ボタンを押すと即立ち読みできます!
そのような予感はしておりましたが、『続く!』でございました…
ああ、また長く待たなければいけないのですね(涙
連載が年に一、二回だったこの二巻ですが、雑誌掲載がもう少し増えると良いなあ。
前巻は龍之介がパパ・ダニエル似の男、ヴィスとの密会(?)中にダニエルから連れ出されるところまででした。
ここが激しく痺れた前巻。
龍ちゃんはずっとダニエルが好きで好きで仕方ないのですが、ダニエルにとっては目に入れても痛くない最愛の息子でありまして。
血は繋がってないんですけどね。
龍ちゃんが大きな、しかも得体の知れない(なんかタツノオトシゴらしい)ぬいぐるみを自分の心を守るように抱きしめてる様が泣ける。
そして、ゲイ(バイ)だとカミングアウトした後、ダニエルがくれたバナナのマスコットと一緒に寝てるのがもうねえ…
シュールな笑いに隠された切なさが凄いです。
しかしそんな切ないのもつかの間、龍ちゃんとダニエルの逃避行が始まります。
龍ちゃんの本当の生まれについてもこの巻で明らかにされ、その生まれのせいで今迄狙われていたのですね。
ダニエルはアサシンだった過去がありますが、今はその仕事からは引退し、龍ちゃんの身を守り隠れて暮らしていたわけです。
が、それがとうとう見つかり、殺し屋が多数襲いかかる中の出国。
ただ、そういうことに龍ちゃんが文句も言わずダニエルへと従い、そして、それが結果的にダニエルを独占する形となった現状に喜びを感じているのがねえ、健気だよ、本当に。
手を繋いで歩く、そんな触れ合いだけでもダニエルを感じ、そして自分の欠けたままの心は一生そのままなのだと確信する龍ちゃんが…ああ、ホロリ。
「恋はカイワレだ、龍」ってダニエルのモノローグ、吹きますけども、でもなあ龍ちゃんには恋はカイワレじゃないんですよね。
刈っても後から後から生えてくるものとは違って、一生深く根を張る、そんな恋なのですよ。
余談ですが、ヴィスが完全にただの当て馬(や、ただではない気の毒な当て馬)だったのが意外でした。
前巻で出た時は殺し屋かと思ってました、ごめんねヴィス(苦笑
前巻も読んでいるうちに、
あれ?あれ?これはこっちに行くの?と思ったが
今回はそれを大きく上回る急展開。
ジェットコースターのように、銃撃戦、逃避行、と続く。
そのハードボイルドな展開と、シリアスな過去編、
それに独特の時にシュールなギャグが組み合わさって、なんとも面白い!
龍之介が抱いて寝ているタツ子は
巨大な竜の落とし子のぬいぐるみだったのねw
そして、ほほう、バナナはパパの手作り!ww
ヴィスの登場は単なる偶然とは思えなかったんだけれど、
うまく逃亡劇に利用されて、このまんま退場?いやどうなる?
海外に逃げたダニエルパパと龍之介。
恋人のふりでパパと手を繋いで幸せそうな龍之介や、
エロ本を選んでいる(パパに買って貰う)場面の可愛さ。
直接的なエロはないけれど(自慰はあるよ)、龍之介の思いが切なくて
パパがセクシーで(現在もだけれど過去編がイケメン!)、
キュンとする。
とにかく続きが待ち遠しい!
そして、次は誰が飛んでゆく?
※前巻の表紙も面白かったが、今回の表紙はよく見るとかなり面白い。
そしてカバー下は、笑える迷路(今回は作者作)。
shoowa先生の描く雰囲気に痺れてからはや数年
一巻から引き続き主にコメディ調で、アッ…もウッ…もない展開のお話です。
にも関わらず何故こんなにも心が切なくなるのか。これがshoowa先生マジックなのか。
即効性のある劇薬のようなドキドキとは違う、なんというか一ヶ月後にふと読み返したくなって、落ち着いた頃にまた読み返したくなって、その度に面白いなぁと満足できてしまう、コーヒーや煙草みたいな作品だと思います。
ネタバレ&個人的嗜好ですが、2巻の最終話
「手がジンジンする」
「さっきからずっとジンジンする」
このモノローグにあのイラストを当てて語るセンスがたまらなく好きです。
それに台詞のないカットでも、表情の余韻がすごいです。
本当に映画を見ているみたいだ。
親子それぞれ、二人の関係とか未来と向かい合うことを、ちゃらけたから騒ぎでかわしつつ、そろそろかわしきれなくなって破綻してしまいそうな感じがいい。
前作は龍之介の切ない恋に焦点をあてたお話という印象が強く、その続きを読むテンションで本を開いたら今作はバイオレンス回&パパの過去と龍之介の出生回でした。
そうだ、この話そもそもの始まりはソコから始まったんだった!
