上野ポテトさんのレビュー一覧

Happy Birthday ちとせくん コミック

上野ポテト 

めっちゃ祝うって言ったっ!!!

些細なすれ違いから疎遠になった二人が再会するお話。

無神経で空気読めない望月さん、ありがとう。あなたのおかげで千歳は頑張れたよ。
一番の見どころ再会シーン、めちゃめちゃ良かった。返信が来て泣いちゃって、おめでとうと言われて泣いちゃって、千歳の思いが伝わってきて切ないしきゅんきゅんした。そして高鷹という男はいちいち外さない言葉をくれるんです。誕生日めっちゃ祝えて良かったな。高鷹

ちょっ…

5

夜明けのリトルマーメイド コミック

上野ポテト 

絶妙な人物描写が好きすぎる

上野先生作品…かつとし、向こうの人、ノイドの順で読んできました。
本作で改めて人物描写がめっちゃいい!と唸りました。本作がいちばん好きです(この後新作も読みますが)
直接的な説明ではなく、その人物の一面を少しずつ表現してだんだんどういう人か浮き彫りになってくるドキドキ感。
そこに信章の不気味さが含まれるのもおもしろい(個人的にはかつとしが不気味度がいちばん高く、その後の作品は徐々に薄まりつつ…

4

Happy Birthday ちとせくん コミック

上野ポテト 

胸がきゅーーっとなる。泣いてしまった

こちら、ときめきと切なさで胸がきゅーーっとなる作品でした。。すごく好き…

元高校球児×再会もの。
現在の千歳(受け)の寂しさ感じる飲み会からお話が始まるんですが、なんだかこんな飲み会、自分にも覚えがある気がする…と、千歳の感じる寂しさが身に沁みました。

そして高校時代の2人の青春がもう、たまらなくくすぐったくて輝いてる…!

最高だったのが、メロンパン口移しのシーンと、部室でエロ…

6

Happy Birthday ちとせくん コミック

上野ポテト 

貴重な時代に真摯に向き合う空気に胸キュン必至(ღ˘͈︶˘͈ღ)

高2で出会った2人の20歳までのお話しです
この年代って環境も変わるし急に色んな世界が広がってくる時代だと思うんですよね(と、今なら分かる…!)

この2人もすごく自然に惹かれ合って愛おしい時間を過ごしていたけれど、卒業→進学が彼らの分岐点となってしまいます
そして自然消滅に、、、
ココ!!ココの描写に焦点が当たっている所をすごく称賛したい!!!

10代で親元で過ごしている内ではこ…

9

ノイド~愛のすくう星~ コミック

上野ポテト 

ノイドが表すもの

かつとし、向こうの人…と続けて読んできました。前2作と違い主人公がいい奴で読みやすかったです。不気味だったり嫌な奴もおもしろいんですけどね。
本作はノイドという架空生物の話だけど、BL的には君自体が好き!という純粋さがありよかったです。
ストーリー的にそうきたか〜となるのもおもしろい。
ケイジが満月時には理由をつけてホテルに泊まり、カーテンをしゃっと閉める描写がそうだったのか〜となる前兆で上…

1

向こうの人 コミック

上野ポテト 

いや〜な感じながら読ませられる

きゅんや萌えを感じられないけどぐんぐん読ませるのが「かつとし」もそうだったなと。
2作とも主人公に対して嫌〜な印象を持ちながら先が気になって読まされていました。
設定は本作の方が明るめなのでまだ読みやすかったです。
佐野が心の中やSNSで悪態をつきまくるのが、気が弱く劣等感のかたまりでひねくれていてプライドは高く、実家住まいで親に甘やかされて、周囲から微妙に距離をとられる…あるあるで自分を見…

0

かつとし コミック

上野ポテト 

表紙とタイトルが絶妙

上野先生作品初読みです。この後、4作読みます。
表紙の雰囲気とタイトルからひとクセある作品だろうなと思いましたがその通りでした。
「かつとし」という名前、白明朝デザイン(好きなんです)が絶妙です。
冒頭のコインランドリーで出会った彼が克利のことを苦手だと思った…私も全く同じ印象を持ちました。
笑顔のようなタレ目の奥が笑っていない不気味さ。なで肩、丸みを帯びた背中…など。
自分が弱いから周…

0

Happy Birthday ちとせくん コミック

上野ポテト 

ふたりの”人間”のすれ違い

いつもキャラの属性を考えて読んでしまうのですが、この作品の主人公たちは「一言で属性をまとめられないな」と感じました。
それは、二人が「キャラ萌え」としてではなく、一人一人の人間として描かれていたからじゃないかな~と思います。
この物語は、未来から高校生時代を振り返る構成が取られているのですが、高校生のぎこちない感じとか、言いたいことがはっきり言えない感じが鮮明に描かれていて、青春時代のもどかし…

8

Happy Birthday ちとせくん コミック

上野ポテト 

痛い、ても甘い

この本は萌葱先生の『偲べば恋』を思い出させます。どちらも愛の思い出を描いた作品であり、どちらも「破鏡再び照らす」のテーマがあります。ストーリーにはあまり起伏がないのに、心がしみじみと酸っぱく、まるでトマト味のアイスクリームを食べたような感じです......とにかく、お互いの誕生日が一人で過ごすことのないように願っています!

5

Happy Birthday ちとせくん コミック

上野ポテト 

ちとせくんの背後霊になった気分で

大好きな大好きな上野ポテト先生の新刊✨

先生の作品の素晴らしいところは、何といっても共感不可避な圧倒的描写の数々......

読者の我々は千歳くんの背後霊となり、気持ちをダイレクトに受け取って、喜怒哀楽を共にします。

「誕生日を"特別な日"にしたのはおまえのくせに」
寂しい気持ちを抱える千歳くんに感情移入不可避で、だからこそ、至高のハッピーエンドに涙を禁じ得…

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