Krovopizzaさんのレビュー一覧

愛とバクダン 小説

中原一也  水貴はすの 

オヤジ萌えの原点

初めて中原作品のオヤジ攻めに出会ったのがこの作品。
今読むとストーリーなど荒いところはあるのですが、オヤジ萌えの原点ここにありという感じで感慨深いです。

最近の中原作品のなかでオヤジ攻めと言えば「愛して」シリーズの斑目が一番好きですが、斑目の言動やキャラ造形には本作のオヤジ・竜崎のそれと共通するところが多々あるなと思います。
セクハラかまして受けに殴られ「おー痛て」とか言ってる台詞なんて…

2

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

ザ・ジャパニーズホラーな精神的恐怖

ジワジワ心理的に追い詰められていく恐怖。
狂気や怨念も元をたどれば相手への一途な愛情で、霊側も単なる悪者でない点が良いです。

女性要素が強いため、読む人を選ぶかも。
受けは夢で女にうなされ、攻めは高級クラブの女装ホステス、受けに迫るあて馬も女、主人公二人が惹かれ合う背景にも女性が関わり…など

しかし女性との因縁を乗り越え(ある意味受け入れ)ようとするからこそ
男同士の関係が引き立…

3

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

人生のエンディングと、新しい道

「ファンタスマゴリア」=幻影、走馬灯
作中では、束井と永見の思い出の品(ランプ)であり、束井の過去の栄光であり。
何より、束井の回想が大半を占める本編自体が走馬灯。
貸金業者のアコギな世界を描いていながら、静かな感傷があり、柔らかな味わいです。

「天使」と呼ばれる人気子役だったが、ある事故でバッシングを受けて以来落ち目となり、芸能界を引退した束井。
仲良くなった永見は、祖母に亡くなっ…

15

「密室の密かな星~とろけるよびごえ~」月刊ディアプラス2013年5月号ふろくCD CD

とろけてます

皆様書かれていらっしゃるように、幸せあふれる後日談ミニドラマ。

「鵜飼」という依頼人が来たことで、同じ名前で呼び間違えないために鵜飼のことを「ゆうた」と呼ぶ近道。鵜飼は照れてるだけじゃなく、別の理由があって嫌がるのですが、
絡みシーンで打ち明けるその理由が可愛い!!!「でかくて黒い…」の下りも、鵜飼らしい天然発言で、音声で聞くと破壊力が増してましたw

武内さんは高すぎず低すぎないトー…

1

どっちもどっち コミック

柊のぞむ 

まだまだ続きが読みたい攻×攻

攻×攻の「大人の子供喧嘩」(by ミニペーパー)がとても楽しかったです。
あとがきによると、コミックスになるまでどっちが攻か未定だったとのことで
ネームでボツになったパターンも読んでみたいと思いました。てかリバが見たい笑

同じ企業のA棟、B棟でそれぞれ働く二人。
軟派フェロモン系の梶崎と、クール王子様系の円谷。
二大トップエリートでモテ男の二人がある日顔を合わせ、バイの梶崎が円谷にち…

5

Dear+ 2013年5月号(雑誌著者等複数) コミック

ラブ度高めです

いつもの連載に加えて、スピンオフや番外編が多かった今月号。
くっついた後のCPの話が多いため、全体的にラブ度の高い印象でした~~///

ギド先生のスピンオフは、おとぼけ木島×無愛想大学生?でどうなるか見ものだし、
イサク先生のジン×モモ出逢い編はモモの明るさと背負っている過去が切なく、
志水先生の連載はキス+お姫様扱いが、いちゃついてるようにしか見えない二人でした笑
付録CDは『密室…

2

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

与える「愛」に感動

ケモミミに惹かれての購入でしたが、想像以上に切なく良い話でした。
限りなくプラトニックで自分のことより相手を思いやっている、
恋より愛の気持ちが強いような関係を描いた作品です。

訳あって山里に暮らす武士・鐵(くろがね)が、山中で拾った子狐・琥珀。
やがて琥珀は人の姿に成長し、里の人々から狐神様として崇められるようになるが
心は子どものまま、自分を拾い育ててくれた鐵を一心に慕っている。…

12

よそはよそ、ウチはウチ(通常版) コミック

北上れん 

モフモフワンコに釘付け

「ホネヌキにされたい」「ひとり占めセオリー」の方は未読のため、小冊子のついてないこちらの通常版を購入。
思いがけず続きモノでしたが…擬似家族のような新婚のような二人のやり取りが可愛いし面白かったです。簡単に一線を越えない所も、親戚でノンケ同士という関係を考えると納得。ここからどう恋愛に発展していくのか期待です。

個人的イチオシは脇キャラ「たろうさん」。
最初は叔父様カッコイイという視点で…

5

この夜のすべて コミック

ミナヅキアキラ 

ストイックな熱情にグッとくる

ピンと張り詰めた空気の中に、時おり混じる情感や温かさがすごく「人」を感じさせます。いつ死んでもおかしくない世界に生きる二人だからこそ、お互いを想う気持ちがドバッとあふれ出る後半の展開が切なく真摯で目を奪われるというか。
普段はスーツに刀に煙草に…とクールでストイックに決めているのに、濡れ場となると一転、肉感的な裸体に情熱的な絡みが見られて、そんなところにも刹那に生きる二人の強い生命力を感じました…

3

宇田川町で待っててよ。 コミック

秀良子 

人と違う自分を受け入れる

ポップな表紙と「女装男子」という題材のインパクトが強いですが、内容は高校生二人が「女装」ときっかけに自分の性癖や恋を知っていく過程をしごくまっとうに丹念に描いていて、奇をてらったところのない真摯なストーリーに惹きつけられました。

童貞男子・百瀬が、一見リア充な同級生・八代の女装姿を目撃してしまったことから始まる二人の関係。八代の女装姿はよく見れば普通に男とわかるもので、特に似合っているわけで…

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