真崎ひかるさんのレビュー一覧

もふもふ黒豹男爵の慈愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

王道のストーリーではあるが

純粋な人である純人、見た目も生態も獣の純獣、様々な獣の混血である混合種、の3つの種族が共存している世界、を描いた「もふもふ」シリーズの3作目。

3作とも世界観は同じですが、続きものではないのでこれ単体で読めます。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




混合種である咲夜は母と共に薬師として働く12歳の少年。
ある日、母と共に訪れた屋敷で咲夜は純人の子である春日(2歳…

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天下無敵の天使サマ 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

つれない男に恋をする話

「難攻不落な君主サマ」の続きのお話。
 前作に出てきた、南の孤島にある、護衛のスペシャリスト・SDの養成所にいる天使のように美しい外見をした保健医・石原が出てくるお話。

 天使のように美しい外見とは裏腹に「医務室の女王」と呼ばれる石原を、冷たい扱いにも関わらずにめげずに口説き続けているのは、訓練生の名塚。
 フランス人の母親から受け継いだド派手な美貌で、クラス生から『皇帝』とも呼ばれてい…

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身がわりの恋 小説

真崎ひかる  明神翼 

身代わりは悲しいけれど

 同じ大学に通う拓海に想いを寄せている侑矢は、彼にパシリのように扱われているが、そのことに喜びを見出す日々。
 拓海は、内向的な侑矢とは違い、王様のように話の中心にいた。
 そんなある日、拓海が海外留学することになった出発の前夜、侑矢は「話があるから泊まっていけ」と引き留められた。
 酔いも相まって、夜中に起きてきた拓海に「抱いてほしい」とすがりついてしまう。
 けれど、暗闇の中、侑矢を抱…

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蒼の王子と誓いの愛翼 小説

真崎ひかる  明神翼 

インコ

「朱の王子と守護の子育て」のスピンオフでした。前作未読だったので、ちょっと萌がへっちゃったかな。攻め受けともそんなに自分の萌ポイント付いてなかったので中立にしました。本編210P弱+後日談10P+あとがき+明神先生のあとがき。

王族の守護鳥の卵を護る「抱卵役」にと、めでたく卵から選ばれた翠蓮(すいれん)。その卵は第五王子の蒼鷲(そうしゅう)のもので・・・と続きます。

攻め受け以外の登場…

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蒼の王子と誓いの愛翼 小説

真崎ひかる  明神翼 

楽しみにしてたんですが…

こちらの作品を予約していたので、先に「朱の王子と守護の子育て」を読みました。

あちらの主人公の眞白と同じく「抱卵役」になった翠蓮も度々登場していたので、この作品を読むのを楽しみにしていました。

ところが時系列が同じな事と悩みも同じような事が多いので、登場人物が違ってもまるで同じ作品をなぞっているようで面白みに欠けた気がします。

それから翠蓮の性格は分かっていたつもりでも、眞白に比…

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朱の王子と守護の子育て 小説

真崎ひかる  明神翼 

物ごとには程度があります

「蒼の王子と誓いの愛翼」を購入して、まだこちらを読んでいないことに気が付き、慌てて電子で購入して読みました。(こういうこと多いんです…)

真崎先生の文章はとても読み易くて好きなのです。

でも今回の受けの眞白が控えめ過ぎて…。
控えめも度が過ぎれば、読んでいて腹ただしくなるのだと知りました。

もう言えないで黙り込む姿に、いじらしさを感じることも無くイライラしてしまいました。

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蒼の王子と誓いの愛翼 小説

真崎ひかる  明神翼 

守護鳥が結ぶ恋

今回は守護鳥が未だに孵化しない王子と
貴族の養子となった元農民のお話です。

抱卵役となった受様が守護鳥を成長させ、
攻様の大切な存在になるまでの本編と続編短編を収録。

受様は子供のいない貴族の養子です。

受様は子供の頃には
王宮で見た凛々しい騎士団の一員を夢見ますが
地方の貧しい農家の出自ゆえに
貴族の子弟に見下される事が多くありました。

適性があって不可能な望…

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もふもふ狼王の寵愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

ヤマが

真崎先生だしと思って購入したものの、個人的萌えポイントをつくものがなく盛り上がれなかったので中立にしました。本編210P弱+あとがき。

冬間近のある日、強風と大雨で川に架けた橋が流され村の皆は大弱り。橋を架ける技術を持つ山犬族に橋を架けてもらうよう依頼して、無事架けることが出来たのですが、最後に彼らが望んだのは「山犬族の頭領の花嫁を貰い受けたい」と村長次男坊である花楓を指名して・・と続きます…

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蒼の王子と誓いの愛翼 小説

真崎ひかる  明神翼 

設定やキャラは魅力的だが。

初読みの作家さまでしたが、あらすじに惹かれ購入。






主人公は貴族の出自である18歳の翠蓮。
彼の住まう国では、王族が生まれるとその際に手に卵を握って生まれてくる。その卵から孵るのは守護鳥で、その守護鳥が孵って初めて一人前の王族として認められるために守護鳥を孵すことは王族にとって死活問題。

守護鳥を孵すために「抱卵役」という役目を仰せつかる国民がいるのだけれど、その抱…

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高慢な狐と腹黒狸の誘惑駆け引き 小説

真崎ひかる  北沢きょう 

白いきつねと黒のたぬき

まず、賢い狐が活躍するお話や、ちょっぴりどんくさい狸が登場する作品は読んだことがありますが、こちらのパターンのお話を読むのは初めてで新鮮でした。
某有名赤いうどん・緑のそばにもあるように、狐と狸という生き物は何かと対で扱われることが多いですよね。

かつて、四国のとある土地で共生していた狸族と狐族。しかしながら、大昔に先祖による一悶着があり、それ以来住む場所が分かたれたというもの。
こちら…

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