円陣闇丸さんのレビュー一覧

暁天の彼方に降る光 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

性愛のみで終わる話ではなかった。深く感動!

ついに最終巻か……
長かった、実に。
倦怠感がありつつも、大きな満足感に浸されています。
やった事はないのですけれども、フルマラソンを走った後ってこういう感じじゃないのかしら?

前巻読み通した結果、一冊ずつを読んだ後には感じなかったこと、考えなかったことがあったので、この本の感想と言うよりはシリーズ全体を通した感想となります。

なんだかんだ言って一番感じているのは『人の心というも…

4

暁天の彼方に降る光 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

全ては『下巻へ続く』

あと2冊かぁ……
最初はあまりにも仰々しく感じてしまった『清澗寺家サーガ』。
第二部が始まってから、ズンズン来る面白さに填まってしまって大変です。
もっと先の巻に書かなければ意味がないかもしれませんが、最初の方に共感出来なかったり「?」と思う所があっても、それにかまわず読み進めるべきです。
後から段々解ってくるんですよ。

サーガの最後を飾るのは、やはり国貴と和貴の物語です。
国貴編…

2

暁に堕ちる星 小説

和泉桂  円陣闇丸 

抑圧は体に悪いことがよく解りました

『抑圧されて育つことがどれだけ不幸を生むか』について深く考えさせられた物語でした。
それもねぇ、今作の主人公である貴郁は、養子に入った和貴に捨てられまいとするあまり自分で自分を縛ってしまっているから、他者からの力によって抑圧されているよりもたちが悪い。
そんなことを思っていて、ハタと気づいたのは、このシリーズは清澗寺家の淫蕩な血を巡って展開していますけれど、実は『家』というものに抑圧され続ける…

7

太陽は魔狼に耽溺す 小説

鹿嶋アクタ  円陣闇丸 

学習した魔狼は可愛いが

円陣先生なのでマストバイ。北欧神話ものでした。攻め受けともなぜかそんなにシンクロせず、サクッと読み終えてしまったので萌。神話の???に気を取られ過ぎたのかも。本編260P超+あとがき。

双子の姉(ソル、太陽の運び手)はスコール(狼、フェンリルの子孫)に丸のみ、双子の弟(マーニ、月の運び手)はハティ(狼、フェンリルの子孫)に丸のみ。その結果、太陽と月が消え神々の黄昏(ラグナロク)の始まり始まり…

1

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

サーガならではの面白さ

いやー、面白かったです。
上巻の感想にも書きましたが、私はこの第2部の方が好きみたい。
弘貴と泰貴の双子兄弟が様々なすったもんだはありますが、それらを軽やかに(特に弘貴!)飛び越えていくのが小気味よかったです。

それと同時に、彼ら第3世代が飛び越えた清澗寺家の呪い(と言って良いのか?)を和貴の世代がどうして超えられなかったのかが、より良く解った様な気がするんです。
やっぱり戦前には『家…

4

太陽は魔狼に耽溺す 小説

鹿嶋アクタ  円陣闇丸 

3000年の時の果てに

今回は北欧神話の神を殺した魔狼と
北欧神話の神に命を狙われる大学生のお話です。

攻様と神の因縁に巻き込まれた受様が
攻様の番として幸せを掴むまで。

受様はごく普通の容姿で
ごくごく普通の暮らしをする大学生です。

大学入学で親元を離れ3ケ月、
人恋しさからあわよくば彼女をと
ゼミの飲み会に参加します。

しかし恋愛下手な受様の成果はいま一つ、
それでもいい気分でアパ…

3

暁に濡れる月 (上) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

この昼ドラテイストがたまりません!

続けて読むと体力を消耗する様な気がして、だいぶ寝かせてしまっていた『清澗寺家シリーズ』。
終戦直後から始まる第二部は、私的には第一部よりも非常に好みでした。
もう読んでいる最中、ウキウキして仕方がなかった。
あとがきで和泉さんは、ここからでも読めるように書いたとのことですが、このシリーズを目一杯楽しむためには絶対第一作から読んだ方が良いと思います。
その方が「え、あの人がこんな感じで絡んで…

3

百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

受けの人格が同じ

この作品を読んだ前日に「傲慢君主の専属契約」を読んだのですが、受けの職業が違うだけで他は全く同じだと思いました。
2作品とも完成度は高いと思いましたが、私はどっちかを読めば十分だなと、両方を読んでしまうとテンプレートかよ!と思ってしまって逆に価値を下げるような気がしました。

独特のバタ臭い表現とか、仕事に誇りを持っているところ、仕事で実力があり評価されているところ、攻めに最初は不当に酷い扱…

4

太陽は魔狼に耽溺す 小説

鹿嶋アクタ  円陣闇丸 

ハラハラドキドキする展開にページを捲る手が止められない。

作家買い。

鹿嶋さんは個人的にあまりハズレがない作家さまなのですが、今作品も超面白かった。鹿嶋さんの新刊は鹿嶋さんがお得意とするファンタジーもの。北欧神話がベースになっていますが、北欧神話についてさほど知らなくてもきちんとわかる展開になっています。

という事でレビューを。






主人公は大学生の太陽。
太陽、と書いて「ひなた」と読む。
彼は高校生までサッカーに明…

8

好奇心は蝶を殺す 小説

北ミチノ  円陣闇丸 

ラストがっ!

『寄宿舎学校で不慮の死を遂げた従兄弟の死因に疑惑を抱いたアルベールが、以前からその学園にいた幼馴染み(ジェレミーも含めた3人で大変仲の良い関係を築いていた)レイヴィスと一緒に、その真相を探る』というミステリです。

5つのカップル(1つは『カップル』と言って良いのかどうか解りませんが)と、それに絡んでくる2人の愛憎が書かれていますが、それらの関係性が『1対1が6つ出てくる』という感じなので『複…

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