏兒  蒔舞(シーウ)  yoco 

NoTitle

二巻合わせた評価ですが一巻があまりに辛いのでこの評価、この作品だけなら萌2。

一巻は被害者が年少者な上にあまりにも呆気なく殺され死体は湖に放置、この巻ではBLらしくメイン二人がくっついたり離れたりするのですがそれを楽しむ余裕はあまりありませんでした。

ちなみに攻めが受けに落ちない理由が奥さんが殺された事とその時の遺言にあるのですが、重いのと同時に納得もしてしまい心から二人の関係を祝福出…

0

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

NoTitle

評価が高いのはわかります、詩的な文章と少女漫画的とすら思える現実にいないでも居て欲しい男性像。

実際読んでいてすごく楽しかったのですがお菓子に例えれば綿菓子かマシュマロのような、口にサッと溶ける瞬間はいいけど何も残らない。

くらもちさんの『as エリス』等似たような題材で良い作品がありすぎるのかもしれないです。
決して嫌いな話ではないのですが『アニマルパーク』の他の作品も読んでみたい…

2

えとがみ-干支神- 小説

犬飼のの  yoco 

寅神様の可愛げと本気

ソムリエさんから。初犬飼先生。
百艶様がナチュラルに自敬語的な殿上人なのが(自敬語までは使ってませんが心がそう)
瞬の惣菜屋さんや一般家屋の中で微笑ましさを増し、親近感を醸し出します。お昼寝とかで気が緩むと虎姿になっちゃうのもめちゃくちゃ可愛いですね。ヒト姿でも尻尾が雄弁なのも可愛い〜!
そして瞬がわりとどんなときも、恋に落ちてても迫られてても現実的というか、庶民感覚を忘れないというか…

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