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お前は俺の、すべて
これまで3巻まで読んできて、ハッキリとした言葉には出来ないけど、とにかく肌に合う、しっくりと心に馴染む…そういう理由から〈神〉評価をつけてきた、『STAYGOLD』。
4巻まできて、その気持ちがさらに更新されました。
本当に好きだ…この作品。
泣きました。とにかく泣けました。
「ぜひこの4巻を読むために1巻から読んで欲しい」
そう言えるほど素晴らしい。
日高くんの恋に焦点を当てた4巻。
駿人と優士の本編の進行はありません。
一冊まるごと日高くんとコウのお話。
『STAYGOLD』は駿人が中学生だったこともあり、本編は恋愛的にはすごーくゆっくり進行なわけだけど、そんな作品内において大きく恋愛的萌えを与えてくれていた〔日高くんのコウへの片想い〕エピソード。
私はこのエピソードが1巻からとても好きでした。
無表情で淡々とした性格の日高くんだけど、心の中はコウへの熱い想いで滾っていて。
その静かに燃えるようなモノローグが、たまらなく胸にくるんです。
10年間の片想い。
中学時代にコウに一目惚れをして、自分がゲイであることをハッキリと自覚した日高。
コウの親友として、冷静な顔をして過ごしてきた10年間。
大学卒業を控えた2人。
日高は中学教員を目指し忙しくストレスを抱える日々を送っています。
そんなある日、酔った勢いでコウにキスしてしまったことから、2人の関係は徐々に体の関係へと発展していくことに…
元々ヤリチンで彼女を取っ替え引っ替えしてるようなコウ。
そのへんの感覚はわりとライトで緩めなため、2人は何度も体を重ねます。
長く片想いをしてきた日高。
想いの強さや深さなら誰にも負けないのに、コウと恋愛関係になれるのは昨日今日出会ったばかりの〔女の子〕たち。
そんな性の壁に打ちのめされてきた日高は、ポーカーフェイスを続けながらも、コウと性的な関係になれたその千載一遇のチャンスを心の中で喜び、享受します。
ところが、進路もほぼ決まり卒業を控えた頃から、唐突に始まったその関係は徐々に失速し始めて…
そんな状況の中、離島への赴任が決まった日高。
そしてコウへの告白。
この告白に、涙がポロポロ出ちゃって、こんな時間だから文字通り枕を濡らしましたよ…
本当に泣けた…
むっつり無表情な日高くんだから、告白シーンもむっつり無表情なんだけど、言ってる内容はこれ以上ないほどに、10年間の想いが詰まったすんごい告白なのね。
ページをめくった瞬間ビックリしたけど、じっくりとその告白を読みました。
そしたら何かその10年間がブワーっと頭に思い描かれて、勝手に涙が出てきた。
よく年取るにつれて涙腺が緩みやすくなる…なんて言うけど、私は逆で、年々感動とか泣けるシチュエーションに耐性がついちゃってて、多分泣ける場面なんだろうなぁ〜というときでも泣けないことが多いです。
でも日高くんの恋には、本当に泣けてしまった…
長年の片想いっていうシチュエーションが、丁寧に、ユーモアなんかも入れつつ、ものすごく切なく描かれていて。
4巻連続で言うけど、本当に秀先生のセンスが光っています。
言葉のセンス、漫画のセンス。
好きです。大好きです!
今回は大学生同士ということで、『STAYGOLD』初のエッチありです。
前巻までは、日高×コウなのかな?と思っていたけど、左右逆でした。
途中「めちゃくちゃにしてほしい」みたいなモノローグがあったから、あ、日高くんは右なんだな、と。
でもすごくスッキリする左右でした。
この作品に限っては、ノンケを後ろの快感で落とすって話じゃなくて心底よかった。
コウの温度、その熱さ。感触。知りかった雄の顔。
「何も知らずに100年生きるより」
ずっと知りたかったもの。
知ってしまったからこそ苦しいもの。
ayaayac様のレビューにて、この2人の話は続くと知り、とても安心して嬉しくなりました!
