心を半分残したままでいる(3)

kokoro wo hanbun nokoshitamamadeiru

心を半分残したままでいる(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神69
  • 萌×217
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない8

30

レビュー数
12
得点
429
評価数
100
平均
4.4 / 5
神率
69%
著者
砂原糖子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
心を半分残したままでいる
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403524585

あらすじ

日記の内容について久遠を問い詰めた静良井は、すべてをリセットしようとした彼に池に突き落とされた。それから数週間、静良井は車椅子生活ながらも、久遠の元で穏やかに暮らしていた。そこへ、ひどい別れ方をして以来静良井のことを気にかけていたらしい中上が様子を伺いに現れる。日記の恋人「M」が誰であったかを知らないまま、再び顔を合わせた二人だが……? ひたむきな愛が胸を打つ、感動の完結篇!!

表題作心を半分残したままでいる(3)

中上衛、カフェマスター、26
静良井真文、記憶障害を持つ青年、28

同時収録作品心を半分残したままでいる(3)

久遠光彬、カフェチェーン社長、35
静良井真文、記憶障害を持つ青年、28

その他の収録作品

  • カナリー
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数12

二人の未来にたくさんの希望を感じました

衛と真文が恋人に戻って終わりではなく、二人の未来についても想いを確かめ合えたことが、良かったです。真文が記憶障害で思い出を失う切なさよりも、たくさんの希望を感じました。

衛のことを忘れたくないと涙する真文に、衛は約束をします。「これからもずっと『カナリー』はここにあるから。もし迷子になっても安心して帰ってきて」と。何度真文が記憶を失っても自分たちはお互いを好きになると、衛は確信しているのでしょう。衛のあふれるような愛情を感じます。真文と想いを通い合わせて、これまで一人で飲み込んできた哀しみも、母親に捨てられた心の傷も癒されたのだと思いました。真文も衛の約束を信じて、日々を大切に生きていこうと心に決めます。前向きな二人が、とても眩しいです。

衛と真文の恋模様は、毎回さまざまなエピソードを加えて、味わい深いものになっていくのでしょう。切ないことも、心躍ることもあるかもしれません。きっと真文はそのときどきの想いを日記に綴るに違いありません。衛が言うように、50歳の頃にはコーヒー一杯の時間では話しつくせないくらい積み重なっていくのでしょうね。その頃の二人はどんな感じだろうと想像すると、ちょっと楽しいです。真文の勉強が実って、自家焙煎コーヒーが『カナリー』の名物になっていたりして。衛は蝶ネクタイの似合う渋いイケメン店長になっているかもしれません。

真文がカフェライターとして再出発できたのも良かったです。いつか一冊の本になって、『カナリー』の本棚に置かれたら、素敵でしょうね。真文の足跡がたくさんの人の心の中に残ればいいな、と思います。

0

期待のハードル上げ過ぎていました。。

シリーズ最終巻です。個人的に期待のハードルを上げ過ぎていたようでした。
辛口感想になりますが、あくまで個人的な感想です。

1巻は謎を呼ぶ展開でスリルがあったし、2巻の本編(過去編)は短いながらも、記憶障害のある主人公を取り巻く人々の主人公への様々な想いにリアリティを感じ、とても感動したんです。

ところが、最終巻は序盤から入り込めませんでした。何処かご都合主義な展開が引っかかり、結末も凡庸に感じました。2巻の深さに比べると、最終巻は全体的に物足り無く感じ、盛り上がりに欠ける気がしました。
まさに物語のクライマックスが終わった後から、最終巻が始まる、そういう印象を受けました。

2巻で本編の後に静良井視点の番外編を入れずに、続けて最終巻の本編の収録がされていた方が、全体の物語構成が良かったのでは無いかと感じました。内容は深いけれど、本編が非常に短い2巻(静良井視点の番外編は長いが、本編と内容が重複する部分が多い)にボリュームはあるけれど、特に大きな展開も無くストレートに安定の終盤を迎える本編が収録された3巻。どこかアンバランスさを感じました。上・下巻の2巻構成の方がしっくりきた気がします。その方が最後までもう少し話に入り込めたかも。。。

