高遠琉加さんのレビュー一覧

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

人生を考えさせられました

作家買いです。
ソフトカバーも購入していたのですが、冒頭が重くて当時は挫折、なんとなく読まないまま月日が経ち…。というところで文庫版を見つけて購入しました。

この作品は『生とは何か。死とは何か』を考えさせられるようなお話でした。高遠琉加さんがあとがきで書かれていたのですが「死」よりも「死なないこと」の方が怖い、と。それが如実に描かれている作品でした。

最初に述べたように、冒頭が重い。…

3

天使と悪魔の一週間 小説

高遠琉加  麻々原絵里依 

もうちょっと読みたい!

読み始めてしばらくは、
どうも主人公に肩入れできなくて
読むのが辛かった。

なんでかなと思ったら、
七塚くんが恋する篠くんの隣に
いつも高峰くんが居たというしっくりさ加減。
横恋慕感が強くて、
高峰くんの中の七塚くんに上手く共感できなかった。

それが後半になって、
篠くんが高峰くんの中の七塚くんに気づいた頃から
急に物語が動き出した感じになります!
急転直下な感じで!…

1

ここは限界ハウス 小説

高遠琉加  三尾じゅん太 

ここは限界ハウス

高遠先生の本はちょっとずつ集めてましたが内容が重そうでいつかゆっくり読もうと読むのを先延ばししてて「ここは限界ハウス」の表紙がマンガやアニメっぽくて(三尾じゅん太さんは漫画家さんですね)楽しげな感じだったので初読み本としました。

感想はというと「くっついてからのイチャイチャしてるところもっと読ませてー!」「続き読ませてー!」です。
始めからいたしていたりする作品も多いなか、自分の思いを自覚…

1

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

タイトルに惹かれて手に取った作品

閉ざされたホテルに集う死者と、迷い込んだ生者。
読んでいて景色が浮かび、ピアノの音まで想像できて、映像作品を見ているようでした。

あらすじから、そうは言ってもどうせ生きてる人間の方を選ぶんでしょ、と高をくくって読み始めたのですが、作中どんどんダークな雰囲気になっていき、春希にとって亡き月彦がどんなに大きい存在だったかを知ると、もう春希は康を選ばないのでは・・・とはらはらしてしまいました。さ…

3

世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

神の中の神!  先人達のナイスレビューに賛同して、完結編を乞う!

 自分と同じく、この作品にボコボコにされた苦悩に満ちた知性あふれる先人達の、切実なレビューが良いです!
 2005年に一作目、2010年に新装版と続編が出た後、未だ続編はでていません。…クッ…
 もう待ちくたびれて萌えどころか、妄想と苦悩にのたうちまわること七年。それでも常時自分のベストスリー内のこの珠玉の作品。
 私にとっては、BLの真打ち。
 
待つ意味がある以上は、いつまでも待ちま…

8

世界の果てで待っていて -天使の傷痕-(新装版) 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

続編出ないと墓に入れない。萌の真骨頂がここにある。

攻、受、共に刑事です。
 2005年、そして続編が2010年と刊行されています。肉体関係成立まで性急で安易な展開ストーリー運びのエロはすぐ満たされるが、すぐ忘れ去られる一発勝負作品( シリーズものを含む
) が多いなか、その対極にある作品です。初動萌えがいつまでも燻り残り続けます。しつこく。
エロよりエロスを求める人におすすめしたい。

…………… そういう意味では読…

3

初恋に堕ちる 小説

高遠琉加  北沢きょう 

とらわれる

北沢きょう先生挿絵なのでマストバイ。堕ちるというか、囚われて身動き取れなかった方のお話ような印象でした。沁みるし泣いたのですが、人に薦めたいかというと、うーん・・という心地なので萌にしました。せつなすぎてダメなのかも。本編260Pほど+あとがき。

一人で美容院をやっている周(あまね)。上得意のお客様に頼まれて、休日返上で病院へ出張カットに来て、可愛い女の子の髪をカットしていたら、その子の彼氏…

4

初恋に堕ちる 小説

高遠琉加  北沢きょう 

複雑なトライアングル

この話は女子が出てきます。一見、受け→女子→攻め→受けのBLトライアングルのように見えて、結局は攻めと受けは両思いで女子だけ攻めに片思いしていたような展開。女の子が病弱だったため彼女にとって残酷で受けと攻めにとっても後味の悪い事になってしまいました。最初は青春っぽく爽やかですが、徐々にドロドロしてきます。

誰が悪いかと言えばやはり受けが悪い。高校の時に自分に告白してきた攻めに向かって(その時…

3

初恋に堕ちる 小説

高遠琉加  北沢きょう 

逃げられない、堕ちる恋

最初にお断りをしておきますが、この物語の感想を書くために私は『盛大なネタバレ』をいたします。お許しください。

私は高遠琉加さんの大ファンです。そもそも美しい文体が大好きで。特に『登場人物の心の内を風景描写にのせて書く』部分はゾクゾクするほど好きです。
最近は作品発表が減っているので、この本も心待ちにしていました。

だけど、最初の5行を読んで実に嫌な予感が……
「心をくれないから体だ…

7

初恋に堕ちる 小説

高遠琉加  北沢きょう 

本当の愛なんて

久しぶりに作家様のBLワールドを堪能させていただきました。甘いだけじゃないメイン二人の恋愛には、切なさプラス後引く苦味が。しっかりとラブを味わわせてくれる期待は裏切られませんでしたが、カバーイラストには予想を裏切られるかもしれません…。今回も作者のテイストを存分に感じられるシリアスめのストーリーでした。


再会もの。
高校時代、一学年先輩で映像部に所属していた橘に告白して、ふられてしまっ…

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