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登田好美
みざき
ネタバレ
澤根圭太という無表情な男の子が好き。 彼は決して多くを語らないけれど、素直で、正直で、真っ直ぐで、言葉にまるで嘘がない。 発する一言に10くらいの想いが詰まっているというか。 だから読者にも新見の心にも真っ直ぐ伝わって来るのかな。 セックスフレンドの関係から始まったはずの2人が、ここまで深く揺るぎない関係になるだなんて。 優しくて、どこまでも真っ直ぐな澤根からの言葉があるからこそ、何…
水壬楓子 小山田あみ
水壬楓子先生の初オメガバースもの。 こちら、すっごく面白かったです! オメガバース的には王道設定寄りかと思うのですけれど、ベテラン作家様が味付けをするとこうも面白くなるのかと。 コミックス版は未読ですが、今作だけでも十分に楽しめました。 どうやらリンクしている部分もあるようなので、コミックス版も気になるところです。 昼間は財閥の御曹司で次期当主候補。 発情期の夜は、自身が経営する娼…
赤河左岸
すごい読み切り集。魅力しかない。 カバーイラストに惹かれて手に取り、読み始めると魔法にかかったような気持ちになる。 言葉が出ないほど美しく、素敵な世界観が広がります。 これはぜひ1度読んでいただきたい作品集かも。 特に1作目と3作目が好みでした。 ◯ふたりぼっちのエバーアフター 何者かの死に際から始まる物語。 ある日、少年エーミルは不思議な夢を見る。 いつからか共に暮らしている…
本編終了後のお話。 上下段組で本文は7Pほどのショートストーリーなのですが、本当に愛に溢れていてたまらなく良いので…!! 本編がお好きだった方はぜひ入手して欲しい小冊子です。 攻めであるグシオン視点で描かれる今作。 タイトル通り、しあわせで満ちています。 フラドカフ国との戦が終わってから、リディルと2人でゆっくりと過ごそうと思っていたものの、戦後処理が思いの外長引いてしまっていて、こ…
尾上与一 yoco
知らずにいる、というのはある意味幸せなことなのかもしれません。 相手を知らずにいれば、それ以上好きになることも、こんなにも狂おしく想うこともなかったのに。 でも、それと同じくらい辛いけれど知って良かったこともある。 物語全体に漂う、そんな切なさが不思議と心地良く、とても美しい作品でした。 ああ、本当に良い作品を読んだなと感じます。 偽りの婚礼という切迫した状況から始まる物語。 序盤…
ビリー・バリバリー
初ビリー・バリバリー先生作品でした。 なにこれ、すっごく面白い。 設定もキャラクターも最高じゃないですか? セリフ回しが特別それっぽいというわけでもないのに、海外の空気を感じるというか。 なんとなく海外ドラマのようなおしゃれな雰囲気がありますね。 現代に生きる吸血鬼達の姿が、どの人物もとってもクールでチャーミングなんです。 1度読んだらどんどん惹き込まれる。 ウウン、これは夢中になっ…
月東湊 水貴はすの
ブーゲンビリアの花が咲き乱れる砂漠の小国・フサーム。 気高く、凛とした美しさを持ち、人々から「正義の天秤・鷹(サクル)」と呼ばれる褐色の彼は、夜の帳の下ではとても素直であまりにも愛らしい人だった。 いやあ…なんでもっと早くこの作品を読んでいなかったのか。 アラブものなのですが、こちらの作品は日本人×アラブの王子様という組み合わせ。 今となってはアラブ受けは少なくありませんよね。 しか…
熊猫
あ〜〜〜も〜〜〜〜 ほんっとうに可愛い続編でした…! 読中・読後の私の気持ちは本編のエリルとデューラが全て代弁してくれていた… 全体的に明るい雰囲気なのは変わらず、ラブ・コメディ・新たな展開・そしてキャラクターの掘り下げ・過去の救済と盛り沢山でありながら、始まりから終わりまでのテンポとバランスが良く、前作同様とても読みやすく後味よくまとまっています。 甘く可愛くて、誰も傷付かない安心し…
原作はどちらも既読、ドラマCD「家族になろうよ」は未聴取です。 原作の上下巻の思春期ならではの青さがすごく好きで、今回2枚組でドラマCD化されると聞いて発売を楽しみにしていました。 以下、普段あまり声優さんに明るくない者のレビューとなります。 少々長いレビューとなってしまいました。 概ね原作通りに進みますが、ちょっとしたセリフが足されていたり、音声だけでも状況が分かるようにセリフ順が細…
秀良子
読み終えた後にもう1度読み返したくなるような魅力があります。 紙媒体で本書をお持ちの方は、ぜひカバーを取って広げて見てほしい。 シンプルだけれどインパクトがあり、読後に見返すとなんだかグッと来るセンスの良さ。 こちらの作品は2012年刊行との事で、レビューを書いている現在(2020年)から遡ると、もう8年も前に発売された作品なのですね。 発売当時にもこの鮮烈なカバーイラストとデザインに…