1巻、2巻で期待感が増し、「最終巻でどんな大どんでん返しが来るんだろうか…」と夢を見過ぎたんでしょうね。個人的に残念に感じてしまいました。他の人のレビューを見ると、最終巻から色々な事を感じ取られているようですね。感受性が豊かでない自分には、そこまで文面から読み取れ無かった事が物哀しい…です。訴えるものがもう少し欲しかった最終巻でした。

2

心を半分ではなくすべて奪われました、この作品に。

読み終わった後もしばらくその余韻から抜け出そうにありません。
今年読んだBLコミック・BL小説のなかで、私のベストは今のところこれだと思いました。

この作品を片手に好きな人同士で合宿したいくらいです。
(涙に暮れながらなので、タオル必須)

本当にとりとめのない感想を。

・もし記憶を失くした自分がこの店を見つけてやってきたとしても、もう普通のブレンドを出して欲しいという真文に涙腺決壊。

・「幸せってここまでって量なんて決まっていない」という真文の言葉。二巻でかつて二人で夢を語り合った時も真文の口から出てきたけど、例え記憶を失くしても真文であり続ける……そしてこの状況でそれを言われる衛の辛さよ。

・途中で衛に「ハチ公」と命名したくなった(涙)
そしてようやく言えた本音……あぁそりゃぁ辛いでしょうよ……(涙)。

・大雪の日、歩いて帰る真文にハラハラ。また転倒して記憶を失うのか!?と。お願いですから自重してください……。

・カナリーは真文を閉じ込めるための籠じゃなくて、例え迷い鳥になっても見つけられるような、いつでも安心して戻ってこれるような巣であり続けるという衛の愛に涙・涙・涙……。
だけどついに漏らした独占執着愛も萌える。

・久遠を断罪する気にはなれない。
衛が思春期に真文に出会えたように、久遠が人生の早い段階でそういった彼だけの特別な存在に出会えていたら…と思わずにはいられません。
これから先、彼には幸せになってほしい。

・一つ知れば、いつか忘れるものが一つ増える、に涙。
だけど「自分は輝く日々の中にいたのだ」と思えた真文に涙。

・本人は覚えていなくても身体は快楽を知ってるのがエロい。
衛の「俺が知ってること 全部…教えますから」がエロっ。

・「愛おしい日々は儚い」は琴線フレーズであり涙腺決壊フレーズ。
泣けて仕方ないです。
儚いからこそ美しく、愛おしい。

・最後の一文がタイトルにつながって余韻半端ない。

・四年周期くらいで記憶を失うことがわかったので、記憶を失った自分宛に自分用の取扱説明書を書いておいてほしい。
自分には中上衛という大切な人がいること、過去も自分は何度も記憶を失くしたけどその都度彼を好きになってること、最初は戸惑いしかないだろうけど必ず衛のことを好きになるから彼の側にいるように……記憶を失くした自分の代わりに衛は全てを覚えているから大丈夫だ、安心しろみたいなやつ。
あと10回くらいは記憶なくすはずだから、そのうちに「やれやれ〜どうやら俺、記憶なくしちゃったみたい(キャラ崩壊)」「え?またですかぁ?でも大丈夫ですよっ♪(キャラ崩壊)」みたいなやり取りになる……?!ならないだろうなぁ……
でも、なんか良くわからないけどこれを読む限りでは衛という男のそばにいれば大丈夫なんだなと思えるくらいには、なってほしいです。

