Sakura0904さんのレビュー一覧

クマとインテリ コミック

basso 

さくさく読めるけれど丁寧な短編集

 basso先生の線が太めで濃い絵のタッチが、イタリアの風景とインテリ男達によく合いますね。短い作品が何本も収録されていて、どれも淡々と描かれているのだけど、1人ひとりのキャラクターを丁寧に練ってあるなぁという印象でした。草臥れたおじさんのふとした時の色気、お人好しな青年の正直過ぎる気持ちの吐露、ベッドでは気怠そうな雰囲気だった受けが涙を見せる瞬間。日常に近いようで、結構ドラマチックな展開があった…

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花がら摘み 下 コミック

ツバダエキ 

とにかく菖蒲の素敵さを感じて欲しい

 柊の魅力は下巻でもあまり理解はできず。こちらでも何度か柊の学生時代の回想が入るのですが、読めば読むほど、この時点で既に菖蒲はすごく優しく接してない? 柊もそれをちゃんと感じ取ってたんじゃない? なんで当時は菖蒲に虐げられていたという思い出にしかならなかったんだろう、と疑問に思いました。第一印象が楓と比べて最悪だったから、こんな奴に好意を持てるはずがないと、柊の中で無意識にストッパーがかかっていた…

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花がら摘み 上 コミック

ツバダエキ 

攻めにはすごく萌えた

 惜しい。絶妙に惜しいです。攻めの菖蒲のビジュアルはすっごくタイプですし、一見悪者のように見えて内面は誰よりも優しい性格をしているところも大好きなんです。ただ、受けの柊のあざとさがかなり鼻につきます。彼はΩだし、学生時代は不器用な菖蒲に虐げられてきたし、自己肯定感が低いのはもう仕方ないと受け入れて読みました。でも、菖蒲を振り回す不意の言動に全部狙っているようなあざとさがあって、柊は無意識なんだと分…

8

恋友トライアングル コミック

イクヤス 

細かいことは気にせずに楽しもう

◆恋友トライアングル(表題作)
 斬新な三角関係でした。最初は西村←酒井←北田という関係で、酒井の好意を知ってからは西村も酒井に恋愛的好意を抱くようになり、2人は両想いになります。しかし、長年西村のことを相談しながらセフレをやってきた北田に対しても、酒井は西村に対してほどではなくても恋愛的好意に限りなく近い情を持っています。なので、西村と酒井がくっついても、北田との関係が終わることはなく、3人で…

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ふたりのライオン コミック

古矢渚 

無愛想な受けの表情が崩れる時

 周囲に勝手に怖がられて性格を誤解されていた男子が、本当の性格を理解して優しく受け入れてくれる相手を見つけ、だんだん心を開いていく姿って素敵だなぁと思いました。結構ページ数が多いですが、実際に読んでみると台詞やモノローグはさほど多くなく、宍戸と鬼塚のやり取りに絞って描かれているので、中弛みなどはまったく感じないほど読みやすかったです。

 宍戸と鬼塚の友人関係は中盤まで超健全で、私も初めて親友…

2

野ばら コミック

雲田はるこ 

可愛い雰囲気の中に潜む性の問題

◆野ばら(表題作)
 妻にゲイであることを告白して拒絶されてしまった傷心中の神田と、彼が働いている洋食店の店長である年下の梶原。神田の娘のモネも絡み、賑やかな雰囲気の作品となっていました。最初は穏やかな性格に見えた神田ですが、物語が進むにつれ、ゲイであることを今までひた隠しにしてきた弊害か、非常にネガティヴな性格が表れてきます。しかし、梶原がかなりの行動力と度胸を持っているおかげで、神田がうじう…

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ハニーソルトアンドビターシュガー コミック

ソライモネ 

素直な子の純愛は辛い

 『それでも恋する迷探偵』にも登場した谷が攻めとなって登場し、警部補として登場した川野の弟の総悟目線で、彼が谷への想いを募らせていく様子が描かれていました。谷はずっと瞬を好きだったようで、それは総悟と深く付き合うようになってからも変わらず、最後の方までかなり切ない物語となっています。谷は瞬では埋まらない寂しさを総悟で埋めているわけではないし、ちゃんと総悟には総悟の魅力を感じて付き合っているのだろう…

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パパ's アサシン。〜ダニエルは飛んでゆく。〜 コミック

SHOOWA 

パパじゃなくても龍之介の笑顔は守りたくなる

 パパは龍之介の秘めた想いにはまだまだ鈍感で、2人の関係にほとんど進展はありませんでした。パパが正面切って間に割り込んだせいで、ヴィスとの関係も断たれてしまった龍之介。でも、パパには最後まで自分の好意を伝えることもなく。いつか彼が本音を言える日は訪れるのでしょうか。

 パパは息子を心底愛しているけれど、それはどこまでも親子愛でしかなくて。もちろんもし龍之介が告白したとしても、パパが不快感を示…

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パパ’s アサシン。~龍之介は飛んでゆく。~ コミック

SHOOWA 

パパ、本当に罪な男

 今後の展開がすごく気になるところで終わりますね。男手ひとつで育てられた龍之介。小言がうるさかったりちょっと過保護なところもあったりするけれど、基本的には自由にやらせてくれて、面倒見も良く、何よりセクシーでイケメンのイイ男であるダニエルパパに惚れています。彼らの普段の会話は、とても健全な親子の会話。でも、パパの女性関係や龍之介の付き合いのこととなると、時々不穏な空気になることも。パパの恋愛に関して…

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やぎさん郵便 3 コミック

草間さかえ 

この時代の雰囲気がたまらなく好きだ

 素敵な終わり方でした。廣瀬も花城も、澤も有原も、皆ようやく自分が満たされ心穏やかに身を委ねられるような相手を見つけたんですね。4人それぞれの形の幸せがすごく伝わってきました。特に、今まで本気で愛を注ぎたいと思える男に出会えなかった澤と、人生に後悔ばかりで自分の行動に自信の持てなかった有原が、お互い気を許し合い、まさに恋人らしいやり取りをしているのがたまらなかったですね。有原が廣瀬を好きになった経…

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