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皆、学生の時にしていたような恋愛に憧れているのではないでしょうか。社会人だからとか、ゲイだからとか、そう言う事は関係なく…。学生の頃にしたことあるような、じれったいけど、一生懸命に恋する2人の姿に、それはもう萌えました。
古めのBLだと同性愛が原因で波乱があったり苦悩があったり、やや非現実的なドラマが巻き起こったり、はたまた可愛いお話だと少女漫画感が強く出過ぎていたり、と言う作品が多かったように思いますが、この作品は違います。
一見王道な展開に見えるんですが、少女漫画的な絵や表現ではなく、きちんと外見や仕草が大人の男性として表現されているのが素晴らしいです。結局、王道の恋愛こそ、1番の理想を描いているドラマかもしれないですね。
理解のある相手や職場の同僚と言ったキャラクターや、主人公の悩みも、ゲイだからと言うよりは、恋愛経験が無い事に対してどうしたらいいか分からない…と言う事に寄っていたりと、BLであっても同性愛を過剰なファンタジーや困難と捉えていないところに1番惹かれました。
これからもっとこう言う作品も増えて欲しいなと思います。
年齢の割にはウブで奥手な歩さん(受)と歩さんの会社の自販機補充員の山下くん(攻)がゆっくりじっくり着実に距離を詰めて恋人になるまでの超ピュアな恋物語です。
歩さんがオレンジジュースを入れてほしいと頼む場面から始まるのですが「声震えなくてよかったーーーーーっ。やっと話せた」てドキドキしてる歩さんと「オレンジジュース飲みたいって言うの可愛かった」と思っている山下くん。序盤からお互い好印象でニヤニヤしました。
ご飯行っても映画デートしても家に泊めても歩さんがスマホに大切そうに付けているストラップがどうしても気になる山下くん。歩さんの奥手具合を見ていて、もしや忘れられない好きな人がいて更にその人が当て馬として登場するめんどくさい王道展開来るか!?と焦ったのですが…全然心配いりませんでした。なんとそのストラップは山下くんに貰った物だったのです!!!!!いや〜何だこの幸せ展開は!!あっぱれ!!過去に「お兄さん風邪引いてるんでしょ。コレあっためて飲むと風邪にいいと思うんで」と言ってくれた飲み物のオマケのストラップだったのです。自分に嫉妬していたと気付いて山下くんのポーカーフェイスが崩れてどんどん真っ赤になっていく姿が可愛くて可愛くて悶えました。しかもその表情で「歩さんオレのこと好き…?」はズルい。歳下攻めの切羽詰まった状態のタメ口ズルすぎます。
山下くんはストラップの件を覚えていなかったし、序盤でご飯食べた帰りに「最初見た時(オレンジジュースの件)いいなって思ったんです」て事はあの時は下心一切無しで善意のみでマスクして辛そうな歩さんを見て飲み物をくれたって事ですよね。山下くん若いのに超人格者…スパダリ……
準備の仕方を素直に山下くんに聞く歩さん可愛すぎるし、やってくれる(しかもさりげなくSに目覚めやがった)山下くん男前すぎて苦しい。欲を言えば洗浄中も描いてほしかった………
恋に奥手な歩さんと基本的に歩さん優先な山下くんなので2人が歩み寄っていく様子はかなりゆっくりなのですが、それを遅く感じない良い意味でローテンポな作品でした。続編読みたい!恋人になってからの2人でもう1冊出して下さい!
うちの職場にも自販機のお兄さん来てるな〜、って想像しやすくて購入。
シンプルで王道でストレートなお話です。
何のひねりもない、と思う。
だがなぜここまで萌える…⁉︎
読み終わった本を閉じて持ったまま、あぁ…(良作…)と余韻に浸る本だった。
恋の始まりの描写が、
付き合うか付き合わないかのやりとりが、
ああわかるわかる、って共感度が高かった。
久しぶりにキュンキュンしました。
攻・受どちらの気持ちもずっと描かれていくので、両片想いを眺める感じですね。
攻さんの控えめな強引さが好きでした。
「受さんが自分に対して好意を持ってくれてる」と思ったら、ぐいぐい行く。
嫌われたくない、引かれたくないけど、本当は早く手に入れたい。と思ってる感じ。
エロは「少なめ」だと思う。でも萌えます。それまでの2人のやりとり、からのそういうシーンなので…
オビのキャッチコピーは
「大人同士なのに、まるで初恋」
そのとおりでした。
絵は綺麗すぎなくて素朴な感じですが、それがまた、働く自販機補充のお兄さん、ごく普通の会社員、って感じでよかったです。
初単行本とのことですが、漫画として読みにくいとか違和感あるところもなく、ストーリーに集中して読めました。
大人の恋愛が始まるところを非常に丁寧に描いています。身体から入るBLが多い中、このピュアさにハマりました。
高校生BLならこの展開もあるかと思うのですが、社会人が互いに意識した状態で食事に行き、相手の事が気になり、連絡がこないと不安になり…リアルなら王道の道筋なのですが新鮮です。
2人の体格等含め、BLというよりメンズラブ、あるいはゲイものかな。
何度も読み返してます。
続編希望!ただ、漫画的派手さはなくていいので、この丁寧な恋愛描写を貫いてほしい。
※電子書籍
「大人同士なのに、まるで初恋。」って、高校生の初恋物も萌えるけど、この「大人同士なのに」っていうのも、これはこれで萌える物がある。
主人公の小岩井は、ゲイを自覚していても積極的に相手を探したりする勇気はなく、自販機補充員のお兄さんに密かな恋心をもっていても、ちょっと声をかけるだけでも実は必死の覚悟。
そんな小岩井に、山下はどんどん距離を詰めてきて、、、。
これ、読んでいる方は、山下にも下心アリって早々にわかるけど、奥手すぎる小岩井には山下の下心がなかなか通じずに紆余曲折してしまう。
山下とのやり取りで、一喜一憂、気分は上がったり下がったりする小岩井がかわいい。
年上受けって、やっぱり好きだな。