砂原糖子さんのレビュー一覧

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

恋が叶う時

不器用な、高校生たちの初恋物語。
無愛想で強面の身長190㎝越えの剣道部員の舛木に、アイドル顔負けのイケメンで身長180㎝の帰宅部員の折川の二人は、中学時代からの親友としていつもそばにいたけれど、折川は舛木に恋愛感情を持っていて、でもそれを認めたくなくて隠しています。
折川の卑屈にこじれてしまった片思いに、それまで鈍感で何も気づいていないと思っていた舛木も、実は密かに折川に欲情していてという、…

2

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

うーーん

人の心の声なんて聞こえたら狂ってしまうよ。
人間不信になって3年引きこもっても社会復帰しようとした余村は強い。
そういう強さは本当に優しい人だからだと思う。
辛かっただろうな。
そんな時に自分への好意があふれた心を声を聞いたら、そりゃ意識するだろう。
ずっと聞こえていた心の声が聞こえなくなったらなったで不安しかなくなると思う。
それでも長谷部を信じる事ができたのは長谷部だったからだと思…

0

毎日カノン、日日カノン コミック

並榎雫  砂原糖子 

王道のコード進行。その名はカノン。

誰しもが、聴き心地良いというので、思わず知らず使われまくるコード進行。
その王道さにふさわしい、甘くてトロリとしたクリームの様なストーリー。

カノンには連弾がふさわしいので、幼ない澄一さんと可音がピアノの前に、カノンを弾く様子はとても愛らしい。…ところが、このタイトルに無意識に期待してしまっていた、閉鎖的な音楽学校の物語では無い。可音という名前の由来も語られることすら無い。
一応、王道主…

3

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

車内読み困難度、高し

砂原先生だしムク先生となるとマストバイ。高校生には興味ないはずなんだけど、面白かったー。笑うのを我慢するのがちょっと大変だった本編150p弱+その続き130pほど+あとがき。きゅんきゅんしまくって、最後にもう一回見たカラー口絵で陥落したので神。いやしかし、萌え転がるー。可愛いんだよっもうっ!!!

人に注目されるために生まれてきたような容姿の折川。それが災いして普通の人間関係を築けていません。…

9

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

読んでて恥ずかしくなりました

久しぶりの高校生の話にニマニマしながら読んでしまいました。
高校生と言いながらかたや190センチ、もう1人は超美形の180センチと規格外でした。
それでもスーパーマンではなくて、この年代故の不自由さもあり青春の眩しさも感じました。
枡木がいつから折川をそういう対象としてはっきりと意識したかは、余りハッキリしませんでした。
でも付き合い出してからの枡木は欲求にも真っ直ぐで良かったですし、折川…

2

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

勘違いがコミカルというよりも切ない

コミカライズが出たということで、こちらの本を読み返してみました。

のっけから攻めは「僕と一緒に来てくれないか?君が好きだ。そして僕のためにお味噌汁をつくってほしい。」とプロポーズし、それを感極まって涙ながらに承諾した受け。

ここから新婚生活が始まるかと思いきや、受けは攻めの言葉をプロポーズではなく「僕のお手伝いさんとしてやってきてほしい」と捉えてしまっていて……という天然ゆえのズレにズ…

1

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

ザ・青春、ザ・BL

王道です。男子高校生ものです。甘酸っぱーい!でもこのカップル190センチ×180センチの身長の大型カップルです。強面だけどよく見ると端正な体育会系(剣道部)とモデルみたいな甘いお顔のイケメン君。こんな2人、校内で目立っちゃって仕方ないと思う。

前半のお話で2人が両思いになるまでのすれ違いとか受けの切ない気持ちとかはさすが砂原さんという感じで楽しませてもらいました。木原音瀬さんの殺伐とした新作…

3

毎日カノン、日日カノン コミック

並榎雫  砂原糖子 

何てこった・・・!Σ( ̄□ ̄;)

砂原糖子先生の小説「毎日カノン、日日カノン」のコミカライズになります。
で、小説版が、とにかく甘くて可愛いと言った印象なんですよね。
えーと、主役カップルの認識と言うのが明らかにズレてるんですよ。
それなのに、何故か上手い事ものごとが噛み合っていっちゃうと言う、コント的な面白さと言いますか。
育ちの良いボンボンと、おっとり天然の二人が織り成す、やたら可愛いスレ違いが傑作なんですよ。

11

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

女子に一番感情移入しちゃったよ

久しぶりに砂原さんのお話を読みました。
やっぱりベテラン作家さん。お話の進め方がお上手です。
スイスイ気持ちよく読めました。

出版社の『あらすじ』に書いていない重要なファクターがひとつ。
それは主人公の折川が「○年にひとり」と言われるイケメンくんであること。
だから、黙っていても彼の側にはチヤホヤしてくれる人(主に女の子。ただし、男子もいる)が集まってくるんですね。そういう人達の中を…

8

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

頑張れーーー! 高校生!!

硬派な剣道高校生と、軟派に見えて実は健気な拗らせイケメンとの、超ド直球のアオハルものでしたーーー!!

あのですね、まぁ多少個性的ではあるものの、ごくごく等身大の高校生男子が、悩んだり胸をときめかせたり傷付いたりしながら、一生懸命に恋をしてるってだけのお話なんですよ。
特別、派手な展開も無いんですよ。

が、丁寧に描かれた、その「等身大の恋愛」に、めちゃくちゃ萌えちゃって。
くう~~っ…

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