・佐藤くん(笑)
憎めないしいい味出してて好き。彼が登場してくれると、攻め受けの切なさで泣き濡れた心がほっと緩むことができたので彼に感謝。



9

常連になって通いたくなるカフェの話

時系列的には1巻の続きです。

酷いじゃないか久遠!!。
本当の恋人の『M』のことも過去の自分もわかりかけたのに、また全てを忘れさせれば自分だけのもにできる、だからって池に落とすという暴挙に出た久遠でした。
久遠の幼い頃のエピソードや現状の満たされない思いを知れば同情もしますが、けどやっぱり都合のいいことを植え付けて自分に縛り付けた姑息な久遠は許しがたい。
とはいえ、次は自分のことを本当に愛してくれる人と出会って幸せになって欲しいと思わせる描き方は作者さまの思いやりでしょうね。

でも、久遠さんはそれ以上非情にはなれなかった、というか寂しがりな孤独な人だけど悪い人じゃなかったってことですかね。
記憶をなくしても忘れられない想いを胸に抱いている二人を引き裂いてまで自分の気持ちを押し付けることはできなったのからなのかなと思いました。

数年ごとに記憶を失い何もかもリセットされてしまう症状は改善されることはないのだから、また近い将来、そしてまた何度も愛する人のことも楽しかった思い出も失くしてしまうのだと思うと悲しくなります。
けど、二人が辛く不安な気持ちで毎日を過ごすのではなくて前向きに未来に向かって二人で歩んで行く決意が読み取れたので安堵し良い読後感でした。
きっとこれからも何度繰り返すことになっても、何度でも二人は恋をして共に生きて行く気持ちを持っていけるんだど思います。
50年後も、同じ店で二人の素敵なおじいちゃまがこだわりの美味しいコーヒーを飲ませてくれる気がします。
そんなこだわりの豆を自家焙煎して手で挽いてじっくりと入れてくれたコーヒーを飲みに行きたいと思わせるカフェのお話でした。

5

この物語に出会えてよかった

3巻通してイラストがぴったりで素敵でした。

1巻の終わりに久遠に公園の池に落とされた静良井は、左足を痛めて車椅子生活に。
久遠は右手首の骨にヒビが入りギプスをしています。
久遠は仕事をしていますが静良井は療養のため休職中で、2人で助け合いながら生活しています。
スーパーの傍の公園にいる静良井に中上が来て声をかけますが、静良井は話をしません。
久遠は静良井が記憶障害になっていないのではと疑い、ここから逃げて中上の元へ行かないのかと聞きます。
でも、静良井は逃げるつもりだったけど気が変わったと言います。
久遠は日記の破りとったページとリュック、住所が書かれたタグを静良井に返します。
静良井は足のギプスが外れてから、1人で当時の家へ行ってみます。

久遠に池に落とされた時に静良井は記憶を失くしたのだと私は思い込んでいました。
以前の、久遠の家を出る前に過去の情報を教えてもらえなかったのは久遠の未練からだったのでしょうか。
実家へ辿りついて再会した叔母から話を聞いても、何も感じられなくて悲しくて頭を打ちつけたシーンは怖かったです。
高校時代の日記を見つけて「M」が中上だとわかっても、久遠が「M」に成り代わっていた時間は消えるわけもなく。
静良井はカナリーで2週間のアルバイトをして、その間に過去の「僕」を教えてもらう約束を取りつけたのは良かったけれど、中上をまた好きになっていくのに中上の心には近づけない。
中上にも久遠にもこれ以上迷惑はかけられないと、2人との別れを選ぼうとする静良井が悲しいです。
それも、中上には久遠と暮らしていくと思わせたままで。
記憶を失くしてカナリーへ来てもオリジナルブレンドは出さないでほしいと頼んだ時は、コーヒーの味が2人にとってこんなにも重要な鍵なのに手放さないでと思いました。
お互いに別れを選んだのに、久遠が2人を再会へと導いてからの展開が凄かったです。
中上が静良井のリュックに日記を入れた事が、良くも悪くも複雑に作用していた事実。
静良井の恋人だったのに過去を持ち出さずに新しく出会った人として関係を築こうとした中上と、他人なのに思い出を捏造してまで恋人になろうとした久遠は考え方や行動が全く違いますね。
中上はこれから、もっと静良井に甘えたらいいと思います。
10代で恋におちたあの時から、2人はお互いにとって唯一無二の大切な存在なのだと思いました。

