ふばばさんのレビュー一覧

幾千の刻を越えて コミック

水名瀬雅良 

純愛であり悲恋でもある

お堅い高校教師の圭を学校に迎えに来るハーフで長髪の超絶美形・春人。
圭は素っ気なくて迷惑そう。
実は春人は赤ちゃんの時に圭の両親に預けられ、ずっと一緒に育ってきた義兄弟。
今は両親が田舎に引っ越して二人暮らしだが、春人は激しく圭に執着し、肉体関係も持っていた。
圭は受け入れてはいたけれど、度を越している春人に困惑気味で…
…という展開で、兄弟ものの執着、春人の後輩モデルが当て馬的に出現し…

1

恋人同士 ~大人同士 2~ 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

最強ゲイ夫婦邁進!

「大人同士」続編。小林x時田の10年後、38才の2人の仕事と恋の物語。

時田一筋の小林の誠実な愛し方は健在。そこは本当に素晴らしい!「神」!
私、小林だーい好き!(ってそこは関係ないですが…)
本作の仕事面は、未成年の犯罪と実名報道について小林と時田の捉え方の違い。仕事なので馴れ合わず、でも仲間なので意見をまとめつつ、の線をチームで磨いていく。
恋路に関しては、小林の元カレ岩崎登場!こ…

1

他人同士 3 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

青臭いところが意外と好きです

完結巻。
帯に引っ掻き回されて暁と上手くいかなくなった諒一は、そのイライラを紛らわそうと仕事に逃げる。捌けないほど仕事の量を増やし、結局取材先への連絡ミスを起こしてしまう…
(この取材先は「くちびるに銀の弾丸」の澤村と水嶋。こういう遊び方スキ。)
弱る諒一に周囲は優しい。会社のゲイ先輩小林も、編集部の戦友菊池も、みな素直になって暁にぶつかれ、と言ってくれる。肝心の諒一だけが過去の呪いに囚われ…

4

他人同士 2 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

エミリー・ディキンスンを読みたくなった

冒頭、諒一の見る「夢」の形で、1巻から暗示されていた諒一の過去、忘れられない痛手を刻み込んだ一人の男とのエピソードが語られます。
この諒一の初恋の男、7才年上の「帯」(たい、通称オビ)は、まだ大学生で心の恋を知らずヤリチン放題だった諒一を一目で魅了し、その優しい物腰や社会人としての振舞、物知りな所、ベッドでの感度の良さで諒一を骨抜きにする。帯以外何も考えられなくなった諒一との2〜3ヶ月の関係の後…

2

他人同士 1 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

秀様のデビュー作

…というのは知らずに読み始めました。
主人公は雑誌の編集者でいつも忙しく、でもそこに突き進んでいく諒一。
ひょんなことから駆け出しカメラマンの暁とルームシェアする事になって…という設定。
編集という仕事の日常的な厳しさや、トラブルが起きた時の殺人的危機、それでも手を抜かずやり遂げる諒一の「お仕事BL」的側面でも、大変読み応えがあります。
諒一はゲイでバリタチで、でも「恋人」は作らずヤりたい…

3

十年愛 -Decade of Love- コミック

水名瀬雅良 

愛の成熟

高校時代に諦めた一つの恋、それは病気を抱えていた友人・葵と同じ人・彰吾が好きだったから。
譲ったわけでも身を引いたわけでもないけれど、卒業後離れ離れで言うつもりもなかったのに。
今大人になって彰吾と再会してその時の葵の真実を知り、「卑怯」にならざるをえなかった葵の哀しさ、それでも彰吾を欲しがった葵の強さ、それらを認めそして今は何も人のせいにはしない自分の核を持って彰吾に向き合っていく…
そん…

2

In These Words 3 小冊子付初回限定版 コミック

Guilt|Pleasure 

1・2・3巻のループ読みをお勧めします

待ち時間、長かったなぁ…1も2も忘れちゃっててさ、読み直しました。
1巻の冒頭の小説パート、コレか…って思ったり。悪夢の中身、コレか…って思ったり。そう思って読むと、篠原ったら捜査のためとは言えよくスタンガン使ったな…って思ったり。
そして2巻の『「愛してる」なんて言葉 私には不要です』という浅野の台詞。本作の小冊子「First,Do Not Harm」ではNYで愛し合ってる様子の恋人デビッド…

6

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

ピュアすぎる変人攻め

夜光花先生といえばサスペンス、オカルト。でも本作は怖い話ではありません。
小さな出版社勤務の中在家敦彦が、怪我をしたベテラン編集者と交代して有名ビスクドール作家の夏目の作品写真集を担当することになり…という出会い。
夏目は気難しいと言われていたが、なぜか色々質問してきたりベタベタ触ってきたり、突然キスしてきたり。翌日は会社に花を送ってきたり!
夏目はハンサムだけど全然人の話を聞かない変人で、…

1

K先生の秘密の熱情 コミック

夏水りつ 

舌先だけのキッス♡

前作から時間が空いていたため、ストーリーの流れ少し忘れてました…
このK先生の怖すぎる目付きと、小早川に対する強すぎる執着。あ〜そうだったそうだった。
本作でも小早川はまだ天然というか激ニブで、鍛治の余りにも強い感情や乱暴さを一見のらりくらりと?いや、訳も分からず?受けていて、アノ鍛治を結果的に翻弄しているんですよ。
まあ、鍛治が俺様なのはともかく、小早川も先生に迷惑かけたくないから、という…

5

夏肌の体温 コミック

松崎司 

満腹感

ガチムチ・ガチゲイな短編集。苦手な方は回れ右。

「夏肌の体温」第1話〜7話。
私は今、唖然としています。
これ、2015年発行の作品ですよね…こんな設定今許されてるんでしょうか??
実際出てるんだからいいのか?と思いつつ、読む方も背徳感が…
表紙で組み敷かれてるヒゲ面がなかなかのブサイクで、おシリはガッチリむっちりデカくて、リアルゲイ臭がぷんぷん。
しかし!内容は年下の男が、恋をし…

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