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甥っ子(18)→叔父(アラサー) 優士、ついに陥落⁉
感情をぎゅうぎゅうと揺さぶられたコウと日高メインの4巻から、メインである駿人と優士のお話へと戻った5巻。
タイトルにも書きましたが、巻を増すごとにすごい。
何がすごいって、登場人物それぞれの心情の描き方とまとめ方、1冊の中での緩急の付け方が全ての巻においてすごい。
「BL作品」というよりも、「秀良子先生の作品」という感じ。
唯一無二のセンスと読者を惹きつけてやまない魅力がある作品だと思います。
「おにいちゃんはぜったいに だれよりもかっこよくなるのに」
3巻で菊花ちゃんが言った通りになりました。
正しくは、言った通りになる途中でしょうか。
あれから数年の月日が経ち、高校3年生となり一気に大人っぽく成長した駿人。
寮生活を送りながら本気でテニスに打ち込み、プロテニスプレイヤーになろうという夢を叶えようとしています。
テニスが好きなこともあるのでしょうが、自立をしたい気持ちが大きいのかななんて。
1〜3巻よりも駿人の青春部分が見られて良かったです。
充実した高校生活を送る中で、「気持ちに応えられない側の辛さ」を知ってしまい、がむしゃらに優士へ好意を向けていたあの頃の自分には戻れなくなってしまった。
けれど、優士と会った途端にやっぱり世界一好きだと再確認する。
国枝さんという女の子との描写もあり、この描写がある事で駿人は更に成長したのかなと。
一方、少し見ない間にどんどん成長し、自分の知らない姿を見せる駿人に複雑な感情を抱く優士。
今作は終始優士と同じ目線で読んでしまいました。
自分の生活は変わらないというのに、自分を追い越してあっという間に人間的にも身体的にも成長していく若者がキラキラと輝いて見える。
駿人のこれからの世界に自分の居場所はあるのか?この感情はもしかしたら保護者としての感情ではないものなのではないか?と、悶々としてからのあのラストですよ……
終わり方が本当にずるい。ページをめくる手が止まらなかった。
映画のようなワンシーンで、感情の描き方が本当に上手です。
この感情につける名前をまだ知りたくないのに…
もうこれは陥落で良いのでは…?
続きが気になりすぎて6巻が既に待ち遠しい。
STAYGOLDという作品の、秀先生が描かれるメインCP以外の人物視点のお話も私は大好きで。
各キャラクターのエピソードを読めば読むほど、登場人物達の違った魅力が発見出来るのが素敵です。
菊花ちゃんの回の学校の授業で家族について発表するシーン、コウが自分達はスペシャルなんだと何気なく言うシーン、駿人と久しぶりに再会した菊花が涙するシーン。
まだ幼い彼女が抱えていた沢山のものが見えて胸がギュッとなりました。
そして、就職をして社会人となったコウが心なしか元気がなくやつれているような気がしましたが、もしかしなくても仕事が忙しい事だけが原因ではないですよね?
街中で彼を見かけて、でも話しかけられず…
「ひ」とのその後も気になります。
今までと比べて大きく動き出した5巻。
なんだかもう余韻がすごい。すごい作品。
中山家の今後を引き続き追いかけたいです。
レビューというか、読んだ直後の感想です。
そりゃ高校三年間も通ってたら色々あるのはしょうがないですよ。多感な時期だし毎日やりたいことやら好きな人でキラキラしてるし。アラサーの仕事や家事に追われた三年間とはそりゃ比べ物にならないでしょう。にしても優二枯れすぎてないですか?駿人の成長がまぶしすぎてこちらも直視できないというか、優二といっしょにずっと悶々として読んでいました。最後にそうくるかという展開でまさに帯にあるようについに陥落!?といった感じでもう次巻まで待てないのでわたしもon BLUE買うか迷ってます笑 一巻から発売されるたびに読んでて最初は甥っ子×叔父とかサイコーじゃんと思ってましたが、こんなに胸の締め付けられるドラマが待ってるなんて思いもしなかったです。ずっと続いてほしいような早くハピエンを迎えてほしいような…やっぱり秀良子先生サイコーだなって思いました。
4巻で日高とコウのインパクトがものすごかったから、正直優士駿人の恋模様はいつか上手く行ったらいいな、くらいにゆったりと構えていました。が、5巻で優駿メインになると知って復習で読み返したらやはりこの2人いいー!
