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鳩かなこ 今市子
ふばば
ネタバレ
「帝都万華鏡」シリーズ2作目。 本作の主人公は、前作の高市京介や石木琢馬の一高の同級生で、今は日本画家の横山春洋(はるみ)。 スピンオフ的な展開とも言えるけれど、前作「桜の頃を過ぎても」と同じ時間軸での横山サイドとしての物語です。 生家は吉原の廓である春洋は、ある晩贔屓筋の息子が座敷で一人になってしまったので座持ちを、と言われて挨拶に出向くが、廓付きの色子かと間違われたのか、その後その若…
トピ内にて匿名のお姐さまにおすすめいただき、手に取りました。 タイトルの「帝都万華鏡」、そしてイラストは今市子先生、すでに「文藝」の高貴な薫りが… そして読んでみれば、時代は大正。 正に大正浪漫。 少し(いや、かなり)堅く上品な文体でありながら、選ばれる語彙は耽美的でもあり、そこが非常に硬質な官能性を醸し出しています。 今どき文体の読みやすいBL小説に慣れていた身には、ガツンと鉄槌を喰ら…
りーるー ミニワ 藤峰式 棚川三々 折紙ちよこ やん m:m sono.N 池玲文
18年刊行の「熟れおじBL」再び!ということで、今年は「受」と「攻&おじ同士」の2冊編成にパワーアップしてます。 本作は「攻&おじ同士」。 以下、ざっと収録順に…(作者様敬称略) りーるー「おじハラ」 何を考えているのかわからない底知れぬおじ、と言えばりーるーさん!今回も、ハラスメント対策室長の隠されたどエロい一面に翻弄される! ミニワ「純愛メローイエロー」 失…
夕映月子 香咲
いや〜萌えました。 (私の年のせいか)やっぱり学生BLよりも、少しでも年上のリーマン設定に萌えますね。 設定は、今までタチとして可愛い系の男性を抱いてきた槙(マキ)が、「受けになりたい」という自身の心の奥底からの欲求を無視できず、遂により強いタチに抱かれる選択をする… という、攻めから受けへの転化ものです。 視点は、今まではタチ、これからはネコ志願の槙なので、色々精神的な葛藤の描写が多く続…
夕映月子 エヌオカヨチ
わーい、リバだ〜! リバ小説って非常に少ないので、ありがたやです。 読んでみた感想は、一言。「可愛らしい〜。」です。 正直、正直… 私の好み、読んでみたいテイストよりも幼すぎる感があったし、ノンケだった由利が、なぜ性愛込みで好文を好きになっていったかの過程がよくわからないし、そこの説得力も足りなかったと思う。 ただ、由利がノーテンキのバカだから、で好文は無理やり納得してたし、かなり先まで…
日野雄飛
honobono様、レビューありがとうございます! リバ大大大大大好きな私にこの作品を教えてくださりありがとうございます! リバって地雷の方が多いせいかあまり目にしないので、私は常にリバに飢えております〜。 一読しての印象は、かわいい! 大学生同士で、特に男同士という事の葛藤も無く、気の合う友人、ダンスの上手なカッコいい友達、自慢の友達。そこから自然に「好き」が高まっていく… 従来な…
中村春菊
14巻になっても、高野と律の間には大きな溝がありますね… 12巻から新たに登場した留学時代の同級生でルームメイトの清宮尚。彼は最強当て馬となるのか? または、灰谷と同様、本当のところは律を好きなわけではない、というオチになるのか?という疑問がぬぐえない。 というのも、尚が律を心配してるのは本当だと思う。だから自分の想いをちゃんと自覚させる為に引っかき回してる?という可能性もなきにしもあらず。…
これまでの巻と違う! 律の過去が出てきましたよ。 と言っても、高野(当時は嵯峨先輩)との間にあったらしい「何か」は直接にはまだ明かされず、傷心の律がどんな留学時代を送っていたのか、という冒頭。 つまり前巻から登場した元ルームメイトの清宮尚との出会い編なわけなんだけど。 そして結局、尚は律が好きだ、というBLあるある。登場人物みんな同性に恋してる状態。 ただこうなると、「律の魅力」というも…
池波正太郎
「真田太平記」「鬼平犯科帳」等、戦後を代表する時代小説家・池波正太郎の一般小説です。 11編収録の短編集で、内3編が男色が主題となっています。 「火消しの殿」 忠臣蔵外伝、と言えるような作品。 というのも、この「殿」はあの「浅野内匠頭」。 内匠頭の、「松の廊下」へ向かう道をこれまでの評伝とは全く異なる視点から描いています。 内匠頭は火消し狂い。火事が起きることを極端に嫌い、月に何度…
basso
basso名義でのBL作品、久々です。 属性としては、リーマンもので、年の差もので、ノンケとゲイもので、エロなしもので、という感じでしょうか。 主人公は若いリーマン・葉山亨(とおる)。 競走馬の写真を撮るのが趣味で、好きな馬を撮るために新幹線で京都に通うような青年。 モヤモヤとゲイ自認があり、そろそろ実家から出て一人暮らししたいけど、趣味にお金がかかって…というところ。 ある日、新幹線で…