甥っ子→叔父の、近くて遠い恋 待望の第2巻!!

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表題作STAYGOLD 2

?中山駿人・中学生 甥・14才
?中山優士・中山家の大黒柱 叔父

その他の収録作品

  • おまけまんが
  • カバー下・あとがき:カバー案ラフ②巻

あらすじ

「…血がつながってなくても、家族は家族だろ」

季節は巡り、駿人14歳。
中学3年生を目前にして高校へは行かず就職すると言い出す駿人に、
見かねた優士はコウの友人・日高を家庭教師として中山家に招き入れることに。

しかし日高から「おしてダメなら引いてみろ」とアドバイスを受けた駿人は、
優士にそっけない態度で接してくるようになり…?

自立したい駿人、「家族」にこだわる優士、
そして日高の下心もうずまく注目の第2巻!!
コウの描き下ろしショートも収録。

作品情報

作品名
STAYGOLD 2
著者
秀良子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
STAYGOLD
発売日
ISBN
9784396784096
4.4

(200)

(114)

萌々

(61)

(20)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
879
評価数
200
平均
4.4 / 5
神率
57%

レビュー投稿数20

面白すぎる…

待ちに待っていた『STAY GOLD』の2巻。ブラックの背景に、渋い表情を浮かべる優士。そして帯の「あんま大人を舐めんなよ」の文句。普段は穏やかで優しい優士ですが、もしかしたら2巻は優士のイメージは変わるのかなあなんて思いつつ読み始めました。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。







あまりに悲惨な結果の駿人のテストを見つけた優士。
「高校受験はどうすんだ!」とお怒りの優士に、「高校にはいかない」という爆弾発言をする駿人で。

高校に行くための費用。
菊花の面倒や、彼女の生活費による優士への負担。
そして何より、自立して優士と肩を並べる一人前の男として見てほしい。
という理由である模様。

けれど、大人としては高校くらいは卒業してほしいと思い悩んだ優士は塾等も進めますが、金銭的に負担をかけることになるからと首を縦に振らない駿人で。
無料で、家まで来て、駿人に勉強を教えてくれる人を探している、というコウのセリフに食いついたのは、コウに片想いしているコウの友達の日高くん。これをきっかけに、コウの家に行ったりさらに親しくなりたいと願う、日高くんの下心から出た提案。

序盤は日高くん→コウへの片想いの話がメインで進みますが、途中からやっぱり駿人メインのお話へ。

日高くんから「押してダメなら引いてみろ」というアドバイスを受けた駿人は、今までの押せ押せムードから一変、あっさりした態度を優士に取るようになって…。

「家族」であることに執着し、ゆえにお姉ちゃんへの恋心を封印した優士。
そして、そんな「形」よりも「自分の気持ち」を優先し優士に恋心を伝える駿人。

「家族」であることを捨てられない優士の出した答えは…。

同じ家に住み、物理的には一番近しい位置にいる二人でありながら、心情的には遠くかけ離れたところにいる彼らの「これから」が、一体どうなるのか。

ストーリーとしてはシリアスな部類に入ると思うのだけれど、秀さんらしいギャグが所々に入り、またコウや菊花という能天気な(と言ったら失礼か?)なキャラたちの存在にも支えられ、シリアスすぎず、けれどコミカルすぎもしない展開になっているのはさすが秀さんといったところか。

2巻では日高くんの存在感が半端なかった。
秀さんらしい「ちょいキモ」なキャラで、コウに対する長年の恋心が非常に重く、それでいて応援したくなる魅力的な男の子でした。

12

キタ!

1から再読させていただきました。
今回もまた面白い!!
叔父と甥。
好きになったものはしかたない。
グイグイな甥っ子を応援してしまう私ではありますが
あーーーな・・・な部分もあり。
自らも血のつながらない家族に伝えられない想いを抱いてた。
こじらせたままの気持ちを良いものと思えないでいたのに、大事に育ててきた甥っ子がまた自分と同じ道をたどっている。

これがどう転ぶのかというのが面白いです。

「押してダメなら引いてみろ」

これが意外と効力を発揮しているのがおもしろかった。
チョロいのかそうでもないのかww

弟君に恋する親友くんを追いかけるのも
思いの外楽しくて良い。
次回はもっと早く続きが読めたら嬉しいです。

8

センスありすぎる。神すぎる。

2巻では、中学3年生の駿人の進路も絡んできて、成長や未来について考えさせられる巻になっています。

もうこれね、ホームドラマと恋愛ドラマの曖昧な境界線に、すっごくドキドキくるんです!
駿人は成長期なので、昨日より今日、今日より明日…という速度で成長を見せます。
よく食べて体力も腕力もぐんぐん成長していく駿人。
普通なら親代わりの優士は単純に子供の成長を喜ぶ場面のはずなんだけど、どこか「ぽーっ…」と眩しい目で見るような、曖昧な雰囲気が見え隠れするんです。
成長の眩しさ、子供から男になっていくのを見る怖さ…そんないろいろな思いが詰まった優士の表情がいいんだなぁ。

