kurinnさんのレビュー一覧

九尾狐家異類婚姻譚~黒い瞳の花嫁~ 小説

鈴木あみ  コウキ。 

新鮮味がなくなって来ました

ちょっと期待し過ぎたかもしれません。いつもより萌えが足りなかったです。たぶん焰来と八緒の両親CPが好きだからかもしれません。炯都の寿命問題が解決したのは良かったけど、駆け足感が否めませんでした。翰林院のエピソードが短かすぎたのも残念でした。
エチする仲になるのも早かったし、アレクサンダーが炯都を初めから好きなのが分かるので切なさが足りなかったです。
個人的には子どもたちの話より八緒が本来の姿を…

2

あしたあさってそれからいつか コミック

いちかわ壱 

家族の物語でした

いちかわ先生らしい丁寧な作品だったと思います。
実は駿介が初めから秋の事が気になって店に現れたのは終盤になってからわかりますが、ゲイの秋がノンケの駿介に告白されて戸惑いながらも、駿介の隣が居心地が良くて離れがたい気持ちになるのも分かります。
元カレ登場によって掻き回されますが、結局は秋自身の問題だったんですね。駿介は若いのに良い男でした。秋の両親の心もガッチリと掴んでるし、いつでも入り婿OKな…

1

オオカミくんはこわくない コミック

佐倉リコ 

紳士な狼

黒兎が褐色肌で耳が垂れてて、色っぽくて可愛いです。志狼も銀髪で一途で優しくて文句無しにカッコいいんだけど、なんだろう物足りないんです。エチシーンが少ないとかではないです。黒兎が肉食人種の生徒に絡まれそうになっても志狼のひと睨みで退散するし、家の周りをウロついてた不審者も一度懲らしめてからは現れてないし、志狼は黒兎が発情期の時にチョコッと暴走しかけたけど、踏みとどまれた紳士です。あとは黒兎の気持ち次…

3

「運命の、糸はひそかに」発売記念ペーパー 特典

幼馴染4人のある日のやり取り

泪が仕立屋で礼央の作業を手伝っていると何やら甘い香りが漂って来て、今日は来る予定では無いけど理人が来るかもと、言った途端に店に現れた理人とパン屋の斗真。
今噂していたんだよと言って席を外した泪。
その途端に礼央が2人に何の話をしていたんだよ?
言葉を濁す理人に猥談だと暴露する斗真。
番の間での好意のやり取りで発するフェロモンの香りは、他人には分からないのを知らない泪。性教育を受けて無いので…

1

羽化 コミック

赤河左岸 

体格差が凄すぎて

まず、獣人のボディーガードのアルブレヒトとあさひの体格差に度肝ぬかれました。体格差が好きと言っても凄すぎます。というか、程よい時と差があり過ぎる時があったように思いました。
北海道の伝説の殺人ヒグマ並みにアルブレヒトがデカイ時がありました。笑。
それから、絵が不安定だと思います。
狼の獣人は他の作家さんも良く描かれているので、比べてしまいます。可愛い狼です。馬にも見えて肉食獣には見えません…

2

社長と元ヤンの幸せ子連れ生活 小説

小中大豆  金ひかる 

ちょっと不完全燃焼

昂成が龍基を気になり出したのは、引っ越し後のあたりの描写ですぐに分かりました。ただ、龍基の異父兄である剛の元彼設定である事が、萌えを半減させました。
別に元彼でも良いのですが、設定的にガッツリと弟カップルに関わってくるし、良い人ではあるんですがデリカシーがないので切ない展開にならないのです。攻めの受けに対する愛情を安心して読みたい方には良いと思います。
ですが、受けの切ない感情の動きが好物な方…

1

ネコ×ネコ コミック

たつもとみお 

不完全燃焼でした。

正直に言いますと、期待程ではありませんでした。
期待し過ぎたからかもしれません。受けの敬太がガタイが良くなってからの、攻めだった智史が華奢に見え過ぎだからだと思います。敬太が成長しても智史と同じくらいでも良かったと思います。以前、智史が敬太を抱いていたのが中々想像出来なくて、確かに挿入場面はあったものの、攻めの感じが出てなかったです。なのでリバの良さが活かされてませんでした。抱かれてる敬太の方が…

3

紳士な狼の愛の巣で 小説

松幸かほ  Ciel 

攻めのスパダリ感が中途半端

わりとアッサリとした印象です。エッチはアッサリでは無かったですけれど。笑
泉が出会った瞬間から人狼に関して驚愕とか恐怖をあまり感じていなくて、それが綾宥が泉に惹かれる要素でもあったんですが、告白されてからも自然と受け入れてましたね。
激烈に反応したのは綾宥が見合いをしたと誤解した時って、もうそれって好きなんだよね。
ペットショップの先輩に関しては、今ならパワハラで訴えられるレベルで、綾宥にサ…

0

獅子は運命のΩを求める 小説

佐倉温  すずくらはる 

あまり可愛げの無いΩでした

お互いを思い遣る上でのすれ違いと、記憶喪失故の焦ったさが前半はありましたが、それでも知らない世界に飛ばされた心細げなルイと甘やかすヒューゴの二人だけの世界は良かったです。二人の幼馴染のシオンが現れてからは急展開で、徐々に失われた記憶が分かって来るのですが、ヒューゴの弟の小物感が半端ないです。それから、何故にヒューゴが皆から恐れられるようになったかも分かります。運命の番を失った慟哭は胸が苦しく悲しか…

1

今宵、天狗は花印に契る 小説

長朔みかげ  沖麻実也 

もっと厳しい天狗の世界観が欲しかった

読みやすかったし、良く練られた作品だと思いました。辻褄も合ってたし、キチンと伏線も回収されてたんです。でも、読み終わるとちょっと足りないんです。那智が人の善や陽の気持ちなどから産まれた山人だからでしょうか?鳩羽や双子の兄弟を許さないから自分が立派な頭領になるのを逃げないで見届けさせる為に残すって?蘇芳じゃなくても心配になるわ!
そこは羽根を千切るなり手脚斬り捨てるなり罰を与えないと!里に妖魔を入…

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