早寝電灯さんのレビュー一覧

転じて恋と生き コミック

早寝電灯 

前世の願い

転生ものですね。

前世の人格?記憶に八尋が乗っ取られそうになります。吉武も前世の記憶が現れる度に恐怖を。

でも前世では愛し合って仲良くて、二人とももっと学びたくてでも家の事情で叶わなくて。

現世では二人とも前世と同じ学校の教師になってて、学びたいところは叶ったですね。

前世の二人はおそらく炭鉱の事故できっと…。

現世の二人が過去を紐解いていくのも記憶が蘇るのも面白かっ…

2

転じて恋と生き コミック

早寝電灯 

貴方と恋をすることは。前世での約束なのか。それとも。

初めて読んだ時は、ちょっとゾッとしたんです。少しホラーめいて感じられて。
物語の中で、吉武先生が怖がりますよね。そんな感じ。
八尋さんは、素のままで、吉武先生を好きになったんだろうとは思うけれど。
前世での記憶が2人を結び付けた様な気もする。
過去の恋の。成就する事なく逝ってしまった若い2人の、春沖と三雲の、
強い思念が、2人を引き合わせたのだと。
初めて逢ったのに、懐かしさを感じたの…

4

半壊の花 コミック

早寝電灯 

それぞれ穏やかに余韻を残す短編集

◆半壊の花(表題作)
 一番余韻の残るお気に入りの作品です。ハルには双子の片割れ・ユウがいましたが、彼を交通事故で亡くし、その葬儀シーンから始まります。双子と仲の良かったトヨが葬儀に訪れ、ハルとトヨは高校以来の再会を果たすことに。トヨは高校卒業直後から、双子から一切連絡が来なくなったことを根に持っているんですが、それには理由がありました。親ですら双子の区別がつかなかったのに、2人は高校で唯一自分…

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君にはふれると鳴るとこがあって コミック

早寝電灯 

君のことを知りたい

総じて、非常に良かったです。
絵柄の良さ、舞台設定、人物造形、ストーリー展開、全てが高水準という感じで、誰が読んでも「これいい!」となる作品だと思いました。
コミュ障気味?というか、人に対してまごついてしまう消極性のある高校生・香野灯司が主人公。
電車内でイヤホンとボタンが絡まった事がきっかけで仲良くなった同級生の矢戸樹(いつき)との、とっても清潔な近づき方とそこからの恋物語です。
山に近…

4

転じて恋と生き コミック

早寝電灯 

ストーリーの流れが分かり辛い……

教師の吉武伊織がペンネーム「坂上三雲」で校内新聞に小説を投稿したことをきっかけに、同じく教師の八尋達彦は春沖洋介 吉武は坂上三雲という前世の記憶を取り戻し、今世で結ばれるお話です。

複雑な内容である転生モノを ここまで美しく描くことが出来るとは……
世界観が素敵で、本当に綺麗な作品です。
心が動かされる作品、泣けるような作品が読みたいときにオススメします。

しかし、全体的にストーリ…

1

君にはふれると鳴るとこがあって コミック

早寝電灯 

ピュアっピュア

とにかく爽やかの一言!!
久しぶりに毒っ気のない正統派の作品を読んだなーという印象。
なんと言ってもタイトルが良い。
それだけで透き通るような世界観を感じ取れます。
ただ、とても穏やかに過ぎていくので、もう少し波があっても良かったかなーと。
受けには好感が持てましたが、攻めの性格が今ひとつ?魅力的なんだけど、いまいちハマりきれないというか。。
良くも悪くも想定通りの流れだったので、もう…

2

君にはふれると鳴るとこがあって コミック

早寝電灯 

風鈴の音が聞こえてきそうなどこかノスタルジックな恋物語

早寝電灯先生の作品を知ったのは以前「輪廻転生BL」を個人的趣味で探していた時でした。
デビュー作の「半壊の花」もそうですが、どことなく懐かしい、味のある作品を描かれる先生で、今回は発売前から予約し、この作品をとても楽しみにしていました。

とある事がきっかけで、【明るくスキンシップも多い・矢戸樹】と仲良くなった【コミュ障で人の体温が苦手な・香野灯司】。
何故か灯司の事を「神様」と呼ぶ樹に理…

5

君にはふれると鳴るとこがあって コミック

早寝電灯 

爽やかさと暖かさ

すごく爽やかな物語です。
何でもそつなくこなし、人の気持ちを察するのが得意な攻・樹と、人と接するのが苦手な受・灯司。
それぞれ悩みを抱え、でもお互いと歩み合う中で自分なりに糸口を見つけていきます。

一見絵も少し粗い感じで、背景なども描き込まれた印象はなかったのですが。
ふとした感情の描き方に、この作家さんの技量を感じます。
あ、すごく自然に上手に描くんだなと。

あとネタバレにな…

8

君にはふれると鳴るとこがあって コミック

早寝電灯 

評価に迷う

作家さん買いです。

コミュニケーション能力が高くて人との距離が近い高校生×コミュ障で人の体温が苦手な高校生のお話です。

冒頭の風鈴の音色とお囃子の音、そして闇夜に浮かび上がる山車とその上で舞う踊り子の姿。
なんとも幻想的で夢かうつつか…………みたいなお話かと思いきや、一転して日常のお話になるので、あれは何だったのだろう?と思いながら読み進めると、攻めがいきなり受けの事を「神様」呼びし…

7

君にはふれると鳴るとこがあって コミック

早寝電灯 

甘酸っぱいDKの恋のお話。

作家買い。

早寝電灯さんの今までの作品はシリアスなものが多かった気がしますが、新刊は優しく、温かい雰囲気に満ちている。そんな作品でした。

主人公はDKの灯司。
祖父ちゃん所有の山で子ども時代を過ごしてきたからか、人と関わるのが苦手。そんな彼が、電車で出会った、同じ高校に通う樹という青年と知り合いになるところから物語はスタートします。

ちょっとしたアクシデントから、友人になり、そ…

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