雀影さんのレビュー一覧

雨のむこう、きみと コミック

Soie 

逆転の日は来るか?

パリ(作品中では明らかに特定されていない)で出会ったフランス人と日本人が恋に落ちるお話。

作者さんはオリジナル初コミックスとのことですが、ストーリーの構成や展開がいいです。
まず、二人の出会う場所が向き合う窓のお隣さん、
手が届きそうな位の近くに見えても、簡単には越えられない。
この距離感の設定。
二人のどちらもゲイではないのに恋に落ちてしまう異邦マジックも、なんだかすんなり納得でき…

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月と馬 コミック

高野弓 

多分これが今風

作者さん、初BLコミックスだそうで、
初出も2012年から2013年の再近作。
多分、この絵が、最新流行っていうのかな、
フルデジっぽい繊細で軽やかで均質な描線とか、
結構ガッツリエチシーンを描いているようでも、形そのものを単純化してボカシを最小限にしているところとかがね。

ストーリーそのものは、腹違い兄弟のすれ違い愛物。
本妻の子の兄の方が言葉足りないばかりに、
愛人の子の弟が…

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夜明け前 小説

華藤えれな  松尾マアタ 

サックリ読めました

それなりにページ数のあるノベルスですが、結構サクサク読んじゃいました。
ざっくりまとめると、子どもの頃に誘拐されて死にかけていたところを助けてくれた軍隊の男と、成長後再会するお話。
大使の息子の主人公が、外国人部隊の傭兵で今はマフィアになっている男カミーユと、身分というか、社会階級を超えて愛し合うようになるってだけでもドラマチックですが、この作品では更にもうひと段階、主人公がそんなにしてまでカ…

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慰みもの(表題作 切れない関係) コミック

ヒマワリソウヤ(日輪早夜) 

文庫サイズだったのね

この本、ネット注文で送料無料にする金額合わせと、たまにはJUNETのなんかエロいヤツ読みたかったので購入。
なので、届いて初めて文庫サイズだと知った。
過去のコミックス「あてどもなく」にちょっと足して文庫化新装版。
収録作品には、本のタイトルになっている「慰みもの」という作品はない。
残念。

そう、残念なの。
「慰みもの」なんてタイトルだし、ジュネットだし、もっと鬼畜な感じのエロエ…

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夜まで待てない コミック

梶ヶ谷ミチル 

とってもBL?

この作品のスピン元って、高校生の甘酸っぱい恋を描いた少女マンガ風BL「放課後の不純」ってことで、確かに読んだ記憶はある。
なかなかキュン系で好ましかった記憶もある。
が、「放課後~」の中の向井については、どんな役回りだったかの記憶がない。
だけど、とりあえず、この作品はこれで完結しているから、独立した作品として読んでも大丈夫みたい。

ここでの主人公・向井は、ちゃんとゲイの自覚があって、…

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Daria 2013年 12月号(雑誌著者等複数) コミック

CDの付録

連載は本にまとまってから読むタイプなので、普段から雑誌の類は、付録が欲しいとか、全サの応募用紙が欲しいとか、
ま、そんな、本誌以外の明らかな理由でもないと買わないのですが、
この本も、「ポルノスーパースター」のミニドラマCDが付録に付くので、もう、全くそのためだけに購入したわけで。
そもそも「ポルノスーパースター」のドラマCD本編も、原作云々よりは、ほぼキャスト買いの方面で購入に至ったりして…

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僕のお兄さんをとらないで!? コミック

恋煩シビト 

僕がずっと欲しかったのは

きっと、自分でつかむしかない物。

この本に収録された作品のテーマは、結局どれもこの言葉なのかな。
こののメインの流れがしっかりあって、そこへたどり着くまでの右往左往してる姿を描くって言う全体の構成がしっかりしているから、読みごたえはある。
ただ、その右往左往している部分の描写がね、
担任教師や隣家の医師に都合よく抱かれる(友達が欲しいだけ)とか、
兄の愛人の方から誘惑されてたはずが自…

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不実の男 コミック

山田酉子 

クズ男

山田酉子さんの本はカバーデザインがきれいなので、どうしようか迷いながらも、結局買ってきてしまう。
このカバーもきれいだ。
寂しげで、わけありげな、細い首の男の子達。
絵としては好みなのよね。

死と深く絡み合った短編は、好みの物もあれば、そうでもなかったりもして、、、。
個人的には、死にたがり高校生のお話「誰かと夏」と、触れられない恋人のお話「つめたい恋人」がよかった。

後書きに…

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年下彼氏の恋愛管理癖 コミック

桜日梯子 

見事に評価バラバラ

それは、あれかな、
今時風の、細い描線で繊細な薄味風味、肉感のあまり感じられないフルデジ作画で描かれた、乾いた感じのサラサラ髪イケメンキャラと、
ピアスレーベル並みの汁だくアヘ顔満載のエチシーンの大展開とのギャップを、どう受け取るかの差なのかな。
この絵だから、さらっと読み過ごすけど、ストーリー展開的には相当エロまみれ。
で、かなり無茶なエロ三昧の割には、この絵だから、汁っぽく滾ってくる熱…

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春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

・・・

あーーーー

読んでいる最中も、読後感も、
頭の中をこだまするフレーズは

・・・・・・・・ああ・・・朝丘戻。

モノローグで語られる、十希の想い。

文章的にはとっても切なきれいで、
文章からきれいな映像イメージがキラキラサラサラあふれ出てくる。
テーマが絵画だし、この絵画的な世界は、それはそれで素晴らしい。

で、そんな映像世界に酔っている分にはいいんだけども、ふと、…

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