榎田尤利さんのレビュー一覧

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

小説家シリーズの中ではちょっと毛色の違うイメージ。

やはり榎田先生は上手いなと。
小説としてもコメディーとしても実に面白い!

でもね、私はBLとしては萌えなかった。
いつも口にすることだけど、
愛がないとダメ。

野追川の「黒田」に対する愛を感じなかった。
「原稿」や「ゴスちゅる」や「漫画」に対しては
溢れるほどの情熱を感じるのだけれど、
BL的には全く愛を感じなかった。
……要するに、萌えない。

黒田も然り。
野追…

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みみ。(合同誌) 小説

榎田尤利  遠野春日 

テーマはケモミミ

テーマがケモミミの商業作品の番外編です。

榎田先生の交渉人シリーズ番外編「Honey Bunny and Pumpkin」は詳細なレビューがあるので省きますが、バニースタイルかと思えば着ぐるみという意外さ!奈良先生のイラストで見てみたかったです。

遠野先生は擬猫化パラレル。
「甘美で優雅な恋の毒」の慎、「夜の砂漠に護られて」の開、情熱シリーズの貴史、摩天楼シリーズの基とジーン、「砂楼…

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少年はスワンを目指す 小説

榎田尤利  黒井つむじ 

先生のバレエ愛を盛り込まれた王子

ああ、高校生・・・可愛い。青春なんて全く遠----い彼方なおばはんだから、余計にそう思うのか?なんて可愛らしい青臭い高校生たち。+そこに先生のバレエ愛をてんこもりに盛り込まれたキレイ系毒舌王子です。おかしい。高校生なんて範疇外なはずなのに。色恋沙汰もきゅんきゅんするし、王子の魂にすり込まれたバレエ愛にも萌えに萌えたので神より萌2です。芸術のお話が好きな方にはオススメしたいー。王子好き。
お話は20…

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ごめんなさいと言ってみろ 小説

榎田尤利  北上れん 

前作とはガラリと変わったキャラクターで、テンポよく楽しい!

前作と比べると、
実に普通のキャラクターな二人!

一応シリーズものではありますが、
キャラクターがリンクしている以外は深い繋がりはなく。

BL的にもありがちなキャラクターなのですが、
リツがなかなかBLしてくれない!
……と思ったら、そうか、そうだったのかと!

意地っ張りなリツと余裕を見せたい久々野の
押したり引いたりの駆け引きが面白い。

今回はリツの一人称で、…

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きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

しっかりと作られた純粋なキャラクター

私の第一の感想も前に書かれていらっしゃる、
ぐひさんと同じ感じでした。
ルコ先生は然るべきところへ行けば、それなりの診断が下るだろうなと。
そして、榎田先生はそれを踏まえて書いていらっしゃるのだろうなと。

一つ間違えば、困っただけのキャラになりそうなルコ先生は
その純粋さで嫌味なく成り立ってる。
たぶん、ルコ先生が普通の人でこの性格だと、ダメだった。

それに比べれば、東海林の…

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交渉人は休めない 榎田尤利100冊記念特別版 小説

榎田尤利  奈良千春 

発売されて5年たっていた

タイトル通りです。そのことに驚きました。
私は黙らないの1巻~愛されるの最終巻まではもうすでに発売されて何年か経っていたので一気に購入し、読みました。そして何年か経って、こちらが発売されると知り、とてもワクワクしていたのを覚えてます。私は今まですべてシリーズものをは最後まで出てから購入していたので(連載が終わってから面白いときき、興味をもって購入することが多いです)、連載が終わったのに新作がでる喜…

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スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

交渉シリーズで一番読みました

タイトル通り、一番読みました。一番大好きです。なぜなら、トモがかわいくて、キヨがかっこいいからです(理由になっていない)
今でもよくわかりませんが、多分自分のツボに嵌ったんだと思います。何回も何回も繰り返し読み、狂犬チワワとでかワンコの組み合わせに萌えました。ほかに似たようなものがないか探しましたが、ありませんでした。こちらが一番面白いです。また、表紙も少しマシになって、むしろかわいい絵柄でそちら…

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交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

ついに・・・!?

ついに兵頭のバズーカを受け入れてしまう・・・という回でした。
感想はそれしかないです。
だってもう、面白すぎです!だいたいシリーズものは1巻は面白くて、2巻になると面白さは半減する(イメージです)ものなのに、こちらは違う!2巻も十分に楽しませていただきました。全巻いっきに読みましたので、感想はひとつにまとめた方がいいかと思いましたが、こちらは記念すべきバズーカの巻でしたので、こちらにも感想を書きま…

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交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

大好きな作品のひとつです

この作品を読んだのは、もう何年か前です。私が初めてBLというものを知り、はじめて手に取った作品でした。どうしてこの本を手に取ったかは正直覚えていませんが、たまたま本屋で見つけて思いつきで買ったような気がします。初めてのBLなので、いろいろと驚きました。挿絵やえちシーン。あの頃の私には刺激が強すぎでした(笑)
当時の私なら、そういうシーンがあるともういいやーと読むのを止めていたと思います。(そういう…

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吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

こういうテーマが心にクるお年頃

年末に整理しきれなかった本棚を継続ひっくり返し中。1年に1回は読み返して盛大に感動し、本棚に戻すことになるうちの一つです。人生における「別れ」を知っている方には是非一度!と強くオススメしたいなあ と思います。心にしみる部分がありますが、けらけら笑ってしまう軽妙な部分もありますので、どよーんと重くはならないと思います。

マンガ家シリーズ4作目ですが一作一作はほぼ独立していて、当作は、編集者泣かせで…

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