まだ終われないですよね…この2人。
5巻はどちらの話が来るのかな。
半々くらいでどちらの続きも追いたい!というのが個人的な希望です。
『STAYGOLD』は、甥の駿人が、叔父の優士を追いかける話だと思ってました。
雑誌『onBLUE』を読んだ時、全寮制の高校に進学した駿人が、男らしくなって帰ってきたので、いよいよ甥と叔父の恋も動き出すのか!と思いましたが、、、
4巻はまるごと一冊、優士の弟・コウと、コウに10年片想いしている日高の話。
駿人と優士も登場しますがあくまでも脇役で、4巻はスピンオフみたいですね。
そしてコウと日高の話は未完、まだ続きます。
甥姪が家に居てもお構いなしに女を連れ込んでセックスしちゃうコウ、
無口で自分のことは話さない日高、
二人はタイプは全然違うのに、ネタがある時は会話して、なければお互い好きなことをする、10年ずっと友達でいた。
日高は表情変えないし、無口だし、コウには日高の本音はわからない。
コウが「海に行きたい」ってつぶやいたら、日高はただ「行く?」とNO温度で答えたように見えたのに、、、
その一言を絞り出すまでに、日高の脳内はグルグルと考えを巡らせてます。
日高にとってコウはすべて、コウと一緒に居られるだけでそこは天国、脳内はお花畑ですw
大変な教育実習の後、コウに会えた時、念仏を唱え出した日高には思いっきり笑わせてもらいました~♪
で、そんな ”すべて” な男がですよ、パンツ姿でベッドの隣に寝てるんですよ!
日高にとっては地球が割れるくらいの大事件です!
さらに、さらに、コウが「きのーの仕返しな」と突然キスをしてきて…
日高は執着型のムッツリ男です!
コウに恋して10年、コウの好きなもの、コウが付き合った女のこと、書き貯めたノートも複数溜まりましたw
でも、女達が次から次へとやってきて、日高が欲しくても叶わないものを簡単に手に入れていく…
「気持ちの強さなんて何の役にも立たない」
だから日高は、コウのいちばん近い場所で、いちばん心を許される関係を続けてきた。
それが、「嫌じゃなきゃよくない?」と友達の延長上線のノリでキスを許された!
そしてオカマ達の恋バナ(下ネタ?)からヒントをもらって、コウを攻めるとコウが応えてくれたーーーーーっ!
勢いづいてコウのモノにかぶりついて、ついに、とうとう、やっとコウに抱いてもらえたーーーーーっ!
日高はコウに抱かれたい願望があるんだってわかるモノローグがあるんですが、ページの構成で見落としやすくしてあるんですよ。
私は日高×コウだと思いこんでいたっていうのもありますが、そのモノローグを見落としていたので、えー?コウが抱かれる側だったの???って本気で驚きました!
コウに抱いてもらえて、コウと一緒にいられて、日高の最高は毎日毎時間更新されていく。
でも、コウと日高は恋人じゃないから、不安定な関係はゆるやかに失速していく。
コウはある答えを出して、日高はそれに何もできずに、コウのいないところで新しい生活を始める…
表情は無表情なくせに、コウのことばっか考えて、脳内は慌ただしい日高。
バカだー、ムッツリだー、笑うわー、って楽しんできました。
そして笑った分だけ、日高の泣いてる背中に涙しました…
めちゃくちゃせつないよー。
女好きヤリチンのコウが、友達としてじゃなく、恋人として日高を受入れるには、たくさんハードルがあると思うよ?
でも、日高の脳内をお花畑にどうか戻してあげて!
駿人と優士の話も気になるけれど、コウと日高の続きがめちゃくちゃ気になります!
5巻もコウと日高の話でありますように。
※アニメイト有償特典の小冊子に掲載されている番外編「Q.18話でコウが気付いたキスマークについて」で、日高にキスマークをつけたのが誰だかわかります。
え……最高……なんだこれ……語彙力…………
読後反芻しながらほうけてしまった私です。
独特で印象に残り過ぎる秀さんの間(ま)!!!
モノローグでも勿論切なくなりますがあの間でぐわっとくるんですよね!!
日高があれだけ普段無口で無表情なのに
考えてることは全部コウのことばかりで
本当に日高のすべてはコウなんだなぁと感動すら致しました。
友達でいられればそれでいいと思っていたはずが
キスが許されると欲張ってしまうのはもうしょうがない。
どんな未来になろうとも、
コウと出会って10年側にいられて体の熱をも感じられたなら
日高は後悔なんてしないだろうけど
やっぱり忘れられなくて苦しいよね…。
“何も知らずに100年生きるより”、とても胸に刺さる言葉です。
もう過ぎてしまっても確かにあの時間はあった、
幸せに想えたことは決して幻ではないし嘘でもない。
……にしてもしんどいな───!!!
コウが貞操観念緩くて助かったような、
チャラそうなのに色々考えてくれる人なんだなって
嬉しくなったけど……そうなんだ……そういう結論なんだね……。
ラストのその寂しさはどういった類のものなの!?
