高遠琉加さんのレビュー一覧

白と黒の輪舞 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

2巻目。謎解き?事件もの?の色合いが強く、恋愛面はそんな盛り上がれず読み終わったので中立よりの萌にしました。お話は気になるので続きも読みます、次で終わるかな?本編280頁ほど+あとがき。

キスはいいけど触るのはダメという恋人関係?になった健斗と玲。玲が新しい依頼(ネックレスを取り返してほしい)に対応する間に、DTというドラッグの情報にお互いが関わり始め…と続きます。このドラッグが真の山場か?…

3

白と黒の輪舞 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

『刑事と灰色の鴉』2巻目です

「Magic hour」のバーテンダーでマジシャンの玲が義賊のようにアングラで非合法的な窃盗を繰り返していることは前巻で明かされていますが、今作では謎の麻薬「D.T」(ドーテーではなくて。Devil's Tears悪魔の涙、のようです笑)が登場し、さらに玲の失踪した兄がその製造流通に関わっていそうな疑惑がにおわされています。

しかも、健斗は玲につきまとっている警視庁の刀浦に管轄を越…

7

白と黒の輪舞 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

甘くない…

年上スレンダー美人の玲ちゃんの過去も明かされ、人に触られたくない理由もわかりましたが、今回BL的進展は少なく…全くなかったわけでもありませんが、攻め?の健斗が気の毒すぎる展開でした。

玲ちゃんは多分クール受けなので毛を逆立てた猫みたいな感じではありますが、あまりにも凶暴すぎるのです。色々可哀想な攻めをもう少し労ってあげて、と思いました。

最後も誤解したままケンカ別れという悲しい所で終わ…

3

白と黒の輪舞 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

面白すぎてページを捲る手が止められない

『刑事と灰色の鴉』の続編。
前作がめちゃめちゃ面白かったので、今作の発売を楽しみに待っていました。BL要素はかなり薄く、どちらかというとミステリと言った方が正しい展開を持つシリーズですが、今巻もめっちゃ面白かった…!

前作の内容も絡めてのレビューになります。ネタバレ厳禁な方は注意されてください。






取り返したいもの、を、時に違法な手段をも用いて取り返してくれる「取り…

7

ラブレター 神様も知らない(3) 小説

高遠琉加  高階佑 

なんだか空しい

刑事は犬のように犯人を追い詰める。
でも流が仕掛けた煽りは、麻薬中毒者を最悪な暴走に追い立ててしまう。
追い詰められて、ついに糸が切れるように壊れて、みんな血を流す。

「早く捕まえてやれば、救えたんだろうか?」
それより、最初の罪を犯す前に、佐希を施設に保護していたら、
犯罪に手を染めずに、済んだんじゃないかと思う。

喫茶店の叔母さんが、ネグレクトに気付いていたなら、佐希を保護…

0

楽園の蛇 神様も知らない(2) 小説

高遠琉加  高階佑 

夜しか会えない人 

司とサキが出会った経緯。過去篇。

サキが偶然迷い込んだお屋敷の子、司。
初めてあった時から、佐希は司を手に入れたかった。
佐希にとって都合よい事ばかりが司の周りに起きてくる。

「子供を闇から引き戻すために、捕まえなければならない」と信念に燃える流一。

佐希が、弱みを握る女性と結婚。
一人ぼっちになる司の心は揺れる。
動揺する司を逃すまいと、必死の佐希。

でも司にとっ…

0

神様も知らない 小説

高遠琉加  高階佑 

「エデンの園」と「失楽園」

紙本購入。
続編を電子版にしようか思案中。
電子版には、挿絵が無い。
高階先生の画を楽しみたいけど・・ 
・・セール中なので、電子版でいいかな??
推理ものは、分冊にせず、完結したなら合本化してほしい

神様も知らない、の「神様」にかかるものは「エデンの園」、
主人公の司は、13才から蛇=佐季に魅入られ「失楽園」の住人になっている。 
夜と昼間。印象が変わる庭がある家。
佐季、…

0

世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

何と…すでに10年以上経っている

図書館で借りたので気が付きませんでした。
ストーリーは面白かったし、エロなし(厳密にはあるんですが)であっても、萌シーンはちゃんとありました。

一つ本当のことを言えという雪人に統一郎は「愛してる」と。

このシーンは物語の流れではめちゃくちゃ有効な、殺し文句でした。

なのに!!
続きがない!どーしたんだ!
と思うほどに。

世界の果てどころか、そこかしこのファンが待ってま…

2

三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

すっごく良き10年愛だった。

恋人になるまでに時間がかかる作品って、その年月が無駄&とっととつまらん誤解を解いてさっさと付き合えば良かったのに…と思ってしまうものと、その年月は二人にとって不可欠だったと納得できるものにわかると思うんですよね。

この作品は間違いなく後者でした。

一緒にいたのは実質3ヶ月程度。
それから岐阜と東京と離れていた二人を繋いでいたのは、1日1回の電話だけ。
例えて言うならば、細い糸のよう…

3

壁の中の嘘と秘密 小説

高遠琉加  小椋ムク 

「いつかさ、壁の外で会おうぜ」

全寮制の学生寮を「壁の中」と表現するだけあって、閉塞感がつきまといます。
陽キャでどこかチャラさを漂わせた香司と、学年トップの優等生・昴という正反対の二人が、屋根裏部屋で夜な夜なこっそりと天体観測をする仲になる。
陸の孤島にある学生寮という閉ざされたちっぽけな場所から眺める宇宙の広大さ。
その対比が印象に残りました。

外とは隔絶された学生寮という環境、そしてだいぶ大人に近づいてはいるも…

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