〔ほのかに恋心を抱いていた血の繋がらない姉が産んだ、血の繋がらない甥に告白された〕という種が蒔かれたことで、すっごく絶妙なバランスで萌えが芽吹き始めている感じ。

この一家、若者だけで成り立ってる家族なので、全体的に緩くふんわりとこの曖昧さを受け入れていて、私はその空気感がとても好きです。

ちょくちょく挟まれるコウに恋する日高くんのエピソード。
これもすっごく胸にくる…
「親友に密かに想いを寄せる」というのはすごくよくあるエピソードなはずなのに、何故かたった数ページの静かなモノローグに、やられてしまう。
秀先生のセンスが詰め込まれているのを感じます。
これはもう単純に「肌に合う」んだろうな。

3巻もただただ楽しみです。

5

ゆっくり進む家族もの

駿人、中学生。優士に気持ちを伝えるも、家族として、保護対象として見られない自分にイライラしている。でも、常にまっすぐ。そんな駿人にほんろうされる優士。

そんな中、関係を動かしてくれるのが、兄コウの友人、日高。
優士は駿人に高校進学してほしくて、あまりの成績の悪さに家庭教師を雇おうとする。
一方、早く優士から自立するために、高校に行かずに家を出たい、かつ優士にお金を使わせたくないという駿人は家庭教師をこばむ。対立する二人。
そんなとき、日高が、たまにご飯食べさせてくれるなら無料でいいよと家庭教師を申し出る。実は日高はコウのことが好きで、この家に来たいという下心あり。

駿人は、家庭教師のふりをしようという日高の提案にのり、たまに日高に来てもらい、勉強はしないが恋愛相談をするように、というのが流れ。
日高のアドバイス、押してダメなら引いてみな、を実践したら、優士が心配してきて、うまくいきすぎて一人でジタジタする駿人がかわいいです。

駿人の成長が気になって、身体測定の結果をこっそり見直す優士。それを見つけた駿人と争って、結局キスしてしまう駿人。

でも、どうやら優士は血のつながらない姉(失踪中。駿人たちの親)に恋心があったことを、家族だからと振り捨ててきた過去があるらしい。その息子が、家族のしがらみを一切超えてまっすぐに自分に向かってくることに、これまでの人生を否定されるようで、もうこれ以上は無理だと、泣いてしまう優士。

そして次巻へ。

2

優士もう好きじゃん

優士の庇護下にいるのはイヤだから高校行かず働くと言う駿人。だいぶ年下でも自立して対等になりたい辺りはやっぱ駿人攻めやな!と思いました。これで受けだったらどーしよ……
年下でも庇護下にいても好きな人は守りたいと思うのが攻めだよね!うんうん。
でも中学生だからまだ世の中ナメてるとこはある。優士と早く対等になりたいという気持ちが暴走してて。大人は世の中そんなに世の中甘くないぞと言いたい。私も思った。
押してだめなら引くという日高のアドバイスを受け実践すると予想以上に効果あり!優士チョロいな笑
風呂上がり優士の駿人ビジョンが面白い。
困ってる素振りだったくせにいざ駿人が離れてくと寂しくなる優士。5巻でも一緒じゃん。もう好きじゃん。
あと駿人重い荷物持ってあげるとこもやっぱ攻めっぽいな。
最後の辺りって優士は駿人がすでに自分より力強くなってるのにちょっとビビってるのかな?で、無理くりヘッタクソなキスする駿人。駿人押しが強いメゲない。
優士は義理の姉さんの事一生懸命家族と思おうとして自分の恋心は押し込めてきて、でも駿人はそんな事せず直球で恋心をぶつけてるわけだよね。自分が恋心は打ち消して家族を作ってきたのに駿人はそれを壊そうとしてくるからやめてくれよって拒絶してしまうのな、駿人に恋心いだき始めていても。それを駿人も察すると…。
ってどこまでが2巻でした。解釈あってるかわかんないけど。
5巻と比べると優士の容姿が幼いような。
はぁ…STAYGOLD大好き。早く優士と駿人くっついてイチャイチャしてるとこが見たい!でも終わってほしくない!10巻20巻続いてほしい!という気持ちで葛藤してる。最終巻読んだ日には寂しさで号泣してると思う笑
私の人生No.1BLです!

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