心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~

kokoro wo hanbun nokoshitamamadeiru

心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

158

レビュー数
3
得点
94
評価数
19
平均
4.9 / 5
神率
94.7%
著者
砂原糖子 

作家さんの新作発表
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イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
心を半分残したままでいる
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

大人気小説「心を半分残したままでいる」より、全員サービスプチ文庫、ペーパー、Web掲載SSなど、現在入手困難な単行本未収録作を網羅した短編集が、電子限定で登場!! 本編終了後の静良井と中上の、ささやかだけど幸せな日々をご堪能ください。

表題作心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~

中上衛,カフェマスター
静良井真文,記憶障害を持つ青年

レビュー投稿数3

気になっていたあのこと

3巻でのハッピーエンドを知っても、誰もが気になっていたと思います。

およそ4年周期で無くなる静良井の記憶です。
幸せに暮らし始めた2人に、また悲劇は起こっていないかと誰もが心配だったと思います。

そしてこちらに収録されている「~未来を半分残したままでいる~」にその回答がありました。

砂原先生の凄いところは、静良井があれから何事もなく普通に暮らしていたように書きながらも、小さな違和感を挟んで来るんです。
そしてもしかしてって思ったところで種明かしするんですよね。見事でした。

やはり静良井は記憶を無くしてましたが、また中上に惹かれて恋していました。
何度でも何度でも中上に恋するんです。

そのことで過去の自分に嫉妬したり、自分と中上の愛情の深さに差があるのでは無いかと苦悩したりしていました。

まあ結論から言えば心配ないくらいお互いが大好きな2人でした。

これから先に静良井が記憶を何度無くしても、きっと2人なら大丈夫だと思わせるような内容でした。

1

お元気ですか?

時々「元気かなぁ」と思い出す登場人物が私にはいます。
いや、フィクションだってちゃんと解っていますよ。
でも、彼らがこの世のどこかで生活している様に思っちゃうんですよ。

このシリーズの静良井はまさしくそういう『思い出しちゃう彼』のひとりで、それもかなり度々「元気かなぁ……元気であって欲しい」と考えちゃう人です。
だからこのss(最後の一作『未来を半分残したままでいる』のみ、いわゆる短編小説並みの長さです)の再録本はとても嬉しかった!

相変わらず色々と悩んだり、ちょっと悲しくなったり、解らない過去の自分に嫉妬したりしているみたいですが、本編で常に向かい合っていた『自分を根無し草の様に感じてしまう虚無感』は薄れて来ている様に思いました。

見えないものを「ある」と思うのは、信じる心がないと難しいと思います。
私はこの『信じる』ということが苦手で、おまけにちょっと怖くもあるんですが、記憶が途切れてしまうために自分の同一性を感じられない静良井にとっては生きるために必要なことだと、これらのお話を読んで解ったんですね。
そして、静良井が自分を信じられるのは中上の存在があってこそ。

本編を補完するものとして、そしてちょっと心配だった静良井のその後を覗き見させてくれるものとして、本当に素敵な後日談だと思いました。

5

神×無限大

たくさんの「嬉しい」が詰まってました。

読めなかったお話があれこれ読めて嬉しい。
大好きな二人に再び会えて嬉しい。
SSはどれもこれも良くて嬉しい。
そして読んでて、あぁ衛と真文は確かに生きている!!湘南のあの辺でいまもいるんだろうなぁという実感が得られて嬉しい。
けして安泰とはいえる状況ではないけれど(記憶喪失は一生繰り返されるので)この二人なら大丈夫だと思えて嬉しい。

好きな小説として五本の指に入る作品なので、永遠に読んでいられる……!
どんな細やかなエピソードでも見逃したくない、むしろもっとください!!というか。

そして電子派なので書店特典ペーパーなど入手できず、読めなかったSSをこうやって販売してくださって本当にありがたいです。
この一冊に限らず、数年後でもいいから、特典類はまとめて電子販売というのが主流にならないかしら……?
作家さんには一銭も還元されないのに、転売屋が儲けてる状況を苦々しく思っている一人なので。


どの話も好きだけど、やっぱり一冊の半分を占めている「未来を半分残したままでいる」が最高でした。

本編終わっての五年後のお話なんですね。
第3巻のレビューで
「・四年周期くらいで記憶を失うことがわかったので、記憶を失った自分宛に自分用の取扱説明書を書いておいてほしい。」
と書いてた私。

記憶の無くした自分宛へのビデオレターは想像範囲内だったけど、まさかの……!!ってことで驚きましたが、すごく良かった。

衛、ほんとにいい男だなぁ……。
そして、いつも余裕があるような衛が不貞腐れた声を出すところが萌。
そういえばこの子、年下だったっけ……!と思わせる年相応なところが覗けて嬉しい。


とりあえず作品のファンなら問答無用で買うしかないです。
ーー
収録内容
「記念日にはアフターコーヒーを」
心を半分残したままでいる(1) 協力書店書き下ろしSSペーパー

「スパイの首ねっこ」
心を半分残したままでいる(2) 協力書店書き下ろしSSペーパー

「あの店のマスターと常連客」
心を半分残したままでいる(3) 協力書店書き下ろしSSペーパー

「コーヒーとチョコレート」
雑誌小説Dear+の全プレペーパー

「キスは乳白色のカップにも似て」

「コーヒーシュガーと海辺のポートレート」
プライベッターで公開されていたもの。

「未来を半分残したままでいる」
「心を半分残したままでいる」全3巻連動応募者全員サービスプチ文庫

5

フランク

なこ1992様……!!
ご親切にありがとうございます!!!
お恥ずかしながら記憶力がないもので、助かりました。
早速訂正させていただきます。
どうもありがとうございました。

なこ1992

突然のコメント失礼します。
「コーヒーとチョコレート」は雑誌小説Dear+の全プレペーパーに載ってたお話ですよ^^

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