total review:290784today:48
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
31/378(合計:3774件)
吉井ハルアキ
雀影
ネタバレ
「大人同士なのに、まるで初恋。」って、高校生の初恋物も萌えるけど、この「大人同士なのに」っていうのも、これはこれで萌える物がある。 主人公の小岩井は、ゲイを自覚していても積極的に相手を探したりする勇気はなく、自販機補充員のお兄さんに密かな恋心をもっていても、ちょっと声をかけるだけでも実は必死の覚悟。 そんな小岩井に、山下はどんどん距離を詰めてきて、、、。 これ、読んでいる方は、山下にも下心ア…
幸田みう
表紙買いでしたが、ド正解の、ド直球で性癖のお話で、これは買ってよかった。 元々「友達」から「恋人」へゆっくり進む系のお話が好きなんですが、その中でも特に好きなのが、同性と恋愛関係になるっていうこと自体を意識したことのなかった若い子が、友達に友情以上の離れがたさを感じるようになって、ある日それが恋愛感情だと気付いて、その恋を受け入れて、成就するお話。 そして、この作品が、正にその展開。 ワケア…
木下けい子
シリーズ3部作の完結編。 「17」というタイトルと「初恋」というサブタイトルがとっても意味を持った結末でした。 「17」歳で「生徒」と「教師」ではすれ違うばかりでままならなかった二人の関係ですが、三島は長く長く思い続けてきた「初恋」にようやく決着をつけて、有岡が18歳になり、そして卒業して生徒でなくなったことで、ようやく自分の有岡への気持ちを認めて、自分の中の有岡への恋心を開放します。 …
秀良子
すれ違うべくしてすれ違う二人のお話。 10年恋を秘め続けちゃったせいで、キスからセックスに発展しても、日高はまだコウにちゃんと思いを告げられない。 心の中では、どんなに、どんなに嬉しくて、感動して、幸せでも、それをコウに伝えて、その重さに退かれてしまうことを恐れて、何も言葉にできずにいます。 何となくの、なし崩しの関係のままで、ずっとそばにいられたらいいのにと思っても、時の流れは容赦なく、就…
京山あつき
人の心は一本道じゃない、一筋縄ではいかないよねってお話。 主人公の、あちこちに揺れ動く心が凄く伝わってくる。 絵は淡白でサラッとしているけど、ストーリーはけっこう複雑です。 主人公の加納に、主にかかわる人物は3人。 駅のホームで出会った高校生、別れた彼氏、今の勤め先の店長。 加納は、毎日淡々と通勤してお仕事していますが、心の中では、日々、妄想したり、後悔したり、困惑したり、期待したり、こ…
月村奎 yoco
ささやかな幸せ探しで健気に生きてきた子が、優しい年上の人と出会って、親との共依存から抜け出す一歩を踏み出すお話。 肉親だからこその、色々な葛藤やすれ違い。 律と両親とくに母親の関係は読んでいても辛いし、倫太朗と健児の関係は切ない。 そして律と倫太朗の関係は、もう最初から見え見えの甘々。 律は倫太朗に出会って、愛されることで、これからはもっと自分に自信を持てるようになるだろう。 甘いかもし…
木原音瀬 梨とりこ
同人誌でずっと追っていた惣一と嘉藤のお話が、まさか商業で出版されるとは思わなかった。 この本も、内容は全くノーチェックで、木原先生のBLレーベルの新刊は久しぶりだなぁって、作家名だけで予約してたから、読み始めてみて驚いたというかなんというか、 加筆修正はされているけど、それで惣一のダメさや、嘉藤の酷さが薄まったりするわけもないし、はっきり言えば、嘉藤の酷さがより明白になったくらいで、 この続…
のばらあいこ
秋山くんの第3巻、秋山くんにも柴くんにも随分久しぶりに会ったけど、秋山くんが随分成長したなって、 だって、あの、何考えているかわからなかったというか、何にも考えてなかったような秋山くんが、ちゃんと柴のこと考えてるモノローグとかあるんですもの、 柴は柴で、秋山くんに、しっかり踏み込んでいこうとするし、 なんだか、最初の、訳のわからないほどのおバカ展開からすると、よくぞここまでというか、恋が二人…
小山
動物が人間の姿に見えておしゃべりもできる人間の栗山君が、動物園で様々な動物たちと交流するお話。 ケモ耳世界のお話とも、人外ファンタジーとも違う、見える系ファンタジーな所がちょっと珍しい。 基本設定は動物同士の恋模様を、栗山君が相談に乗ったり観察したりするお話ですが、栗山君のいない時やいない場所でも彼ら動物たちの生活は続いている訳で、それが、人型であったり動物型であったりと混然として展開していく…
ルウミの骨髄移植手術も成功してすっかり元気になり、ギルバートと真雪とルウミは家族3人水入らずで幸せに暮らせるようになりました。 そんな幸せにあふれた三人が、郊外の牧場にピクニックに行くお話です。 牧場といってもただの牧場じゃない、真雪が自分で作る毛織物用に毛糸を仕入れていた牧場兼毛糸工場を、ギルバートが買い取って、英国の父親の企業傘下のデパートと取引して利益を上げているとか、ギルバートの無自覚…