Sakura0904![]()
『簡易的パーバートロマンス』の幸の従兄弟・宇月が攻めになったスピンオフということですが、個人的にはこちらのカップルの方が好きですね。可愛い顔をして押しの強いバリタチの宇月と、柔道部でガタイもいいのに真面目で初心な直人という組み合わせが、結構珍しくて面白い組み合わせだなぁと思いました。宇月の行動にはいろいろ驚かされましたが、直人の父親にもまったく臆せず取り入ったりと、直人を手に入れるためならどの立…
マリアというあだ名を持つ演劇部の美人・優は、幼少期に女優として成功して欲しいという母親の夢を投影されながら育てられたため、性の不安定なキャラクターとして描かれています。彼の本能は男として生きたいと悲鳴を上げている、けれど同時に、周りから洗脳されるように刷り込まれた女としての生き方は、彼の中にどうしようもないほど深く根付いてしまっています。母親は彼がレイプされた時点で女になれと強制することを諦めて…
発想が面白いですね。そして、小鉄子先生の描かれる鳥がどの種類も可愛らしい。今後のメイン2人の関係に受けの犬崎の鳥と会話できる能力がどのように活かされるのか、まったく予測不可能ですが、続きを読みたいと思わせるには十分だったと思います。特殊能力を持ちながらそれで良い思いをしたことがあまりなく、むしろ鳥嫌いになってしまっている犬崎。街の何でも屋を引き受け日々仕事をこなしていますが、いろんな意味で潤いが…
踊場が弥生からの好意をちゃんと認識していながら、結構振り回していましたね。それは別に安心して胡座をかいているわけではなくて、年齢差やノンケへの配慮だったり、自分が傷付かないようにするための予防線でもあったりするんでしょうけど。でも、弥生にとっては狡い大人のやり口には変わりなくて。踊場の態度のせいで喧嘩したりもするけれど、お互い週1の逢瀬を楽しみにしているのは同じで、顔を合わせれば自然と楽しそうな…
受けの踊場が黒髪眼鏡という真面目そうな容姿なんですが、物語が進むにつれて色気の出てくるようなキャラでとても素敵でした。意外と口調が男っぽいところもいいですね。波真田先生の作品は『おはおや』シリーズしか読んだことがなかったので、こういう大人の余裕がある受けは初めてで、新たな魅力を知れた気分です。年下の攻め・弥生を無自覚に惹き付ける踊場、ゲイではないのについつい彼を目で追ってしまう弥生という関係性が…
ボクシングにあまり詳しくなく、すごく興味があるわけでもないので話に浸れるかなとちょっと心配だったんですが、それがメインではありませんでした。攻めの勁が、壮絶な人生の先に辿り着いた、最後の希望である宥。勁は彼に救われることができるのか、失った感情を取り戻すことができるのかということが軸になった、非常に骨太なストーリーでした。勁の過去が痛々しく、衝撃的なシーンもいくつかあるので、そういった描写に抵抗…
1巻で水澄の誓に対するスタンスにあまり共感できなかったんですが、それは2巻でも変わらず。セックスしないと宣言したにも関わらず、結局お酒が入ったらすっかり飛んでヤってしまう水澄。挿入はダメとかセックスはダメとか散々誓を振り回しておきながら、自分はお酒を免罪符にしていくらでも約束を破ってしまうところが好きになれませんでした。また、過去のトラウマである譲と話した際、誤解を解きに来た彼に結構恨み言っぽく…
不思議な世界観とテーマでした。BL色はそこまで濃厚ではなく、章の端々に少しずつ挟まれる程度。この作品においてはそれで十分だったと思います。主人公の平子はお人好し且つこれといった特徴のない平凡な学生で、会う人会う人にその人にとって大切な誰かや印象的な誰かと重ねられてしまい、悪い気を引き寄せやすいキャラです。本人もそれを自覚しており、自分自身の意思は周りにとって重要ではないんだと、誰かの面影を重ねら…
久々にここまで性的知識に疎い受けに出会いました。高校生になるまで勃起したこともなく、夢精を生理現象だと分かっていないのにはさすがに無理があるかな?と最初は思いましたが、女性しかいない家庭で過ごし恋愛対象が男だったならまったくあり得なくはないのかな、と思い直しました。
そこさえ受け入れられれば、あとは受けの日葵が攻めの楽によって、徐々に快楽を教えられていく様を存分に楽しめると思います。楽が…
3巻までのノリとほとんど変わらなかったですが、ついに告白してお互いの好意を知るところまで辿り着きましたね!焦らされた甲斐がありました。正直私は、あとがきで先生が仰っている通り4巻でも「どーせまだなんだろ」と思っていたので、驚きました(笑)。告白のシーンも感動的な雰囲気にするのではなく、やはりギャグでオチをつけるところが、このシリーズらしくて好きですね。5巻では今まで星のことを勘違いしていた分、少…
