雀影さんのレビュー一覧

汝、我を攻略せよ コミック

Pポイント 

BLだからこそ楽しい

表題作は、異世界から来た竜人の王子様と、ありふれたサラリーマンくんの、もしエロゲーが現実になったら的な、男性向けエロっぽい設定のお話。
主人公のサラリーマンくんは、エロゲ―は趣味だけど、ちゃんと彼女さんには隠して嗜むような常識人。
そんな彼の元へ、エロゲ―にありがちな設定で現れたのは、猫耳ロリ巨乳美少女、じゃなくて、角付き美乳青年で、、、。
とにかく絵がエロくてかわいい。
そもそも、カバー…

1

毒王は棘姫を寵愛する コミック

ARUKU  

痛いけど痛くない

ARUKUさんの新刊コミックス、タイトルだけ聞くと某イラストレーターさんが表紙の小説本にありがちなタイトルすが、中身は、実に甘々ロマンティックなお話でした。
ARUKU作品なのに、こんなに甘々でいいのかって、身構えながら、ドキドキしながら読み進めたけど、とうとうずっと、最後まで甘~いイチャエロ(ARUKU作品比)のままでした。
絵もスッキリと、可愛くなったし、汁気たっぷり。
受けの子は健気で…

2

いちか、ばちか コミック

しっけ 

おバカな高校生がかわいいと思う人におススメ

こんな感じのカバーイラストの本って、何故か買っちゃうシリーズ。
はじめましての作家さんの初コミックス。

寮のある工業高校を舞台にした仲良し4人組のお話。
もう、明らかにおバカな高校生が主人公のお話なので、とっても頭の悪い理由でエッチな雰囲気になだれ込んだとしても、別に納得できるというか、なんというか、
絵が、さっぱりとしたキレイ系なのでかなり汁っぽいシーンでもきれいな感じなのはよかった…

0

会いたくなかった コミック

緒芋みお 

扉絵をカバーにしなかったのは正解だと思う

こんな感じのカバーイラストの本って、何故か買っちゃうシリーズ。
はじめましての作家さんの初コミックス。

表題作は、小年野球のチームメイトと高校で偶然再会するお話。
第一話は教室でいきなりキスの、第二話にしてそのまま挿入?展開で、この地味な絵でこの急展開は、いくらお約束として絶対エロ描写を入れなきゃイケナイ的な縛りがあるとしても、なんか、むしろガッカリ感の方が勝ってしまったのだけれど、三話…

2

彼の植物は美しい コミック

松山おに 

茜新社にはずれなし(あくまでも個人の見解です)

夏らしいブルー系のカバーイラストが美しいコミックス。
未知の作者さんの初コミックスですが、そこは茜新社を信用して購入。
第一印象は、エッジコミックスっぽいわー。
表題作がまず、「目が覚めると、ツギハギだらけの体で生まれ変わっていたハンス。」
SFともファンタジーともつかない設定で始まったお話は、進むにつれてどんどん不穏な雰囲気に。
そして、いきなり終わる。
え、一応ネタばらしというか、…

9

カドのまるいさんかく コミック

村上キャンプ 

カドのない三角でした

三角関係のお話ですが、タイトル通りの「カドのまるい三角」で、とがった先で傷つけあったりしない、優しい三角関係のお話でした。
佐久間は蓮のことを、話の合う、ずっと一緒にいても飽きることのない親友だと思っていましたが、
その親友が、バイト先の年上の男性の加地と付き合うようになったことから、親友だと思っていた相手に対する感情に友情という言葉では言い切れない物があったのではと感じ始めます。
結果とし…

3

4月の東京は・・・ 上 コミック

ハル 

一途な愛が報われてほしい

中学生の時、わずかな時間を一緒に過ごした二人が、社会人になって再会するお話。
ihr HertZレーベルらしい、とっても丁寧に綴られた作品。
無自覚な淡い初恋から衝撃の初体験、そして強制的な別離を経て、ようやく偶然の再会を果たした和馬。
和馬としては、ここから二人の新たな関係が築けると思っていたのだが、蓮は何かを隠しているようで、、、。

ザックリまとめちゃうと、両片思いのすれ違いのお話…

8

兄の忠告 コミック

朝田ねむい 

やっぱり画力でしょう

単独顔アップ表紙の未レビュー本。
今見てもだけど、これが出た当時としては、このレイアウトや色使いがかなりインパクトあって、未知の新人さんのコミックスだったけど思わずポチった記憶がある。
収録されているのは、表題作以外はバラバラなテイストの短編の詰め合わせ。
ハイレベルな画力とシュールなギャグの組み合わせには、コロッと参ってしまう方なので、これは好きにならずにはいられない(毛虫)。
更に、い…

2

お遊びはそこまで コミック

松本ミーコハウス 

工藤さんが、可愛すぎ

「美しい野菜」のスピンオフ作品とは知らずに作者買いで予約。
冒頭のキャラクター紹介を見て初めて、なんだか聞いたことのあるような名前のキャラクター達だなと気が付いた。
この本の主人公たちの「美しい野菜」での登場具合とか、あまり思い出せないまま(とくに久川)読み進めたけど、とりあえず、この作品単独で読んでも全然問題ない。
「美しい野菜」とは、お話の本質というか、根底に、SMの神髄を描いているとこ…

3

マザーズ スピリット 2 コミック

エンゾウ 

心も姿も美しく

前作が出てから、もう4年近く経っていたのですね。
今回は、稜一郎がカルタカの故郷ルターを訪ねるお話です。
村の子供たちや、ほとんどの人たちは稜一郎を歓待してくれますが、皆が皆、手放しで二人の関係を認めてくれているわけではなく、、。
ここまで潔く、真正面から愛を貫こうとするお話は、この設定だからこそ。
断崖で、夕陽の中で誓う愛。
とってもロマンティック。

ルターの里は、周り中のみんな…

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