もう一度日高にしんどい想いさせたらぶっとばす!!!くらいの心境ですみません。
いやでも違う違うコウを許せないとかじゃなくてむしろ感謝っていうかダメだ色んな感情が押し寄せてきすぎてよくわからないけど
とにかくめちゃくちゃ面白くてめちゃくちゃ切ない。
なんかもうアレだ、秀良子祭り開催しようそうしよう。
たまたま連載でコウと日高がいよいよ!という21話と22話だけ見ちゃって、何がどうなったらここに辿り着くんだかさっぱり分からなかったので、四巻に収録されて全体で読めるのを楽しみにしてました。
それにしても日高。
いつもクールというか無口で顔の表情がかわらない男だと思ってたけど、心のうちは予想以上にコウ一色だった。
心の中があんなにやかましいキャラだったとは知らなかった。
コウの言動で思わずお経唱えちゃったり、ちゅどーん!となってるそのコミカルさと、ずっと女子にかっさらわれてきたのを見続けてきて「気持ちの強さなんて役に立たない」という焦げ付くようなやり切れなさとが相まって、コウへの10年愛が痛いくらい伝わってきました。
だから日高に100%感情移入させられた末での、あの海のシーンは、もう日高の気持ちになりきって泣くことしか出来なかった。
もうただただ日高と一緒になって泣きました。
改めて、秀良子さんの構成とかモノローグの巧みさに脱帽しました。
この二人、どうなるのかなぁ。
くっついてほしいけど、でもこのままでも美しいなぁって思う。
待ちに待った『STAYGOLD』の4巻。
あー。
最高。
何度でも言う。
最高だった…。
4巻は、中山家のチャラ男・コウのお話。
コウにずっと片想いしてた日高くんとコウがメインのお話。メイン、というか駿人と優士はほぼほぼ出てきません。
3巻で駿人と優士の話が良いところで終わってたので、読み始めてこの二人の話じゃないんかい!って思わず突っ込んだのですが。
『STAYGOLD』って何が凄い、って、巻数が進めば進むほど萌えが滾るところだと思うんですよね。
登場人物が多いわけではない、ストーリーが複雑なわけでもない。
なのに、奥行きがめっちゃ広い。
登場人物たちの報われない恋心、ゲイであるという葛藤、愛情とは何ぞや、という問いかけ。
シリアスなだけでもない、コミカルなだけでもない。登場人物たちのちょっとしたしぐさやセリフの一つ一つが五臓六腑に染み渡る、というのか。
秀さん、最高。
2巻で初登場した日高くんですが、その後どんどん存在感を大きくしてきました。
女の子大好きで、チャラ男で、プレイボーイ。女の子が切れることのないイケメン・コウに惚れちゃった日高くんの葛藤はいかに。
序盤こそコウ視点でストーリーは始まりますが、その後すぐに日高くん視点に切り替わります。
これがさ。
めっちゃ爆笑。
イケメンで、寡黙な日高くんが、その胸の内で何を考えているのか。
秀さんらしいコミカルなギャグを盛り込みつつ、でも、そこに描かれているのは日高くんの切ない恋心。
コウの言動で一喜一憂するさまがなんとも可愛らしいのです。
プレイボーイのコウなので、割と早めに日高くんと身体の関係を持ちます。
持つけれど、コウの気持ちが見えてこない。
日高くんの想いを受けたからなのか。
それとも快楽に流されて?
そんなモヤモヤを、日高くんとともに抱えながら読み進めました。
コウが出した答えはいかに。
日高くん視点でストーリーが進むことに加え、秀さんのストーリー展開にまんまとハマり、すっかり気持ちは日高くん。なので、最後、日高くんとともに泣きました。
ゲイであるという葛藤。
「親友」という立場を崩すくらいならこのままでいい。
そんな日高くんの想いは、まさにBLの王道といえるでしょう。
分かっているのに、萌えが上がり切って降りてきません。
ところで、何の根拠もなくコウが受けだと思ってたので、え、そっち?って思いました。
思ったのだけれど、日高くん受けがクッソいい。
日高くんの想いが流れ出てる濡れ場が、エロいというよりも、綺麗で、そして切なかった。
一緒に海に行けるだけでよかった。
それが遊びでキスをして。
そして想いはさらに膨らむ。
日高くん、幸せにしてあげてほしいな。
欲しいけど、コウもきちんと考えたうえで答えを出した感じだし。
いや、続きが気になる。
駿人と優士のターンも気になる…。
早く次巻が読みたいです。