夏乃あゆみさんのレビュー一覧

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

夏の男子高校生が眩しい。

 どうなっちゃうのか、とてもドキドキで、えっ、こんな風に着地したんだ、と予想外なお話でした。


 受け様は、しょっぱなからすでに幽霊の存在になってしまっている草也。
クラスメイトだった奏にとり憑いていて、人のいい奏からの提案で日替わりで体を共有させてもらってる日々。

 攻め様の市来は、草也が憧れてた存在で、草也が奏に取り憑いたのも、市来と奏が親しかったから。


実は市来が奏…

4

「僕が終わってからの話」出版社特典ペーパー 特典

きゃー

本編を補うように甘々でした。

恋人同士になってから市来は放課後に寮の奏の部屋にときどき行っているようです。

弟妹の面倒で寝不足の日は、奏が勉強を始めるとベッドで寝ることもあるようで…

奏は我慢出来なくなって背後のベッドを振り返ると、いつもは横向きが多い市来がぐっすりと仰向けに寝ていました。

すっかり確かめるのが習慣づいた市来の髪の匂いを確認した奏は、いつもと違う匂いに戸惑い…

1

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

えーっ、こんな話だったのか!?

実は話にも出てくる去年からの流行りもの、タピオカってのを自分はまだ食べた事がなかったりする、そんな2020年刊(笑)…いや、あれは飲み物だったけ!?(^_^;)

レーターさん買いってのが第一だったので、DKものって位しか情報がないまま読んだ訳だが、冒頭からして享年を迎えた主人公の話か!?とびびってしまった。
他レビューにもある通り、何てお盆の時期にぴったりなんだ…他の意味でもね。

ク…

2

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

予備知識無く読んで欲しい作品

草也目線で始まるストーリーで、ずっと片想いしてた市来と上手く行き始めて…。

2人の仲が深まって行って嬉しいんですが、これで良いの?って疑問も湧いて来て最後にどんな決着が付くのかとハラハラしながら読みました。

そして誰も不幸になってない、大どんでん返しに安堵しました。

草也の素直さ、奏の不器用さ、市来の寛容さ、それぞれが魅力的でやり取りが面白かったです。

そこにクラスメイトや…

3

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

読むなら今すぐ!

夏の空気で読みたい一冊です。

ネタバレ無しで読んだ方が絶対にいいので感想だけ。
草也、市来、そして奏。
3人がそれぞれすごく魅力的。
奏は初め、草也が語る形でしか出てこない。それでも草也とのやりとりの端々で奏のことが大好きになっちゃいます。
そしてなんとなくアレなんだか不穏な気配…と思ったら

言えません‼️これ以上は‼️
とにかくネタバレ無い状態で読んだ方がいいです!
でき…

2

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

DKには青が似合う

夏乃あゆみ先生の爽やかなカバーイラストが素敵ですよね〜。

砂原先生のDK、大好きです。告知でなんとなくファンタジー系なのかと想像していたのですが…。

これ、砂原先生の作風をご存知の方なら、いえ、ご存知じゃなくても!ネタバレなし推奨です。いい意味で裏切られます。この時期(お盆)にぴったりなお話でした。

優等生、学生寮、意外に所帯じみたイケメン攻め、DKらしからぬエロ(なんたってエロ…

6

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

思っていたような単純なストーリーではなかった

とても面白かったです。
ファンタジーらしい始まりに、予測不能な展開、途中でひっくり返る世界観。
あっという間に引き込まれました。


落雷で命を落とした高校生・草也。
草也は、クラスメイトで片想いの相手・市来への未練から霊となり、優等生の天沢奏に取り憑きます。
人の良い奏は、隔日で草也へ体を明け渡してくれることに……!

草也目線で進むストーリーです。
優等生の奏とは、かけ離れ…

10

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

すごく深みのある素敵なお話だと思う

こちら、不慮の事故で亡くなった高校生が主人公の、切なく優しい片思いものになります。

と、見せかけて実は・・・と言うお話。

もう、オチと言うのが完全に予想外なんですよね。
なんと言うか、根本的な所から読み違えてた。
真相が分かった時、驚きのあまり一瞬呼吸が止まりましたもん。

またこれ、例の彼の真実が分かると、ちょっと切なくもあって。
ただ、同時にすごく優しくてあたたかいお話で…

15

ビューティフル・ガーデン 小説

安西リカ  夏乃あゆみ 

「折り合う」とは

てっきり未読本だと手を伸ばし、受けの部屋のインテリアの描写に既視感を覚え、家電のデザインや植物図鑑のあたりで、あぁこれ読んだことあったわ……!!!と。
三分の一読むまで気づかなかった……。
感じの良いインテリアやガーデンイベント、ボタニカルアートが素敵だなと思ったのでそこは記憶に残ってたのに、肝心の恋愛模様や着地点がさっぱり思い出せず……。
‥…ポンコツ脳。

超〜ざっくりまとめると、ク…

3

やりすぎです、委員長! 小説

楠田雅紀  夏乃あゆみ 

委員長気質がそのまんま大人になっちゃうとどうなるか……

残念ながら、登場人物の誰にも共感できませんでした。
攻めはタイトルに「やりすぎ」とあるように、本当に極端なんですね。

清廉潔白な委員長だった子供時代の攻めは、まさにヒーローって感じで確かにかっこいい。
子供時代そんな攻めに助けられ守られていた受けは、成長しても「優等生タイプ」が理想で、攻めを忘れられない。
そんなある日、職場で再会するのだけど、大人になった彼はとっても厄介な存在になって…

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