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長らく兄弟もので敬遠していたのですが、円陣先生のコミックやキャラさんの各種フェアで読むSSで、これは読める!と思い着手。しかしSSやコミックとはまた違って、正直大苦戦・・・なので中立です。早く尚人が大人になってほしいと思った1巻でした。4巻にはご褒美コミックあるので、なんとかそこまで到達して一休みください。ガチの兄弟もので、長兄まーちゃんがやらかしてしまうまでという本編230P弱。
攻め受け以外の登場人物は
篠宮慶輔(父、くず)、奈津子(母、故人)、沙也加(姉、尚人の2歳上、超美人)、裕太(弟、尚人の2歳下、誰からも愛されるやんちゃ坊主らしい)。
**色々
お話はくず父親が不倫の末、家を出て行って、母親はそのダメージで3年ぐらい後に睡眠薬の摂取量誤って死亡。長男の雅紀が高校卒業後はモデルとして働いて稼いでいるという、割合地獄な設定。
両親健在だったころは、規格外なイケメン、帝王、無敵ぶりを発揮していた長兄雅紀と、同じく女王と化していた長女沙也加、無敵のガキ大将、甘え上手やんちゃ坊主な3男の中で、じみーーーーで埋没していた尚人という家族関係。
母親は亡くなる前は雅紀を慶輔と間違えて・・・という状態だったのですが、亡くなった後は、今度は酔っぱらった雅紀が尚人を強引にやってしまう!!!!そっからなし崩し的に尚人を溺愛しはじめるというところまでが1巻です。
正直、めっちゃ読みにくいです。時系列は飛ぶし、表現が直截的ではないし、スピーディではないし・・・なんだけど、最新刊等のまーちゃんの溺愛ぶりが激しく好きなので、そこまで我慢です。
円陣先生の絵は、さすが2001年の絵、今とは線の太さが違ったり、目の描き方が違うなあと思うけど、まーちゃんのカッコよさは鉄板です!
是非1巻でくじけず、最新刊まで大人買いでと思うシリーズです。
痛そうなストーリーだったので長らく手に取るのをためらっていたのですが、円陣さんによるコミカライズ版を読んで、やっぱり原作を読みたくなり購入。
吉原さん(の、特に昔の)作品は、文章がちょっと特殊というのか。
誤解を招く言い方かもしれませんが、中二病感があるというかポエム調というのか。
吉原さんらしい独特な文体なので、もしかしたら読み手を選ぶ作品かもしれません。
が、吉原作品ならでは、と言って良い作品なのではないかと思います。
父親の不倫から始まる家庭崩壊。
血のつながった母と息子、そして兄と弟が身体の関係を持つという禁忌。
兄による弟へのレイプ。
これでもかというくらいダークな作品でありながら、それでいてこの作品の持つ世界観に圧倒され、そして飲み込まれる。
そこには様々な形の「愛」があるからかも。
円陣さんの描かれたコミカライズ版は、それはもう素敵でしたが、やっぱり小説のコミカライズ版ということで登場人物たちの心の機微や細かいところまではページ数の関係で省かれるところも多く、この小説を読まないと『二重螺旋』という作品の持つ世界観は理解しきれなかったな、と思います。
コミカライズ版で萌え滾り、そして小説版未読の腐姐さま、ぜひともこちらも読まれることをお勧めします。
Charaで円陣闇丸先生の漫画連載が始まったのをきっかけに、原作のこちらの小説も読んでみました。
今のところ、主人公の兄・雅紀と弟・尚人は実の兄弟という設定なので、実の兄弟同士な上に、兄は実の母親とも、という二重の近親相姦ものでこの巻は始まります。既に11巻までが刊行されてる現状で読み始めたので、読み終えた後も躊躇なく2巻へ進みましたが、1巻だけなら心が折れて2巻以降を読むのを放棄していたような気がします。そのくらい、内容はドロドロのグチャグチャです(笑)。
そして視点が別の人間へと次々に移っていくので、その手法に慣れるまでは非常に読み辛かったです。正直、この作品が面白いか面白くないか、好きか嫌いかも現状では評価できないのですが、怖いもの見たさで2巻以降も読み進めてみます。
独特な文体がストーリーと絡まって彩る、吉原ワールドが存分に出ている一冊です。執着もの、兄弟ものは他にも何冊か読んでいますが、それらとは何味も違います。
以降巻を重ねるにつれ、内容の重複、間延び、風呂敷、etc…読むに堪えなくなりますが、この1巻と2巻は本当におすすめです。
離婚により壊れていく母、引きずられるように壊れる長男、禁忌を見てしまう長女と次男、三男は引きこもり…救いのなさがたまりません。
この巻はまだストーリーの展開が早く、1回読んだだけではあっさりした読了になりますが、読み返しそれぞれの立場(特に雅樹と尚人)で想像すると、ストレスが物凄いです。
BLというよりはJUNEに近いです。ドロドロですが、攻→受への愛はあるのでまだ救いがあります。
初めて読んだのは随分昔ですが、執着、兄弟ものの中で今だに一番だと思っています。