すっかり優駿モードでスタンバイオッケー状態で早く早くっと読み始めたらどうだい…
ぜんっぜん萌えねー…
いや秀良子さんだからめちゃくちゃ面白いには違いないんだけど、萌えが足りない。
というより萎えが……
なんでインフルの時に見る夢が優士じゃないんだよーー熱に浮かされてる時くらい好きな人の夢見てほしい…
いや、分かるよだってあのままあの彼女へのフォローが無いと駿人も彼女もビミョーな奴だもんね、分かるんだけどもっっ!
個人的に5巻の優士はめちゃくちゃ色気があって(駿人に色々思う所あって表情や姿が寂しそうで色っぽい)私の中の攻めはいつでも優士の後ろ(首すじとか背中とか)を狙ってるくらいなのに、駿人ときたらなんもしねーでやんの!
ずっと物足りないったらなくて、極め付けのあの夢だったもんだから…
でもそこからはさすがの展開でした。
やっと駿人の「今」の気持ちが見えた。
「やっぱり世界一好きだ」
にホッとしました。うんうん、それさえ分かればもう満足!
色々経験して「気持ちに応えられない苦しさ」を知ったのですね。
駿人の成長は感慨深いです。と同時にもうあの頃の、隙あれば仕掛けて顔赤らめてた少年は居ないんだ、と寂しい気持ちに。
そのあとの、2人でシングル部屋にお泊り展開にはドキドキでした!あーもう残りページが少ない、えっ追っかけてくるの?くるの?あっ来た
きゃーーーーーっっ
つづく
…応えてくれなかった相手が応えてきた場合その後する事は何でしょうね。ここホテルですけどー笑
そして誰ですか萌えが無いとか言った人ー
やはり秀良子さんは裏切らないなー
最後にこの展開はズルうまい!
とりあえず続きのon Blueは買う!笑
あとコウくん痩せた?一気に老けたような気が。仕事疲れてるの?
…だけじゃないよね
久々に1巻から一気読み、そして、4巻でまた泣いて5巻で固まった。
動き出だすのか?もう堪らないわ…。
前巻はコウ日高だったこともあり、
5巻で一気に成長した駿人の存在感に圧倒されてしまう。
菊花もすっかりお姉ちゃんで、社会人になったコウでさえ大人に感じさせる中、
この家で一人ずっと変わらない優士にホッとする。
テニスに打ち込み2年ぶりの再会、高3の駿人は優士と変わらない背丈で同じ目線、
優士がいないところで成長して、優士の知らない世界を目指し、
優士を軽く超えて違う世界へ向かおうとしている。
もしかしてと思いながらも、どこか肩透かしに会いたくない気持ちがあって、
成長した子どもが離れていく寂しさなのか?と考えていたら、
離れて成長した駿人の世界に、自分の居場所を求めている優士がいてこの言葉…
目の高さが近づいたぶん離れたもの、駿人はもうあの射すような目で俺を見ない。
あ~~~~一気に胸が高鳴るっ!ちゃんとそっちも読ませてくれるのねと。
駿人が成長したのは身体だけではなくて、内面の成長も著しい。
学校で想いを寄せる女子に応えられない自分を通して、
自分の想いをぶつけることしかしなかった過去を鑑みる。
色んな面でもう子どもじゃない駿人がいて、まぁ眩しい。
ほんとにこのままだと、違う世界の人になるよと思わせる圧倒的な存在感です。
高校卒業しアメリカへ渡るまでの残り少ない期間。
体調を崩しても留学の為に試合数を重ねる必要があると、
無理をする駿人に強引に付き添って京都遠征の優士。
エレベーター待ちシーンの焦燥感はも~~~~映画かっ!
