crystさんのレビュー一覧

龍と竜~銀の鱗~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

小悪魔颯太、がんばれ

すっかり大きくなった颯太の小悪魔っぷり!すごかったです。

会話だけ見ていると恋人同士のいちゃこらにしか見えないやり取りには、ニヤニヤが止まりませんでした。年下小悪魔に翻弄されるオヤジ最高です。
思えば次郎との初対面のときからすでに素質ありだったし、次郎はと言えば口移しする龍と颯太にドキドキしてたし。半裸で次郎の膝に乗って口移しをせがむシーンがよかったなぁ。ど
周りに寄ってたかって甘やかさ…

1

龍と竜 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

家族もの+ヤクザ→アットホーム

綺月作品というと痛いと思ってましたが、これは温かいお話でした。こういうお話もちゃんと面白くて、痛いお話が得意と言ってもそれしかないわけじゃないんだと思いました。
描写に過不足がなく、作者の思い入れが暴走しないから読みやすかったです。

子連れ物は苦手なんですが、弟ということもありこれは平気でした。颯太が健気でいい子だったからかも。家族団らんしているシーンはほほえましかったですし、恋よりも颯太…

1

やすらかな夜のための寓話 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

ネオテニーがよかった

短編集です。濃いです(主にエロが)。

ひとつだけでもおなか一杯になりそうなほど濃いケーキを何個も続けて食べるような。
なので、私には一つずつ読んでは休み、というのがちょうどよいペースでした。
かわいい臣を満喫するにはぴったりだと思います。

ネオテニーでは、その言葉選びも秀逸だと思いましたし、照英の慈英に対する想いが覗けてすごく良かったです。脇だった照英の気持ちが見えて、慈英よりも好…

0

インクルージョン 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

処女最強

照英×未紘のスピンオフ。これ一冊だけです。
読み終えてから、続きはないのかと必死で検索してしまったほど、続きが読みたかったです(笑)
未紘の初恋物語なんですが、未紘がかわいくて。初心さがたまりませんでした。

そして久遠もいいキャラでした。照英の親友?なんですが、モデルのような容姿と歯に衣着せぬ物言いと意外に男らしい性格。さらに彼が非常に大人で、これといった欠点がないままにお話終了。終始い…

2

あざやかな恋情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

濃すぎて食傷気味

濃かったです。。。濃すぎて砂も吐けませんでした…。
ラブラブここに極まれりというか。ただちょっと、二人の関係ががっちりしすぎてしまって、新鮮味が無かったです。どこまでも果てしなくひたすらラブラブ。甘いのは大好きなんですけど、さすがに食傷気味になりました。

臣は甘え過ぎ、慈英も甘やかしすぎで、二人にとっては幸せいっぱいなんでしょうが、ここまでの熱さを持続することの非現実感が鼻についてしまい、…

2

アイツの大本命 7(初回限定版) コミック

田中鈴木 

女子がちょっと好きになりました

なんかこれだけはBLなんだけど、BLとして認識してないというか、別枠で考えちゃうというか(笑)
少年誌のような絵柄とギャグ、おなじみのパターンにわかっていても笑ってしまいました。

今回は、カミングアウト編に夏の思い出が小冊子についてました。
本編は相変わらずの面白さ。女子たちがほんっとにサイコーで(笑)カミングアウト後の女子の反応が意外で、これまでウザいと思ってたけど少し好きになりました…

1

不埒なファシネイション 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

おしりぺんぺん(笑)

3CPそれぞれの短編がリンクしながらつづられています。
これでもかと甘い後日談に砂を吐きつつも大満足でした。

【不埒なファシネイション】
男前~~!直隆、男前です!かっこいい。やっとのことで打ち明けた真幸に対する直隆が、もう。「きみには、わたしだけいればいい!」なんて殺し文句。きゃ~!とのたうちまわりました。どんだけ懐深く溺愛してるんだ。と思ったら、もー、おしりぺんぺんですよwプレイじゃ…

3

不埒なパラダイムシフト 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

ラブフィルターすごいw

今度は真幸視点からの続編。不埒~3作目、CPはスペクトルの直隆×真幸です。

同棲を始めて数か月、ラブラブ新婚生活で幸せ慣れしてない真幸は、幸せすぎて不安になることもしばしば。それを友人に愚痴?のろけ?るんです。ほんとに幸せそうで、読んでてにやけてしまいました。のろけを突っ込む周りの人のノリも可笑しかったです。

どこまでもまじめな直隆が、まじめにキスを拒否したり、もめるたびに斜め上に行き…

1

不埒なスペクトル 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

攻め視点が新鮮

前作ですっごく嫌な奴だったのが、これを読んでこういう人なら仕方がないと思えました。ちょっと好きになったかな?
良くも悪くも「そういう人」と思うしかないキャラ(苦笑)

ゲイフォビアかと言われるほどの態度だったお兄ちゃんは、二丁目でやられちゃえばいい、という言葉通りにほんとにやられちゃいます。しかも、エリートだったはずが派閥争いに巻き込まれ閑職に。弟は全くいうことを聞かないし、彼女にも振られて…

1

不埒なモンタージュ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

詰め込み感はないのに、ぎっしり

崎谷エロスを求めて読んだら、期待以上にいいお話でした。

セクシャリティについて、明義との関係について、一生懸命考えて傷ついて悩む未直の気持ちがちゃんと伝わってきました。冷静に考えるところもあったり、欲に流されることもあったり、とても人間らしいと思いました。キャラにちゃんと肉付けがされていると思います。

もちろん、崎谷エロスは文句なくよかったです。セリフがエロくて、未直の乱れっぷりもよく…

0
PAGE TOP