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依田沙江美
ふばば
ネタバレ
3冊ものの1巻目。 96〜98年に発表された作品で、やはり今時のBL作品とは空気感が大きく違うなぁと感じます。 画家の日比谷は、出版社の編集長・土谷と訳あり。15才と17才の初恋だったが、また大人になって再会して…という冒頭。 日比谷は女性によくもてて、罪悪感なしに寝る。つまりフラフラした浮気性。でも一番想っているのは男の土谷で、自分を棚に上げて土谷に独占欲を抱いている。 土谷はあまり…
中原一也 新藤まゆり
安定の「中原節」とも言える渋オヤジ攻め(推定40前半らしい)モノです。 主人公は、ネット通販会社のクレーム処理担当・神木(31)。←示へんに申すの神です。変換できない。 会社では厳しいクレームも穏やかに的確に処理する、頼れる主任。しかし実際は客には頭を下げ、社員には疲れた顔は見せまいとし、そんな日々のストレスを酒で紛らわす。しかも何度も飲みすぎて保護される警察署では有名人… そんな神木がまた…
英田サキ 小山田あみ
攻め視点の「いつか終わる恋のために」、受け視点の「恋ひめやも」の2編で構成されています。 「いつか終わる恋のために」 主人公は、そろそろ結婚も考えている25才のリーマン・棚橋。 高校の同窓会で7年ぶりに担任だった水原と再会し、彼女がいるのにどんどん水原に惹かれていく様が描かれます。 この棚橋がね〜。リアルっちゃあリアルなんだけど。 彼女がウザい、先生といる方が楽しい。 でも僕はゲイ…
黒木えぬこ
3つのお話が収録されています。 「主人公になんてなれない」 幼馴染の龍之介は背も高くてカッコよくて、頭も良くて、スポーツ万能、女子からもモテモテ。 それに比べて自分は…と卑屈になっているのぞむ。 でも実は…という幼馴染ラブ話。 龍之介に告白されて、かなりあっさり受け入れるのぞむです。 その後はあまり進んでこない龍之介に焦れてきて、自分も…となっていきます。 龍之介がほんとはちょっ…
紺野けい子
威嚇する猫のように、防御するハリネズミのように、所構わず周りに突っかかって、孤立し悪い噂を流されている開発部の須藤。 営業の広川は須藤が路上で屈託ない笑顔で歌っているのを見つけ、醒めてとんがった表面より楽しそうに笑う須藤が本当の彼ではないか、と興味を持つ。 須藤が関係していた女子社員の内輪話を聞いてしまい、須藤の傷ついた心に触れて好きになるのだけれど。 ノンケの広川が、しかも悪態つかれてたり…
榎田尤利 茶屋町勝呂
先生、なつやすみの宿題終わりました! そんな読後感。 この有名作、私は2009年発行のハードカバー版で手に入れました。10の話が一冊に収められ、一気に読める嬉しさはあるものの、2段組みでボリューム感が凄い。 読書は義務なんかじゃないけど、どこかやらなければいけない宿題のような存在でした。 元々BLと一般の境界的な作品ということは聞いていたので、BL描写の期待はしてなかったけれど、思った…
ヨネダコウ
犯罪者と警察側の、言葉遊びの駆け引きのような会話から、急に性的な色を帯びるその瞬間。 テンテンと呼ぶその甘さ。 ガッツいてると言われて、否定しない唐島。 自分が「挿れる」側ではあるけれど、圧倒的にヤられてる感。 主導権は間崎が握ってる。 でも、翻弄しているテイで、懐いてくる唐島に本当は執着しそうな自分を自覚している…? 「NightS」の番外、その後のストーリーなので、本作自体には…
日高ショーコ
「初恋のあとさき」「嵐のあと」ファンとしては、まさにご褒美的な。 ただ本当に短いSS集で、やはり紙媒体ではまとめきれなかったかなぁ。 電子限定で長らく指をくわえていましたが、ここに来て手を出すことにいたしました。 まず何をおいても絵が美しい。 みな美形。 それだけで満足すべきなのですが、BL読みのサガでしょうか、エロが足りない…… 勝手にエロがもっとあるのだと思い込んでいました。 な…
この本が家にある事が嬉しい、その2。 こちらの表紙も素敵! 「上」と同じく白地に銀の線で、少し大人の美しい男2人。 内容は、紺野けい子さんの1996〜2001年の作品で「College student, office worker edition 」、大学生や社会人ものの短編集となっています。 「Love Me Thru The Night」 「夜半〜夜明け前の章」「昼顔の章」「本…
この本が家にある事が嬉しい。 まず、表紙からして素敵!なのです。 白地に銀の線で、可愛い系男子とイケメンが。 内容は、紺野けい子さんの1997〜2000年の作品、しかも「High school student edition」のタイトル通り高校生ものの短編集となっています。 「ごめんね。」「ねぇ1度だけキスしてよ。」 薄々、自分は男が好きなのではないだろうか、と怖れてる高校生17才の…