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8/22(合計:215件)
えすとえむ
leeとsoup
ネタバレ
表題作の描き下ろし含め四つの話が収録されていますが『やがて、藍になる』のレビューだけさせて下さい。 繰り返し繰り返し読んで、体に馴染ませたくなるような物語。 藍染職人という特殊で限られた世界の中での人間ドラマが、硬質な印象と人の温かみも同時に感じられるタッチで描かれている。 職人だった実父が事故で亡くなり、身寄りのない紺太は大青の家に引き取られ彼と義兄弟になる。 大青の実家は伝統ある紺…
L.B.グレッグ えすとえむ
こにしそる
この作品は海外翻訳もののため、皮肉めいた言い回しやキャラクターの個性がやっぱりいつも読んでる国産ものとはちょっと違うなあという感じがあります。 ただ、軽快なノリが楽しく最後まで読めました。 このノリは好みが分かれそうですが、同レーベルの作品をいくつか既読でお気に召している方にはおすすめだと思います。 内容はミステリーで、かなり本格的なのですが、主人公がシニカルでどうしてもシリアスなセリフ…
フランク
【キネイン】 双子の兄妹のケンとマリ、お隣さんのジョーという三人。 小さい頃から仲良しでいつも一緒に行動していたけど、思春期を迎えてマリはジョーを好きになり、ジョーはケンを好きになってしまった。ケンは映画が好きで卒業後海外留学を考えている。 今までの均衡が危うくなる三人。でもすぐには答えを出さずに、想いを隠したまま今までどおり三人で映画を観に行ったり、映画を自主制作したり…青春だねぇというお…
【エイジ・コールド・ブルー】 「ショーが跳ねたら逢いましょう」に収録されていた【Rockin in my head】という短編を元にシリーズ化したものが6話この本に収録されています。 ルームメイトでバンドメンバーでもあるギタリストのビリーとボーカルのニックのお話。ニックが素行不良で、前単行本ではニックにギターと金を持ち逃げされたところで終わってましたが、この単行本では彼が戻ってきたところか…
全部で7つの短編が収録されています。 目次を見たら、主に2006年の描きおろしが中心となっていて、今から11年前の作品かぁ!と。全く年代や古さを感じさせないのには驚きました。 というか、これ初コミックだったのですね。知らなかった。 【カーテンコール】【ショーが跳ねたら逢いましょう】 世界的に有名なバレリーナの息子として生まれたテオのお話。 正直BLとしての部分(ダンス界から一…
以前読んだ、えすとえむさんのケンタウロスものBL「equus」がとても良かったので、非BLのこちらとどう違うのかな?と手を出してみました。 「equus」はとても美しい装丁でうっとりするのに対して、こちらの表紙はまさにギャグ漫画というノリですね。内容も「equus」は切なく耽美でエロティックな物もあったのに対して、こちらの一冊は前半の「健太郎」シリーズはしんみりする箇所はあるものの基本的には…
ケンタウロスというギリシャ神話で生まれた半神半獣のBLということで、表紙を見かけた時にかなり戸惑いましたが、最初のエピソード「Dun Black」で思わず泣いてしまってから一気にこの作品の世界観へと引きずり込まれました。 とくに気に入ったエピソードが下の二つ。 「Dun Black」 大学生×大学生ケンタウロスの話。 ケンタウロスは長生きで中には鎌倉時代から生きているものもいるらしい。…
葛城ちか えすとえむ
マキヲ
答姐トピでオススメ頂いて読みました。手に入れたものの、初読みの作家さんだったことと、どう転んでもネガティブなあらすじと表紙絵からページを捲るのを躊躇していましたが、読み始めると、静かながら迫力のある筆致と破綻のない展開、なにより心に響く物語の重さのようなものにグイグイ惹き込まれて一気読みしました。 関連しないお話が三篇収録されているので、作品集という感じの一冊です。 ・孤独な二人の青年…
イサヲ
あ、そういう話!お伽噺なんですね。 シンデレラはうまいことオチがついたな~。赤ずきんはとんだビッチだし、人魚姫も魔女が出てこない分、代償が現実的。 美女と野獣においては、ベルってあの獣姿の王子だから好きになったんじゃないの?と常々思っていたので、ですよねーと共感した。ってこんなこと絶対ディズニーファンの方々の前では言えません。 かぐや姫の変換の仕方もすごくよかったし、カルメンは初期のえすとえ…
えすとえむ 華藤えれな
Krovopizza
えすとえむさんと華藤えれなさんの合同誌で、闘牛シリーズの関連作。 漫画と小説が交互に綴られます。 正闘牛士ながら戦績はパッとせず、自らの才能に限界を感じているミゲル。 夜な夜な牛のように男に犯され、性欲を発散させることで自己を保つ彼は、自身に憧れる10歳下の弟にも引け目を感じています。 ある夜、どこか弟に似た風貌の弁護士・ホアキンと一夜を過ごし…というのが小説一話目のあらすじ。 …