高遠琉加さんのレビュー一覧

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

亡き人と残された人達、それぞれの思い

死者と生き残った者が出会える「天国ホテル」という壮大な設定の不思議なお話しでしたが、とても引き込まれました。

読み始めは、過去と現在の視点が度々切り替わるので少し疲れるなと感じましたが、後半は気ならなくなりました。

亡き月彦を思い続ける春希。
そんな春希に思いを寄せながら、傍で支え続ける康。
ようやく同意してもらえた旅行も、月彦に会いたいがためだった知った時の康が可愛そうで切なかっ…

3

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

片思いからの…

とにかくハピエンになって良かったぁ!

もうこの一言です。

1

捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

ワンコ×ツンデレの素敵な作品

ノベルズ収録の中編2作品に、ショートを合わせた文庫版です。

「犬と小説家と妄想癖」のスピンオフ作品ですが、未読でも大丈夫です。前作のノリが合わなかった方でも、年下ワンコ×年上ツンデレや切ない系が好きな方はこちらがお勧めです。

「捨てていってくれ」で二人はセフレから恋人同士になり、続編「花束抱いて迎えにこいよ」で二人の絆は強固なものになります。

メインストーリーは隆之(攻め)の視点…

3

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

うれしくない

すっげー執着しまくってる攻めさん の物語・・
学園もの + 時間たってから 学校で教師として再会 
積年の執着ばれちゃったけど逆転満塁ホームラン的にくっついた。
まあお互いすきだっただから、くっついちゃうわな。
大人になってからの話より、学校時代の二人の姿と
ばれちゃって受けさんが逃げちゃうところが、
すごく怖くて寂しくて悲しかったー
ハッピーって思ってからの部分の印象が薄いよう

1

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

人を好きになることに理由はない

高校の同級生堂島に片思いをしてしまった三浦。
気付いたら堂島の背中を目で追ってしまうくらい好きで好きで仕方ない、そんな片思い。
卒業前に思い来て告白したものの振られてしまい、そこからは堂島を避け会わないようにしてきました。
それなのに社会人になってからアルバイトで始めた花屋の娘さんが堂島の彼女という悲しい展開。

再会後も普通に普通にと笑顔で接する三浦に対し、堂島は三浦の前で彼女と仲良く…

3

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

世にも奇妙な物語

亡き恩師への仄かな恋心を何年たっても忘れられず恩師の死と共に生きる気力をなくしているピアノ教師。
恩師の甥でピアノ教師に密かに恋する年下の好青年。
そんな二人が、不思議な経験を通して心が通じ合うまで。

都市伝説的に話題になっている死んだ人に会える場所『天国ホテル』が舞台です。

春希の恩師 月彦への想いは恋というより父親への愛情だと思います。
つまりファザコン。
けれど、両親の離…

1

酷いくらいに 小説

高遠琉加  麻生ミツ晃 

優しい人は嫌いなんだ。その激情…愁藤秋という男

兄の恋人を好きになる弟…これだけでもう萌える!
表題作「酷いくらいに」は、この弟広見の攻め視点で綴られます。
兄の同級生で今は車イスの秋。広見はどうしても秋を汚したくなる衝動に駆られて苦しむ。秋は兄の克至に捨てられた恋人だから…。
広見は理解できない。克史と別れて、それでも優しく微笑んでいる秋が。両親も足の自由も、そして恋人も失った秋が神を慕っていることが。
オレなら神様のことなんて考えさ…

9

成澤准教授の最後の恋 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

恋を知り、淋しさを知る…成澤恵という男

『欲しいものはなんだって手に入る。』
大学でプルーストを論じ、気まぐれなベッドの中でヴェルレーヌを暗唱する、そして全てに退屈して…若く美しく、それゆえに傲慢なハイスペック男成澤恵。
退屈しのぎに、純愛を隠しているらしい平凡な編集者蒼井に興味を抱く成澤。愛も恋も夢も信じない成澤は「純愛」を見てみたいと思う。
大学出たてのガキで世界も狭い、と見下していた男を自分が誘惑したのだ、と思っていた。それ…

5

溺れる戀 小説

高遠琉加  今市子 

表紙と扉絵が美しい。

昭和初期を舞台に描かれる帝大同窓生同士の恋物語。タイトルや豪華客船の出港シーンで始まる冒頭から、それはそれは期待に胸高鳴らせて読み始めました。今市子さんがイラストだと無条件に吸い寄せられてしまうので、高遠先生の積み本の中で時代物をお初に選んでしまったのがいけなかったのか…。他のレビュアーさま方による、「和製タイタニック」という表現は大変的を射ていて、全く思い至らなかったので目から鱗でした。

0

美女と野獣と紳士 ~愛と混乱のレストラン 2~ 小説

高遠琉加  麻生海 

皿に命が載る

文豪の本を読むと、その繊細で緻密な表現に『自分には作家は到底無理だ』と思わされますが、高遠先生の作品を読む際も毎回こう思わされます。
文章がキラキラ輝いていて、すごく切ない。
短い言葉一つ一つに感動させられて、本当に文字通り胸が痛くなります。

このシリーズは、3冊とも素晴らしいんですが、中でもこの2冊目が好きでした。
特にジビエの調理シーン。
理人とは違い、私は割りと食事に対して嫌悪…

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