沙野風結子さんのレビュー一覧

吉原艶情 小説

沙野風結子  北上れん 

拷問シーンに耐えられるかどうかで評価が分かれそう

男花魁の不憫で可哀想な受け、というのはBLでちょくちょく見かけるが、攻めが花魁っていうのは初めてで、これはこれで面白かった。受けの桐守は特高警察。遊郭に集まる思想犯を取り締まるため、吉原にやってきて、鳴葉楼でナンバーワンの翡翠に出会う。
吉原では反政府運動を扇動する手紙が出回っていて、桐守は任務としてその首謀者を突き止めようとするのだけど、捕まった人がきつい鞭打ちの拷問を受けることを知っているた…

3

チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~ 小説

沙野風結子  奈良千春 

世界の命運をかけた戦いの幕開け

海賊王ゼインと妖精の取り替え子ルカが結ばれるまでの長い物語。

ゼインは身に覚えのない罪で国から放逐され11年の歳月を経て海賊の王にまで成り上がりました。
「勘違いするな、……なだけだからな」のツンデレ攻めです。

ルカは生まれた国にはあり得ない黒瞳黒髪から妖精の取り替え子だと言われている美貌の公爵令息です。
過酷な試練の中で耐えるだけの健気な妖精ちゃんではなく、体をも武器に自ら運命を…

3

嘘と楽園 コミック

沙野風結子  高緒拾 

わかりやすい愛じゃなくても

同じ施設で育ち、行方がわからなくなった吾形との再会は
啓人もどこかで望んでいたはずですが
態度が悪くて嫌な感じで微笑む吾形が個人的に苦手でした。最初は。
施設の頃も、正論を言ってはいるものの
啓人に優しくしてはくれなくて
おまけにいなくなってしまうだなんて酷い男だなぁと。
でも小さかった頃も今も、ひたすら啓人の為だったとは意外でした。
自分に嘘をつき続けている啓人を振り回してばかりか…

0

帝は獣王に降嫁する 小説

沙野風結子  奈良千春 

男に婚礼衣装ははない

受けに和の婚礼衣装着せたのは気持ち悪くなって途中で読むのを止めました

当て馬が気の毒で萎えました

1

神の落淫―黒豹国主と新たな神― 小説

沙野風結子  Ciel 

女性的です

とても女性的な受けでした

0

氷の軍神 ~マリッジブルー~ 小説

沙野風結子  きりみゆうや 

受けと攻めの関係より攻め兄弟に萌えてしまった

ナチズムに傾倒する兄に支配されているドイツ人攻め×元スイマーの公務員受け。
経済産業省の中小企業庁に務める孝臣が、ザイドリッツ財閥の次男坊クラウスに熱意を買われ、ドイツに視察に行くところからお話はスタート。
クラウスは実業家で、「ドイツ中小企業の守護神」などと称されており、ひそかに孝臣の尊敬する人だった。
そんな男と直接会えた孝臣は、婚約者がいながらも徐々に彼に惹かれてしまう。クラウスも満更…

2

堕楽の島 ~狂犬と野獣~ 小説

沙野風結子  小山田あみ 

最高のふたり。フルスロットルLOVE

狂犬と野獣シリーズ3作目、最終巻。

「公安の綺麗すぎる狂犬」靫 真通(ゆぎまさみち)がこのところ担当させられているのは「シューニャの集い」という自発的人類滅亡運動を掲げる集団。
その破壊的な思想に反して、会員たちは特に反社会的な行動は起こしていない。
しかし、シューニャの幹部・遠藤を尾行している時に巻き込まれたツインボーカルユニット「ライザー」のゲリラライブで礎苑教のテロと同じような集団…

0

一滴、もしくはたくさん 小説

沙野風結子  湖水きよ 

なんじゃこりゃあ(笑)

レビューをまったく読まずに読みはじめたので、ラストはまさに驚愕、「えーっ、そうなるの!?」だった。もう想像の斜め上、まさに度肝を抜かれてしまった。いやー、たまげたなあ…。

まず、なんといっても受けとその弟の関係にめちゃくちゃ萌え! こんな兄弟萌えの話だと思ってなかったので、ドキドキし過ぎて序盤から中盤にかけては、なかなか読み進められなかった。弟の兄へ執着、兄の葛藤なんかが、もう本当に切なくて…

5

落園の鎖~狂犬と野獣~ 小説

沙野風結子  小山田あみ 

実はどっちもバター犬希望。love待ったなし

「タンデム」続編、狂犬と野獣シリーズ第2作。

今回はエコ・テロリスト「ソイルロード」をターゲットとして、公安の綺麗すぎる狂犬・靫 真通(ゆぎまさみち)が潜入捜査を始めた…
すると、またしても藜(あかざ)組がソイルロードと関連していて、講演会にあの峯上周(ほうじょうあまね)の姿が。
…という設定で、前作のカルト宗教事件の時だけの協力者のはずの周と再び?という展開。
ソイルロード潜入のため…

2

チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~ 小説

沙野風結子  奈良千春 

ファンタジーとしても普通に面白い

久し振りにファンタジーもの読みましたがなかなか読みやすく楽しかったです。
しかし真の戦いはこれからで…というところで終わっています。
なかなかにもどかしいですね。
悪の根源がやられるところまで読みたいです。

本当に信じていいのか…とルカには随分かき回されました。
萎え萌え……なんだかんだ一番印象に残りましたよ(笑)
諸々教え込まれた体は痛々しくもそこらの描写ももっとじっくりたっぷり…

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