静良井の記憶障害の4年毎の周期に、私は気づきませんでした。
元アルバイトの佐藤の言動に、静良井が中上と2人で動揺しているシーンが微笑ましかったです。
雪で行けなくなったレストランには、また行って美味しい料理を食べて欲しいなと思いました。
喫茶カナリーの紹介記事では、静良井が中上の事を「ハンサム・イケメン」と書いていて意外と大胆でした。
文庫書き下ろしの結びにもってきた一文が秀逸です。
カナリーのようなお店に行ってコーヒーを飲んでみたくなりました。
輪廻転生ではないけど何度も静良井が中上と恋におちるような不思議なお話でした。

9

読み応えあり

3か月連続刊行で毎月楽しみにしていた本作品もついに完結。
できれば一気に読みたかったけど待ちきれずに1巻目を読んでしまい毎月じれじれする結果に。
3巻読んだ後に再度1.2巻を読み返すと、新たな気づきなどもありました。
以下完全ネタバレです。




読後、彼らのこれからを思って落着いている半分、この先の不安もどうしても感じてしまいます。
ただ、中上とその結びつきの強さが本編後の書下ろし「カナリー」で感じられるのでこの先は安心かな・・・とも。

前巻の時にこけすぎでドジっ子って思っちゃっててごめんなさい(´・ω・`)
4年のサイクルだったんですね・・・。
記憶障害というと、ドリュー・バリモア主演の映画「50回目のファースト・キス」をどうしても思い浮かべてしまいます。
彼女の場合は超短期で翌日には忘れてしまうのですが・・・静良井さんはまだ4年はあるから・・・

この次の記憶障害ができれば訪れないで欲しいけれども、訪れてもきっと今までとは違うような希望も感じられる終わり方に感じました。
あとは、久遠さんのその後がとても気になります。
彼の寂しさ、苦しさに救いが訪れますように・・・。

6

静謐、余韻

読み終えた後もしばらくレビューできずにいた当作。今も自分の評価を決めかねています。
中上と静良井を見守りたい応援したいという気持ちで神としたいけれど、このようなシチュエーションになったら自分だったら耐えられるのかという氷のように冷たい恐怖心があって、すんなり神!とし難く。
これ以上のラストはないと感じますし、音叉のようにいつまでも響く何かがあるのですが・・

つらつら思うままに書くと。
本当に怖くてしようがない。自分よりも大切だと思う人が、こんな風に記憶をなくす病を持っていたら。
静良井の母が心を病んでしまう気持ちが、とてもとても良くわかります。私は中上の立場にたてる自信はないし、静良井のように生きることも出来ない気がします。ひたすら怖い。そしてひたすらどうすればいいのかと考え込んでしまう。
この怖さを上回る幸せさを書いてくださっているのですが、どうしても砂上の楼閣という印象でしかなくて、無邪気に浸れなかったです。びびりなのかな。

最後に。久遠さんが好きで。気になって。彼はこの後どうなるのかと気になって。寂しくて。
悪いことしてない、間違ってないと彼に誰か伝えてあげてほしい。
砂原先生、どうか彼の後日談をいただけないでしょうか。もし幸せになった彼に会えたら、私の中で、このお話を読み終われるのかもと感じました。そして、久遠さんのお話の中で、その後の中上と静良井の穏やかな日常を教えていただけると大変嬉しいです。

私はこのお話に心を半分残したままという気がします。
エンタメという点でいうと、あまり好きではないお話なのですが(すっきり爽快面白かった!というものではない)、いつまでも心に残るという点では神なので、間で萌2にします。ああ中途半端な評価(泣)

そうだ、忘れてました!書き下ろしプチ文庫全員サービスがあったはず!
よし、久遠さんのSSを超絶期待して、とっとと送ろう!
締め切りは11/10でした。皆様お忘れなきよう。