スッカリ頭の片隅にいってましたよ(;^_^A
今作では命を狙われドンパチをして、海外へ逃げます。
Q.え?いきなり?? A.ええ、いきなりです。伏線あったにしろ急展開です
逃亡生活ではパパの裏の顔が沢山見れます(カッコいい!!)
龍之介を守るのに必死になるパパを見て、状況が飲み込めないながらも龍之介は「不謹慎ながら満足」と受け入れてます。(かわいい!)
平和な前作から一転、状況は緊迫したバイオレンス回でも、龍之介はパパが好きなのには変わりなく、龍之介を見てると切なくてキュンキュン!
ナンパを断るのにパパに手を握られ、頬染めて俯いてるトコとか
クッソかわいい過ぎ!!(///Д///)〜3
あとラストの手を繋いでもらって「手がジンジンする」のモノローグと何とも言えない横顔は、ちょっと泣きそうになりました。
健気で一途な龍之介が幸せになれることを祈らずにはいられません。
書き下ろしは「龍のキューティー列伝」
龍がキューティー過ぎてパパは殺されてますwしかも続くらしいw
ちなみに今作はエロ無しです。チューすらない。
チョロっと龍之介の072だけ(。-_-。)お話の流れ的に仕方ないね(残念)
ただ色気はイッパイ堪能出来ました。終始パパカッコよすぎ・・・
評価が悩みどころ・・・
過去回にBL萌えが無いのとチョコっと難しかったので、全体を見ると萌〜萌②ぐらいなのですが、龍之介の切ない片思い部分にはキュンキュン度がハンパなかったのとパパがカッコ良かった欲目で神にします(=´∀`)♪
発売をそれはもう楽しみにしていました。
やっとですネ!
パパにそっくりな見た目の青年〔ヴィス〕との出逢いを「神様からのプレゼント」だと言って彼にパパの幻想を重ねて何とか心を満たそうとしていた龍之介が、パパにヴィスとのオトモダチ以上の関係を知られ無理矢理連れ戻されるところで、ストーリー的にはまだ何も始まらないまま、まさかの【to be continued…】だった前作ですが…
ついにキタYo!の超・超・超急展開です!
今回はパパ〔ダニエル〕のターン。
アサシンだった頃のパパと、龍之介の出自、パパがあの女性から龍之介を託されることになったいきさつなどが明らかになります。
今回は恋愛色は低めなのでその向きを楽しみにして読むと物足りないかもしれませんが、ストーリー的には俄然面白くなっています。
ストーリーに関するネタバレは控えますが、ページを捲るワクテカが止まりませんでした。
若い頃のパパがまたこれイイ男なんだ!
龍ちゃんとパパの関係に進展はなくとも合間合間に挟まれる龍之介の心情には前巻以上に切ないものがあります。
日本での何もかもを捨てて二人だけで海外に逃げるのですから、龍之介にとっては事態は飲み込めなくともまさに「愛の逃避行」な訳で、恋人を捨てて自分と二人っきりでいてくれる優越感に不謹慎ながらも幸せを感じていたり。
でもそれが幻想でしかないこともまた心では分かっていて打ちのめされていたり。
ラストつら~(T_T)
あーまたこれで次を何年も待つのかぁぁぁ(;´Д⊂)゜。
しかしパパの度を超した行動で龍之介の本当の気持ちに気付いてしまったヴィスは鋭かったですね…
ヴィスが龍に送った最後の短いメールを親子が揃って読んだ状況の痛ましさには思わず胸が詰まります。(ヴィスと龍は知らないが、龍のメールはパパも受信しています)
それはさておき、なにはともあれ、龍之介のきゃりーぱみゅぱみゅ的なヘンテコ女装がカワユスギでした!