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菅辺吾郎
雀影
「ダディダーリン」がすごく良かったので、同作者さんの過去作を漁ってみたのだが、なんというか、ひさびさに引き当てちゃったなぁ、、、。 主従物が苦手というより、俺様で傲慢な攻めていうのがそもそもあかんくって、たとえそれが、言葉不足なだけの自己表現下手な愛情だとしても相手に全く通じていない時点でアウトだし、受けの方も受けの方で、言葉不足で耐え忍ぶことだけが愛と思い込んで、相手に全く届かせる意思がないと…
イサム
非BLレーベルの隠れBLとして紹介されていた作品。 紹介記事を読んだ時にまとめ買いして埋めちゃっていたのを連休中に発掘。 この5巻目は、ストーリー展開はちゃんとBLです。 お話の進み具合が非BLの連載マンガの速度なので、ここまでたどり着くのに、随分と時間がかかりましたが、男子高校生が初めての恋に右往左往するさまを、ジレジレ、じっくり楽しみたい私としては、このストーリー、とっても楽しめています…
ヨネダコウ
この状態で、まだ、終わりじゃないのね。 矢代の、恋愛じゃない方面のあれこれには決着がついたというか、抗争ストーリーの方はひと段落って感じで、まあ、それはそれでよかったんだけど、 えーっと、BでL方面はどうしましょう? この巻、少なくとも全くエロなしでしたが、一応それはそれで全然かまわないとしても、矢代と百目鬼の純愛については、これからどうなるのーって、、、 矢代の恋、 百目鬼の恋 二人…
藤たまき
今となっては、ほぼほぼニアBLの、古典的名著ファンタジーの新装版です。 新装版といっても、この本の出版自体既に10年近く前ですが、 耽美とファンタジーが地続きで、まだBLって名前が付いていない頃の、 人間と、きれいな男の子の姿をした精霊たちの、妖しかったり危うかったりする淡い関係を描いた短編連作集。 主人公は、生まれた時の精霊の祝福の手違いで、出会う男の精霊を必ず魅了してしまうという設…
ゆき林檎
ネタバレ
とても繊細で素敵な作品でした。 ゆき林檎さん、コミックスの出版数は少ないですが、このクオリティの作品が読めるなら、待つ甲斐があるというもの。 戦後間もなくの昭和28年という時代設定が絶妙です。 山の中で隠れ住むには、これより前ならもっと簡単でしょう。 高度成長期の開発の波をギリギリに逃げ通すことができれば、テンと修一郎の約束の70年後を、再び打ち捨てられた山の中で、自然へと還る穏やかな別れ…
鹿島こたる
「うつくしい体」のタイトルに恥じない、非常に美しい絵のコミックス。 ミチルがとんでもなく美しいのはもちろん、夕路も美しいし、なにより泰泉が美爺。 ストーリー的にはもうちょっと泰泉とミチルの間に何かあってもとも思ったけど、夕路がミチルを人間として意識して欲したのに対しての、泰泉は人間としてのミチルに何とも思ってないって所がお話のポイントなのだろうから、これでいいのだと思う。 それにしても泰…
キヅナツキ
春樹が秋彦をあきらめる4巻に続いて、この巻は、思考停止に陥っていた秋彦がようやく立ち直るお話。 真冬は、フェス予選に向けた新曲の歌詞作りに詰まって雨月を訪ねます。 どうしようもなく固まってしまっていた、雨月、秋彦、春樹の関係が、真冬の歌で解れだすライブシーンが圧巻です。 歌詞そのものや、歌のメロディーは、絵ではわからなくても、 ずっとこのままと思って、どんなに望んでも、きっと朝は来て、何か…
九重シャム
九重先生の獣人というかケモ系キャラが好きなので購入。 でも、今作は、愛玩動物型の人造生命体と人間が共存する社会のお話ってことで、動物キャラは重要な要素ではあるけれど、話そのものはガッツリとした「人間の感情」のお話でした。 強面の顔と内面のナイーブさにギャップのある精神科医が、会員制プリロカフェのオーナーとプリロの力を借りて、初めての恋愛に真摯に向き合うストーリー。 カフェのオーナーにも過去の…
三田六十
高校生ながらも、小さな弟妹の世話や家事に毎日まいにち頑張っているお兄ちゃん。 家族はもちろん、同級生からまでニーチャと呼ばれていた主人公が、今まで自分の世界にはいなかった大人の男の人に、自分のことを、自分の名前で呼んでくれた事をきっかけにして始まるお話。 子どもの心の中の世界は小さくて、軽率だったりもするし、それでも一生懸命で、 大人の安達からすると、希から自分に向けられた気持ちがどれ程のも…
はらだ
全くエロなしで、むしろニアBLともいえる作品だけど、愛を描いた物語として、とても、とても、よかった。 自分自身への罪の意識から、虚ろなクズ男として生きていた主人公が、押しかけ天使と暮らすうちに、自分で自分を受け入れていく。 自分を受け入れて、自分を赦す事は、単に自分が楽になるための逃げじゃない、そこから…、 それは、記憶を失っていた天使も同じで…。 描き下ろしでは、残された人生を一人で…