脳内で勝手に音楽が流れてきたわ。
この感情につける名前をまだ…知りたくないのに。
えらいところで終わってくれましたね…。
こんなに丁寧にゆっくりゆっくり成長しながら、
気持ちの揺れや変化を読ませてジレジレさせられる作品はないわ。
めくるページの先がない悲しさよ…。
今回は全然進展を期待してなかっただけに、この想いをどこにぶつけてくれようかと、
結局1巻から再読してしずめるしかないのです。
そして読み直すとまた4巻で泣いてしまう。
社会人になったコウがすごい落ち着きようというか、腑抜け状態なのか?
街中で声を掛けかけた「ひ」さん。
応えられなかったコウが、予想外にダメージを受けている気がします。
こちらも期待していいのか?
そうそう、高校で駿人狙いだった地味な国枝さん。
個人的には苦手な描写で、もちろん成就しないのは解ってるけど、やり方がダメでした。
控えめに見せながら、自分勝手な好きな気持ちの押し付けや自己満足。
でも、国枝さんはしっかり幸せを掴むタイプなんですよね…世の中そんなもんだ。
とにかく、6巻がえらいことになりそうで、本当に待ちきれない。どうしよう…。
秀良子先生は頭の中を覗いてみたい作家様の一人です。
淡々と描く日常が何故こんなにも胸を打ち、胸を騒つかせる物語になるのだろう?と不思議でならない。
魔法使いか錬金術師なんじゃないか。
一年前、4巻で大いに泣かされて、こんなにすごいもの描いたあとの5巻って一体どうなるの?と期待もし、勝手ながら心配もしていました。
だってあんなすごいもの、何冊も何巻も描けないだろうって凡人は思ってしまう。
でも本当に無用な心配でした。
やっぱり先生の描くものはすごかった。
優士と駿人の本編が、大きく動き出しました。
高校生になり寮生活を送る駿人は、将来を見据え、真剣にテニスに取り組みます。
キラキラと眩しいくらいに成長していく駿人。
たまに自宅に帰ってきても、優士だけを見つめていたあの「射すような目」はもうそこにはない。
それは親代わりの優士にとって喜ばしいことのはずなのに、何故か取り残されたような寂しさや喪失感に襲われてしまう。
「この感情につける名前を俺はまだ知らない」
駿人を拒絶したのは自分なのに、置いてけぼりにされたような、何とも言えない焦燥感に駆られる優士の心が切なくて苦しくてたまらなかった。
優士の気持ちが痛いほどわかる。
あの射すような目で見てきた少年が、もう自分のことを見てはくれないのか?っていう悲しさが。
アメリカへの留学を決意する駿人と、駿人に対する感情の正体に気付きそうな優士。
2人の想いは交錯し…!?
この巻はいよいよ2人の関係性が変わるのか?というところで残念ながら終わってしまうのですが、ハッキリ言ってこの先の展開は一年待つ価値ありです!
もちろん今すぐ続きを読みたいくらいに飢えてるんだけど、2人がここまでくるのに費やした歳月と同じくらいの時間をかけてゆっくり物語を追いたい気持ちにもなるんです。
キスシーンと本編ラストページには、ブワって鳥肌立ちました。ゾクゾクして止まらなかった。
「あ、駿人からキスした…」っていう。
このキスは、この巻を読みながらずっと抱え続けていたフラストレーションを、すべて吹き飛ばしてくれました。
この2人、計4巻の登場で実にまだ数回のキスしかしていない。でもそのすべてがすこぶる効果的。
演出力高すぎるし、やっぱり見せ方にセンスしかないや。
優士と駿人。
コウと日高くん。
2組のこれからの物語を楽しみにしています。