7

あーちゃん2016

leeとsoup様
こんばんは、あーでございます。コメントありがとうございます。
全員サービス、楽しみですよね~と言っても私も払込票を郵便局に取りに行ったまでで、まだ払ってないんですw 早く払わなきゃ!
leeとsoup様もお読みになった後、良かったらレビューしてくださいね\(^o^)/

明るく前を向ける

謎が深まる1巻、過去を知る2巻、そして完結編の3巻です。


ようやく、気になる最後だった1巻ラストの続きが読めます!
過去の記憶がなくてぐるぐると不安がいっぱいだった前巻までから、今巻では少し明るい未来を見る事ができたのかと思います。そして、ラストでこの本のタイトルの意味がわかります。嫌な人にいない、胸がいっぱいになるお話です。


個人的には、倒れないか転ばないか記憶をまた失わないかとはらはらしながら読んだので少し疲れました(笑) 同じように心配性の方には、少し余裕がある時に読む事をオススメします笑

6

とうとう完結

3ヶ月連続発売の長編、とうとう完結です。いやー待たされました(笑)記憶喪失というか記憶障害のお話。この幸せがいつまで続くの?また記憶失っちゃうの?とドキドキしながら読みました。

こちらも1ヶ月おきだったのでキャラクター同様、部分的に記憶を手繰り寄せながら読みました。あーそういえば前にこんなことあったあった、みたいな。

久遠さんも悪い人じゃなかったし中上くんよりも長い時間を一緒に過ごしたのに、結局中上くんを選ぶところがロマンチックでした。

4

感動の完結編。

待ちに待った『心を半分残したままでいる』の3巻。

1か月おきに1巻ずつ発売するって、誰が考えたんだろう…。めっちゃ良い手法だよね。待ちきれないほどの期間ではないし、前作を忘れてしまうほどのブランクもない。続きを早く…!とジレジレしながら待つのにちょうどよい長さで、発売が非常に楽しみな作品のひとつでした。

この巻で完結かと思うと、読むのがもったいないような、早く読みたいような、非常に不思議な気持ちで読み始めました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。








とにかく、とにかく、素晴らしい作品でした。

1巻から巧妙にまかれた伏線をこれだけ上手に回収しながら進む展開は、さすが砂原さんといったところか。

誰が「M」なのか。
という謎ときは2巻で明らかにはなっていたものの、まだわからなかった部分が少しずつ明らかになっていく。少しずつ少しずつ、パズルが完成していくかのような展開にページをめくる手が止められませんでした。

何度記憶をなくしても、それでも中上くんに惹かれていく真文の恋心。
何度忘れられても、それでも待ち続け、愛し続けた中上くんの想い。

二人の愛情と想いを糧に、少しずつ頑丈に育っていく二人の関係。

喫茶店。
USBメモリー。
日記。
カナリア。

そういった小道具が非常に効果的に使われ、読み進めていくうちにあっと驚く謎解きも非常に面白かった。BLとして読んでも、ミステリーとして読んでも面白い。

途中、また真文が記憶をなくすのでは…?とドキドキしながら読み進めたのですが、なんだろうな、また真文が記憶をなくしたとしても、中上くんと真文の二人なら、その困難を盛り超えられる、と信じられる展開でした。

1巻、2巻と、真文自身が「記憶をなくすこと」に対する恐怖心を持っていましたが、3巻ではソレが再度起こっても、この二人なら大丈夫。

そんな風に思える明るさと強さがありました。
そう思えるだけの、愛情と、信頼と、強さがこの二人にはある。

もうね、萌えが滾ってとどまるところを知りません。どうすんだ、これ。

そして、久遠さんです。
彼もまた、真文を深く愛していたのだと。

彼の愛情は独りよがりだった部分は否めない。
否めないけれど、彼の不器用な愛もまた、本物だった。

どうかどうか、彼にも大切な誰かが見つかることを願ってやみません。

本当に素晴らしい作品でした。

またどこかで彼らに会えるといいな。

7

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