最新レビュー一覧

推しの推しが俺 コミック

はなだ渓 

推しの推しが…俺!?

はなだ渓さんがpixivで無料公開されている、『推しの推しが俺』を美しくリメイク&壮大にボリュームアップしたお話となります。
リメイク元は攻めのマキに近い視点で、ごちらは受けの佳乃に近い視点です。どちらから読んでも楽しい仕様です。
リメイク元→ご本だと変わっていく2人の関係をじっくり読み込めますし、ご本→リメイク元だとニヤニヤできます!
またはなださんの別作品『恋人のすすめ』の攻めと…

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くちべたとさえずり コミック

髙木綿 

ものすごく可愛い

とても楽しみにしていた新刊✨

口下手なバイト先の後輩から預かったインコくんが、後輩の胸の内を代弁してしまうという美味しすぎる設定!

有川くんも可愛いし、リップも可愛いし、槙野くんも可愛い。

「マキノサンスキダアーカワイ」とリップの前で独りつぶやく有川くんがまず可愛いし、それを覚えて槙野くん本人の前で喋るリップも可愛すぎます。
可愛いのはあなたです!と叫びたくなりました。

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イケボでひたすら愛されたい コミック

柏木真 

攻めが期待してたよりもマイルドな意地悪でした…

初読み作家様。試し読みで、バリタチの受けが形勢逆転されるとこで終わって、下剋上か?!と興味を持ったので読んでみました。以下少々ネタバレあります。電子で201ページ。

ゲイでバリタチの喫茶店店主の市井は、声優の初谷みきとのファン。ある時店の常連のイケメン深月が初谷とわかり、仕事のために試してみる?と押し倒そうとしたら、逆に気持ちよくさせられてしまい…というお話。

試し読みして、深月という…

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アンチフェイクラブ コミック

三栖よこ 

幼なじみ×セ〇レ×社長と部下=尊すぎ問題勃発…///?!!

アラサーのライブ配信事業部のリーダーである元気と、その会社の社長である渉は、小学生の頃からの幼なじみだ。


出会った頃、元気は渉のことを守らなくちゃいけない相手だと思っていた。
が、渉から告白されて以来、ぎくしゃくし、やがて疎遠になりかけたところで渉が自分よりも先に前へ進んでいる存在だと気付き、追いつくのに必死だと気付いてしまった学生時代。

それから曖昧なセ〇レ関係が続いていまに至…

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馬鹿とハサミ3 コミック

ひなこ 

転の3巻

陽介の幼なじみ、誠の保護欲と、筋間さんのセフレ、ツカサの登場で色々と2人に邪魔が入りますが、むしろそれは2人の関係を確かなものへと成長させるためのスパイスだったようです。

ちょっとヤバそうな筋間と同居している陽介を心配する誠。
一方、筋間に気があるツカサ(筋間経営風俗店No.1)は横恋慕して陽介を他人に襲わせようとする。
結託したかに見えた2人でしたが、誠の方は純粋な心配からのようでした…

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恋になったあとで 重なりあって恋になる番外編 小説

古池ねじ 

本編の余韻とともに

同棲を始めた大山と藤崎の幸せが詰まった短編5作。

最初は藤崎がご飯をいっぱい食べたとか、寒がりだったことを思い出したとか、本当に日常の中に落ちている些細な出来事。でもその一つ一つを本編で語られた内容を踏まえたうえで見ると、藤崎が心の健康を取り戻しつつあるのが見て取れる。

後半に行くにつれてラブ度がアップしていき、エロ度もアップ。
大山視点のお話は、焦る大山を一言で安心させる、藤崎の年…

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重なりあって恋になる 小説

古池ねじ  おもち 

お下劣と辛い過去と泣ける幸せ

ザ・一人称な作品。あまりにお下劣な語り口に導入から怯んでしまうが、その内側に隠されているものはとても重い。精神的にキツい描写が長いので、引きずられそうなときに読むのは注意が必要かも。後半がとても良く、幸せな読後感。

表題作は藤崎視点で、冒頭から飛ばしてる。その単語何回言うの?ってくらい何度もち〇ぽ連呼。ヤリた過ぎて偶然会った会社の後輩である大山をホテルに連れ込み襲う始まりで、大山が責任取る気…

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ミステリではありません 小説

秋月ひかる  渊青梣 

終盤に魅力が詰まっている作品

BLを期待して読む作品ではないかな、という感じ。一人の死をきっかけに出会った様々な人を描いているようであり、主人公の自己啓発を見ているようでもあり。終盤の怒涛の語りはなんかすごくて圧倒された。

始まりはアランという一人の学生の死から。自殺か他殺かも分からない状態で、ルーカスのもとに刑事や学生から情報が集まってくる。だがルーカスは謎解きや情報共有はせず、周囲が自力で死の真相に迫る。主人公の動き…

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花嫁のカヤ 小説

野原耳子  桝目の助 

二人で狩りをするシーンがとても好き

部族同士の対立が前提にある中で、男の花嫁を押し付けられるところから始まるお話。嫁ぐ方でなく、嫁いでこられる方視点なのが面白い。視点主がちゃんと動いてくれるので、とても楽しく読めた。

ユーティは最初はほのぼのした印象。前に出ることはなく、適当に上手くやってる感じ。それがカヤに惹かれていき、振る舞いがガラっと変わる。元より捨て子だった引け目があったようだし、実はこれがユーティの本来の性格なのかな…

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雨夜の月 小説

二一  青城硝子 

独特の雰囲気を醸し出す作品。

静かに読ませる作風でありながら、書き込まれた心理描写には解釈の余地があり、考察しながら読める一方で雰囲気小説としてさらっと楽しむこともできる。こういうのを求めて同人作品を読み漁ってるという、見つけて嬉しくなった作品。

小説家の八尋は、まあアクの強い人物。口の悪さや偏屈といった誰の目にも見えるところだけでなく、内面にも歪みを抱えているような。その根底に、作品冒頭で描かれた過去がどう影響している…

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